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俳句修行 2008.1.28  

朝日willのおかげでしょうか。先週末は場所の問合せを多くいただき、寒
いなか、たくさんの方に来ていただきました。ありがとうございました。
普段のお店がにぎやかなのは、何よりの励みです。おじいさん、おばあさ
ん、子どもや若いカップル、さまざまな年齢の方々が同時にいて、本を読
んでお茶を飲んでいる、というのが火星の庭の最高の景色なのではないか
と、感じます。
 
willを読んだ方から「あなたが前野さん?」と聞かれることがしばしば。
中年の渋い男性(たいていマフラーにトレンチコート着用)から言われる
と、補導員に見つかった生徒みたいな気になって、萎縮します(何それ)。
記事の文章はたいてい実際より素晴らしく見えるもので、そのイメージで
ご来店されるとどんなリアクションをとればいいか悩むところです。ま、
5分もしゃべれば、中身はバレバレなんですが。はい。
 
あ、朝日willで友人たちに受けたところ。「…久美子さんを健一さんがそ
っと支える…」というくだり。「爆笑しちゃったよー」って。そうかぁ、
そんな話なら山ほどあるんだけど。
 
月曜日は火星の庭で俳句会がありました。先月の友部正人さんのライブで
新しい参加者が増えて、新年最初の句会は盛り上がりました。
得点が一番高かったのが
 
「独り居の母にひとりの寒さあり」 オリーブ  7点
 
オリーブさんはいつも高得点です。
低空飛行の私の句が近ごろない好成績をいただきました。こんな句です。
 
「大寒のしっぽにからむ吊るし柿」  火星庵  6点
 
俳句はやればやるほどおもしろく、主宰の渡辺さんが「奥の細道を読む」
という俳句連続講座を仙台文学館で開いているので通うことにしました。
なんと定員50名に130名の申込みがあったそうです。すごい人気です。
一回目参加してすごく楽しかった。前の日朝まで飲んでいたので、きっと
寝るなーと思っていたのですが、話がおもしろくどんどん目が冴えてきて
あっという間でした。渡辺さんの、芭蕉を偉人としてでなく、一人の俳人
として迫っていく姿勢に興味津々です。「奥の細道」は東北人にとって土
地の物語としても楽しめますね。
 

さて、セールが近づいてきましたよ〜。2/7〜2/11の5日間です。
BOOKMARK名古屋の一箱古本市は2/9〜3/2、ポラン書房の2箱3
日古本市は2/15〜2/17です。明日、明後日は定休日。これらの、
セール・古本市に向けて古本の準備いたします。初めて出す本が大量に
なるように準備していきますよー。えいっ!!


2月に古本セール5日間! 2008.1.23  

火星の庭オープン8周年を前に、店内で古本セールを行うことにしました。
ほとんど初めてのことです。この機会に、倉庫や未整理本を引っぱりだし
て、じゃ〜〜〜んと並べたいと思います。特典もあります。どうぞお見逃
しなく!!
 
準備を地道に始めました。昨日もその作業中。

 
いや、ケンだけじゃなくて私も作業していますよ、一応。
  
    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇
 
火星の庭8周年記念・感謝セール! 古本すべて2割引
 
2/7(木)〜2/11(月・祝日)
 
◆店内の古本すべて20%OFF
◆文庫・単行本『100円均一』『300円均一』特設コーナー作ります。
◆毎日補充します!
◆期間中、カフェは席数が少なくなりますが、通常通り行います。
◆クレジットカードのご使用も可能。お取置きは受付できません。
◆1000円以上お買い上げの方に毎日(日替わり)特典あり。
                    (特典内容の発表は2月。)
 
    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇
 
セールをしようとおもったのは、お店に置ききれない在庫をお客様にお見
せしたいなーと思ったから。ありがたいことに昨年秋から、大きめの買取
が続いています。
昨日も仙台市北部まで出張買取り。段ボール15箱お譲りいただきました。
お店の常連さんで、火星の庭の好みをわかっていらっしゃる。すぐ棚に並
べられるものばかりなのですが、棚のスペースも限られているし……。あ
と、郡山の実家(3トントラック分)と、ケンの実家に置かせてもらった
ままの本(30箱)も整理しなければ。とにかくセールに向けてできるだ
け多くの本を出せるようにしたいと思います。寒いけど、どうぞよろしく
お願いします。
  
今回は店頭のみでのセールとなります。遠方の方には申し訳ないのですが、
もしこの時期、東北へ来られる方がおりましたらご来店お待ちしています。
いずれネットでの割引サービスも企画したいと思っています。


ブルースマン、久住昌之さん 2008.1.22  

QBBのライブ、火星の庭が揺れるほどの盛り上がりでした。外の気温はマ
イナスでも、店内は熱い、熱い。

前半は、翌日上映されるDVD版『中学生日記』(上映の会場はせんだいメ
ディアテーク)についてトーク。監督の山下敦弘さんは、昨年の話題作
『天然コケッコー』を監督。つげ義春『リアリズムの宿』も映画化してい
る。今一番注目される日本映画の監督さんとか。
『中学生日記』は山下監督がQBBの許可もなく「大好きなので」作っちゃ
ったらしい。でも作品を見たQBBが大絶賛。このほどQBBの漫画も加わっ
て、DVDブックとして発売されたのでした。この日は予告編を上映。役者
さんは全員20才〜40歳というから驚き。それが制服を着ると中学生に
しか見えない。中学生(女子と男子どちらも)の恥ずかしくて、ダサくて、
甘酸っぱい世界、笑って振り返られる歳になったんだね〜。
 
お次はプロジェクターQ。ビデオプロジェクターで久住昌之さんが日々撮
りためている画像を披露。昨年よりネタが倍増、おもしろさ急上昇。何?
「垂直水田」って。画像もおかしいんだけど、実況中継する昌之さんのコ
メントが輪をかけて笑いを刺激する。お腹を抱えて笑う人多数。泣いてい
る人も。すっかり昌之ワールド。
 
2部はライブ。
 
昌之さんは何も決めないで本番に臨むらしく、この日は10年以上前に作
ったという「お相撲さんの遠距離恋愛」(!?笑)をテーマにした歌など、
卓也さんでさえ聴いたことのない歌も登場。終盤の作詞久住昌之、作曲鈴
木慶一の『骨』で会場は一気に沸騰。このライブのために、東京から来て
くれた猿渡さんのパーカッションの絶妙なからみ。卓也さんのウクレレも
なくてはならない隠し味。そして昌之さんの詞、すごいと思う。笑いなが
ら、どこかでドキッとして聴いている。鋭いのだ。その視点は過激ではっ
とする。だから病みつきになるんだろうと思った。
 
終わってからは恒例の打ち上げ。なんと14名参加。お客様33人で。今
日のメニューは、タラモサラダ、キャベツと厚揚げのカレー煮、鶏肉照焼
き、スパゲティナポリタン、大根と赤蕪のマリネ、笹かまぼこ、トルティ
ーヤチップ。ビール、ワイン、日本酒。ライブの内容がいいと、打ち上げ
が盛り上がる。
 
12時お開き。「国分町行きたいな」という昌之さんの要望で、2次会の
案内をかって出る。参加者9名。ここで仙台以外の方へ解説。国分町とい
うのは、幅十数メートル、長さ数百メートルの細道の両側に飲み屋が軒を
連ね、その数2万店といわれる、地方都市でもっとも密集した飲み屋街だ
そうだ(規模はススキノとかあるし不明)。まず、仙台の酒飲みの知る人
ぞ知るHへ。私は十数年ぶりに来ました。奥の三畳ほどの座敷きへ。みん
なで肩寄せ合ってJINROを飲む。昌之さんの「○○○○(タレントの名前
が入ります)大キライ」発言に爆笑。×××、◇◇◇も槍玉に。Hは厳密
には国分町ではないので、3次会会場へ。真夜中2時、しかも日曜日(正
確には月曜日)に開いているいい感じのお店はなかなかない。一回りして
「あ、ここいつも来るラーメン屋です」と言うと「オレ、さっきからここ
気になっていた」と卓也さん。しかしこの店は私にとってあまりにも「ケ」
(ハレの反対)の店。イベントのゲストをお連れするなど考えたこともな
かった。ここいいよ!ここにしよ!!とQBB。いつものお兄さんとおばさ
んにあいさつして2階へ。床は油でべっとりしているし、椅子はやぶれて
いたりしているんだけど、落ち着くなぁ。いつも食べている五目焼そば
など何品かと日本酒「浦霞」。「う、うまい!どれもめちゃうまっ!」と
QBB大絶賛。よかったです。まったりと、朝4時まで笑い合い、語り合う。
骨までアルコールになりそうだったけど、いい夜でした。久住昌之さん、
卓也さん、猿渡さん、そしてご来場いただいた皆様、どうもありがとうご
ざいました。
QBB、また仙台でお待ちしています!
(火星の庭ライブの様子は、昌之さんのブログでもどうぞ。)


QBBライブいよいよ今日! 2008.1.19  

相変わらず寒いですが、陽が雪に反射してぴかぴかしています。
今日は、QBBライブ。イベント前は準備で頭がいっぱいになるのですが、
QBBライブの時は、なぜか切羽詰まることもなくにやにやしています。
お二人のキャラにつられているんでしょうか。楽しいことです。今回のラ
イブは年末に急に決まったため、お正月もあるし、集客を心配したのです
が、30人以上予約が入りました。店の前は氷ってツルツルですが、その
リスクを上回る楽しさをお約束します!
 
クロワッサンの店仙台店さんよりご注文いただいたケーキは今朝、すべて
納品できてほっとしています。一人でもくもくとケーキを焼き続けた2日
間でした。24本焼きました。

林檎はお菓子に最適な紅玉を使用しています。甘酸っぱくて生で食べても
一番好きな品種です。この林檎、モーツアルトを聞かせて育てているらし
く、そのせいかわかりませんが、紅玉ながら糖度も高いのです。紅玉の赤
色はほんとうにきれいですね。オーナーの宮田さんに「今年もすごくおい
しかったですよ」と感想をいただきました。見本に渡した『エコロジカル・
ブックス』を気に入って下さり、クロワッサンの店でもお取り扱いいただ
けることになりました。クロワッサンの店にいらっしゃる方はエコロジー
に関心のある方が多いようなので、うれしいです。『エコロジカル・ブッ
クス』は手から手へ、じわじわ売れていってほしいと思っています。
 
気になっている方もいるかもしれません。恵文社さんの古本市の結果。う
れしいことに大健闘しました。このぐらいいったらいいな〜、という希望
の2倍くらい売上があったのです。といっても「このぐらい」が異様に低
かったっていうのもあるかもしれないけど。とにかくうれしいです。これ
は火星の庭の力ではなく、恵文社さんにいらっしゃるお客様の層の厚さ、
スタッフの方々の並み大抵じゃない努力のおかげだと思います。お世話に
なりました。ありがとうございました。古本市は長らくトラウマがあった
火星の庭ですが、これで抜けられるか!?
 
さて、そろそろQBBのお二人が到着する時間です。さきほどパーカッショ
ンのEさんがいらっしゃり、「久住さんと朝から全然連絡取れないんだよ
ねー」と。昨夜は原宿のアップリンクでライブだったはず。「夜中の1時
半くらいにべろんべろんに酔っぱらって電話きたんだよ。きっと新幹線で
爆睡してんだな」。ぶぶ〜〜〜〜。二日酔かな、どうなるのでしょうか。
お楽しみに!!さて、打ち上げ用の仕込みをしよっと。


QBBライブは今週土曜日です! 2008.1.16  

「QBBトーク&ライブ」に合わせて店内に「QBBコーナー」ができました。飛び出す
QBBイラストが楽し気です。

 
ライブの席にまだ少し空きがあります。マンガユニットのQBBは、お兄さ
んの昌之さんがおしゃべり、歌どちらもエンターティナーとして最高。
人を笑わせる天才です。対して弟の卓也さんの対照的にオフビートな佇ま
い、そして小声でボヤく、これがまた妙に可笑しいのです。きっと子供の
頃から二人の関係は変わってないのでしょうね。
 
初大笑いはぜひQBBライブで。お待ちしています。
 
  
お知らせ。
朝日新聞が発行しているフリーペーパー『will』1/22(火)号の一面に
火星の庭が掲載されます。内容は火星の庭の成り立ちと「エコロジカル・
ブックス」について。先日校正を見せていただき、私の顔写真にのけぞっ
た。満面の笑み、なんだけど、笑い過ぎ。吉本興業じゃないんだから…。
書店員っぽくないな〜〜、と思って電話をかけて「あの〜、写真笑い過ぎ
じゃないかと…、もし他のがあれば変えていただきたく……」「えーっと
あれが一番控え目だったんですけど…(笑)」「えっ、そうなの?ほかは
もっと大笑いなの?」「ぷっ、そうなんです」が〜ん、あきらめました。
何をそんなに笑っているのか、自分でも思い出せませんが、文章は取材の
Aさんが素敵に書いてくれたので、そちらをお楽しみに。宮城と山形の朝
刊に折り込まれるようです。Aさんが本人より火星の庭を理解して書いて
くれていて感動しました。って、自分の店は自分でちゃんと把握しておき
ましょう。
 
あと、丸善アエル店で発行しているニュースレター『ふくろうだより』に
文章を書かせていただきました。「古書店の立場から本を買いたくなるよ
うな文章を」という難しいテーマをいただき、んーーーん〜〜〜〜〜、日
常仕入れで本を買いまくっていると逆に本を買わない人がどうしたら本を
買いたくなるか、わからない。〆切りもとうに過ぎて、ああ〜〜〜マズイ、
と冷や汗かきつつ仕上げました。文芸書担当のSさんからOKをいただいて
いづれ掲載されます。貴重ないい機会をいただきました。
 
もう一つ、新宿の模索舎さんが発行している『模索舎月報』のスペース紹
介というページの原稿依頼もいただきました。「火星の庭を600字で説
明してください」というもの。これがまたむずかしい。我ながら説明しに
くい、ややこしい店をやっているのだと、今さらながら痛感。
 
昨日は模索舎さんの原稿と同じ日にポラン書房さんの古本市の目録のしめ
切り。これも不得意分野。どんな本が喜ばれるんだろう…考えあぐねて、
ポラン書房に電話。「火星の庭さんの紹介になるような本を選んで」とい
う明解なお返事を店主石田さんからいただくが、これがまためっぽう難し
い。だって14册ですよ。あれもこれもそれもあっちもこっちも載せたくな
って、頭おかしくなりそうなところで、一度断念。一晩寝て、1テーマに
決めてやることに。一回りしてやけにすっきりしたセレクトになりました。
さて、吉と出るか凶と出るか。どちらにしても古本屋は一生勉強。はい。
 
長くなりましたが、これで最期の話題。今度はケーキ。今年もクロワッサ
ンの店仙台店さんから、アップルクランブル・ケーキの大量注文をいただ
きました。明日あさっては自宅にこもってケーキ職人になります。今年も
アップルケーキをたくさんの方に食べていただきました。ありがとうござ
いました。りんごのピュレも少なくなりましたので、今月中で終了とさせ
ていただきます。
 
それではこの辺で、しつこいですがQBBライブお待ちしています!


越冬対策出稼ぎ? 2008.1.12  

年末から開催されていました「恵文社大蚤の市」が今週はじめに終了し、
次の古本市の準備をしています。恵文社さんは大盛況だったようで、その
熱気が仙台まで伝わってきました。11箱、約500冊で参加した火星の庭の
本は「恵文社スタッフにも大好評でした」と担当Yさんからのご報告。
恵文社の方々は本の目利きなので、うれしいなぁ。あれ、でもお客様には
どうだったかな、結果待ちです。
 
2月は二つの古本市に参加します。まず、名古屋で始まる新しい本のイベ
ント「BOOKMARK NAGOYA」。名古屋エリアの新刊・古書店、ブックカフェ、
雑貨屋さん、読書会のグループなど、約35の店舗やグループと合同で行わ
れるそうです。す、すごい。福岡の「ブックオカ」名古屋版ですね。
その企画の一つ、リブロ名古屋店で開かれる一箱古本市にお誘いいただき
ました。南陀楼綾繁さんや岡崎武志さん、浅生ハルミンさん、海月書林さ
んなどの参加が決まっているそうです。ここ数年、従来のデパート古本市
と違うアプローチで特色のある古本市があちこちで開かれるようになりま
した。東京は東京的な、地方は地方の地の利を活かした古本イベントが、
情熱とアイディア豊かな人達によって、楽しく活気よく行われているのを
見るのは、刺激的です。仙台は?と考えないこともないですが、こういう
ことは様々な相互作用で起きてくるもの、無理矢理一人でやろうと思って
もできないことです。仙台は仙台の機が熟するまで、足元を固めることを
優先して、夢は持ちつついきたいと思います。
 
 
BOOKMARK NAGOYA 名古屋一箱古本市
 
日程/2月9日(土)〜3月2日(日)
場所/リブロ名古屋店
〒460-0008
名古屋市中区栄3-29-1 名古屋パルコ東館4F
TEL 052(264)8526
 
 
もう一つ古本市に参加します。
 
東京・大泉学園駅のそばにあるポラン書房さんの店内で、3日間開かれま
す。目を見張るのが錚々たる参加陣です。……はぁ、火星の庭が混ざるの
が気が引けるような面々でございます。皆さんそれぞれ専門をお持ちの方
ばかりなので、雑種の火星の庭は何を出品すればいいのか……、悩みつつ、
楽しみつつ、鋭意準備中です!っていうか、お客として行きたいですね〜。
 
2/15(金)〜17(日) 「 第二回2箱3日古本市 」
-------------------------------------------------------
ポラン書房リニューアル1周年を記念して、第二回2箱3日の古本即売会
を店内にて開催。期間中500円以上お買い上げの方にお楽しみくじ引き
があるそうです。
---参加店一覧---
古書窟揚羽堂・古本海ねこ・M&M・火星の庭・九蓬書店・
古書わらべ・ごたごた荘古本部・じゃんがら堂・スタポラ書房・
徳尾書店・なないろ文庫ふしぎ堂・日本古書通信社・風船舎・
文紀堂書店・彷徨舎・股旅堂・港や書店
 
ポラン通信第2号(一月下旬発行予定)に参加店案内・出品目録抄など
掲載!ご希望の方は ポラン書房さんまでご連絡を
ポラン書房さんのHP
古本市についてはその中のこちらに情報があります。
 
ポラン書房さんは店主の石田さんとときどき市場でお会いしていたのです
が、移転してから前にも増して、店内外でいろいろな企画をされていて、
すごいなぁと思っていました、昨年暮れに東京でお会いしたときに、古本
市のお誘いを受けました。大先輩なのに、親しみやすく、いつも楽しいこ
とを考えていそうな石田さんには不思議な吸引力があるのでしょう。魅力
的な古書店主が集まってきます。末席でも加わらせていただいて光栄です。
 
あと「わめぞ」界隈でも新しい古本市があるとかないとか、敷居が低く、
古本を買う行為を楽しめる新しい古本市の流れは続くのでしょうね。


「仙臺文化」のおめでたい双六 2008.1.7  

仙台は1/6(日)夕方から大雨になりました。今日はぼやっと暖かく、
例える季節がない気候。燃料費がかからないのはうれしいけれど、冬寒く
ならないと困る人も多いはず、農家の方とか。その困りごとは回り回って
自分のところにもやってくるので、やっぱり冬はがっちり寒くて、雪がご
んごん降るのがいいのではないかな。意外にも火星の庭は悪天候に強い。
他の業種と比べて古本屋はカーーーンと晴天の日より、グズグズした天気
の方がお客様が入るような気がするのは、私だけかな。
 
ずっと紹介したかったもの。

↑雑誌「仙臺文化」6号(2007年11月30日発行)
↓その付録=『昭和9年商売繁栄双六』…タテ54cm、ヨコ79cm

お正月なので、壁に貼ってみました。当時の仙台人に親しまれていたお店
がマスになっています。振り出しは地元の華「藤崎」(デパート)、ゴー
ルは三越。ほとんどは現存していませんが、振り出しとゴールはある。が
んばれ商店。挿絵の洋装の女性が素敵です。
 
本誌の方は、「おてんとさんの世界 スズキヘキ」の登場です。仙台で
豊かな児童文化を作った人達がいた。その中心人物、童謡作家スズキヘキ
の作品を中心に、当時関わりのあった人や仙台文学館の学芸員へのインタ
ビューなど。誌面は暖かく、大正の自由な風も心地いい。
 
「カミフーセン」 スズキ ヘキ
 
カミフーセンハ
ポーンヨ ポン
オソラノ オテンキ
ポーンヨ ポン
 
イッチュ トヤマノ
クスリヤサンニ
ダレデモ モラッタ
ポーンヨ ポン
 
ポッペ フグラガシテ
フーセン フグラカシテ
アッチデ コッチデ
ポーンヨ ポン 
 
 
ヘキは「漢字から連想されるイメージを払拭し、音を意識させるために、
童謡を片仮名のみで表記しています」と書かれています。
今号も街の歴史を目で見て楽しみながら検証するかっこいいものになって
います。火星の庭で販売しています。
定価700円(税込)です。

通販も承ります。(送料ご負担いただいております。)
送料は1冊ご購入の場合は210円。(冊数が増えますと、重量に応じて
変わります。)上の方のメニューにあります「ご注文・お問合せ」のコー
ナーからお申し込み下さい。


火星の庭は1/5(土)から 2008.1.4  

あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年はどんな一年になるのでしょうか。ちっともわかりませんが、そのと
きどきにピン!と来たことを、やっていきたいと思います。
 
昨年は振り返ってみれば、怒濤のイベントラッシュでした。
そうなるとは店主の私も思いもしなかったのですが(ホント)、幸いにも
多方面からお誘いを受けて、魅力的な様々の企画をやることができました。
それもこれも足を運んでいただいた参加者のおかげでございます。
心からありがとうございました。
これからも普段のブックカフェ、イベントも来てよかったと言っていただ
けるお店になれるよう、日々やっていきたいと思います。
今年は8周年を迎える火星の庭です。末広がりのいい年になりますように!
 
さて、私、休むのが下手であります。
 
大晦日の明け方にKさんからtel。予定していた小旅行が取り止めになる。
雪山のようなその目的地は、猛吹雪で立ち往生になるだろうとの運転手K
さんの判断だった。年末年始の予定はそれ以外なし。そのままふて寝。
この気分が抜けないまま、新年3日まで、あり得ないくらいだらだら過ご
しました。夜中にエンジンがかかって妙に真剣に深夜のTV番組など観ち
ゃうのは、フリーターだった頃のよう。NHK「プロフェッショナル」のイ
チローがよかったです。娘が冬休みで、一人元気。おかげでやろうと思っ
たことがひとつもできず、年賀状は娘が寝入ってからと思うが、エンジン
がかからずTVに逃避。こちらがお世話になっていながら、先にいただい
たりすると申し訳ない気持ちが先に立ち、余計に逃げ腰。そういえば、年
賀状を出すようになったのは、お店を始めてから。それまでは、くるくる
変わる住所や人間関係でどうもそぐわない気がしていた。もっとも来るの
も10枚とかだったし。定住感が染付いてきたな。
 
今日からお店の準備。セイロンカリー、タコライス、スコーン、クッキー、
アップルクランブル・ケーキを作って、だんだんいつもの空気が戻ってき
ました。皆様はどんなお正月だったでしょうか。
落ち着いたら、どうぞ火星の庭へいらしてくださいませ。
お待ちしています。
1/19(土)「QBBトーク&ライブ」もどうぞよろしく!


 
 
 


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