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「一箱古本市 仙台」出品者続々決定! 2006.05.31  

7月のイベントのフライヤーが出来たので、ここ1週間あちこちに配ってい
ました。仙台では、メディアテークやカフェ、雑貨屋さんで手に入りますの
で見て下さいね。送ってほしい方は郵送もしますので、メールでご連絡を。
チェコのマッチラベルが並んだ素敵なフライヤーです。その間に一箱古本市
の出品のお申込みも続々いただいて、かなり集まってきました。ウェブの告
知では5/31まででしたが、まだ少し空きがありますので、迷っている方、
ぜひお申し込みをして下さいね。ゼッタイ、楽しいと思いますよ。

うれしいことに、大好きな古書店の方々にも参加いただけることになりまし
た。紙モノマニアや蔵書票、豆本ファンから絶大な支持がある神田・神保町
の呂古書房さん、モダニズム周辺の開拓者であっと驚く企画を展開している
東京・青山の古書日月堂さん、お店の佇まいから、飼い猫まで古本屋ならで
はの物語りが溢れるお店、倉敷の蟲文庫さんです。みなさん女性店主。どん
な箱を持ってきてくれるのか、これは期待大ですよ。

河北新報や地元の商業系フリーペーパー、タウン誌でも紹介されはじめてい
ます。「彷書月刊」という古本情報紙の編集者Mさんと電話で話をしたとき
「仙台で本のイベントなんてやれるものなんですかね〜」と仙台出身のMさん
に言われました。「やれないことはないと思いますよ」ときっぱり言ってし
まった。みなさんよろしくお願いします。
      
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ピッピ隊長のライブ 2006.05.23  

5/21はピッピ隊長のライブがありました。隊長の前に沖縄料理のお店「島唄」
の金本さん、女性フォークデュオの「たまご」さんが歌いました。金本さん
は唄とおしゃべりが半々。白髪姿が絵になって、後ろに沖縄の空を背負って
いるようなおおらかな人でした。「たまご」さんは透明な声で繊細なこころ
のなかを見つめる詩が包容力豊か。押し付けがまったくなく、でもすごく聴
かせるという絶妙なバランスを秘めている人達でした。火星の庭を何度も
「あったかいところ」と言っていました。
      
そして隊長の歌がはじまりました。なんだろうこの歌は。空気が変わりまし
た。みんなシーーーーンと耳をすまして聴いています。隊長の詩は、日ごろ
感じているけれど、言葉に出せない、出す場所のない気持ちを淡々と言葉に
しています。1曲毎に曲の感じが変わるのは、いろいろな音楽を愛している
ことでもあるし、隊長がいろいろな感受性を持っているということ。だから
1回聴くと、後までイメージが残る。小柄で目の大きい女性が、アコーディ
オンを抱えて体いっぱいに歌う姿を見て、なんだかどんどん、いろいろなこ
とを忘れていって、歌だけに集中していった。たぶんみんなそうだったんで
はないかな。ここに歌詞を写しても伝わらない気がする。歌だから。ライブ
が終った後、涙が止まらなくなり、友人が「ありがとう」と挨拶に来てもぜ
んぜん答えられなくて、情けない有り様でした。こんなこと、火星の庭を
やっていて初めてです。
     
隊長は本名は明かさず、写真撮影、取材も受けないというスタンスで活動し
ています。以前、とても嫌な想いをしたようです。普段は沖縄の宜野湾市に
ある「プチ・カフェBAR」というお店をしています。今回のライブは友人の
テリーさんがセッティングをしてくれました。テリーさんの高校生の娘さん
の愛ちゃんが受付けをしてくれました。次の日愛ちゃんが描いてくれて送っ
てくれた絵を載せたいと思います。またかならず隊長に火星の庭で歌ってほ
しいです。そのときは、(これは営業ではなく、こころからのおすすめとし
て)ぜひ聴いてほしいです。ありがとうございます、隊長、テリーさん。
      
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番外編『まかない日記』「喫茶店に行きたい」の巻 2006.05.23  


こんにちは。バイトのユキです。
     
5/19 おやつ…「カフェショコラ」

火星の庭のスタッフ全員、喫茶店大好き。最近は初夏の爽やかな日が多く、
喫茶店のテラス席に座ってアイスコーヒーでも飲んだら、気持ちがいいだろ
うなぁ、なんて考えたりします。接客も好きですが、お客様にもなりたいも
のです。「喫茶店行きたいねぇ、やっているけど」と誰かがつぶやく。と、
店主がスックと力強く立ち上がり、キッチンに向かう。なんだ、なんだ???
コーヒー豆を挽きはじめ、ドリップする。そこにクーべルチュールのチョコ
レートを溶かす。さとうきびのミネラル分を多く残す製法で作られた粗製糖
を加えて、カップに注いだら、上から7分立てにホイップした生クリームを
のせて出来上がり!深煎り珈琲のコクと、チョコレートの香りが絶妙の組み
合わせ!粗製糖の優しい甘さが調度よく、とろけるおいしさ。キッチンのな
かで飲みながら「ね、喫茶店にいるみたいでしょ!」どうやら店主が一番喫
茶店に行きたかったらしい。
         
追伸:
このカフェショコラはメニューにない、
またしても店主の思いつきですが、
どうしても!とご希望のお客様はどうぞご注文ください。
一杯650円でオーダーが可能です。
      
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ひきつづき「一箱古本市 仙台」出品者募集中! 2006.05.22  

7/8、7/9は火星の庭で古本フリマ「一箱古本市 仙台」が開催されます。
ただ今出品者の受付けをしていますが、お申し込みの際に提出していただく
「屋号」「テーマ」「PR」で悩んでいる方がいらっしゃるようです。これは
火星の庭で古本フリマを行う大きなポイントだと思っています。
「屋号」「テーマ」「PR」を出していただくのは、売る人、買う人のコミュ
ニケーションが発生しやすく、楽しいものにするためのものです。少々めん
どうかもしれませんが、ぜひ考えてお申し込み下さいね。あくまで「楽しく
遊びながら、古本屋体験しましょう」という意図からですので、あまり堅い
ものではありません。
ただ今20名の方からお申し込みをいただいています。火星の庭がさまざまな
一箱古本屋さんでいっぱいになるのを心待ちにしています。
       
お申し込みについてはこちらを。
      
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番外編『まかない日記』「まかないで滋養強壮」の巻 2006.05.14  


5/13 夜 ぺぺロンチーノ(豪華版)
近い将来必ず来るといわれている、宮城県沖地震の驚異にさらされているせ
いか、私は地震に敏感だ。「あっ!地震だ!」と叫んでも、他のスタッフは
気がつかなかったと言うし、店主には寝てたんじゃない?なんて、からかわ
れてしまった。あんなに揺れたのに気がつかない方がおかしいよと鼻息も荒
く言い返す。貧血気味の女性には、立ちくらみの経験があると思うが、私は
座ったままでぐらりと目眩を感じることが時々あるのだ。この「一人観測地
震」と「座りくらみ」の話をしたら、店主は「精をつけたほうがいいんじゃ
ない?」と言い、その日のまかないはペペロンチーノになった。
ペペロンチーノといえば、にんにくと唐辛子のシンプル極まりないスパゲッ
ティですが、店主が作るとこうなってしないます。(写真参照)もうペペロ
ンチーノじゃなくなっています。食した後のにんにく臭といったら。閉店後
ですよ、もちろん。おかげで鼻血が吹き出そうなくらい元気になりました。
まかないで日々健康になっていく、スタッフのユキでした。

追伸:その日のニュースを見ましたが、やっぱり地震はありませんでした。
      
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一箱古本市の出品者を募集します! 2006.05.14  

7月に行う「ナンダロウアヤシゲな7月」のイベントのひとつ、古本フリマ
「一箱古本市」の出品者を募集します。「一箱古本市」は2005年4月にライ
ター&編集者の南陀楼綾繁さんら有志で不忍ブックストリート(東京の谷中、
根津、千駄木)界隈にて第一回が開かれました。2回めも先日4/29に開か
れ、大盛況でした。当日の様子がウェブにくわしく公開されていて、ほんと
に楽しくてわくわくするイベントだということが伝わってきます。
       
「仙台でもやりたいな〜〜」とずっと思ってきて、今年2月に一箱古本市発
案者のひとり、南陀楼綾繁さんにもお会いして、仙台での実現の準備をして
きました。本家の不忍ブックストリートのような内容や規模ではありません
が、まずできるところから1回目をやってみようと思います。
      
火星の庭ウェブをご覧の皆様、私も参加したい!という方、下記の要項をご
覧の上、お申し込みをお待ちしております。
      
仙台第1回目はbook cafe火星の庭店内で50人の出品者が一箱づつ本を持ち
寄り、販売します。古本のほか、手製本やミニコミ、紙モノも出品予定。
南陀楼綾繁さん、不忍ブックストリートさん、田中栞さん、大貫伸樹さんも
一箱参加します。(その他ゲスト参加あり)売るのも買うのもの楽しい古本
フリマです。
      
開催日/2006.7.8(土)〜7.9(日)
11:00〜17:00
場所:book cafe 火星の庭
       
        
<出品にあたっての条件など>
      
*開催日7/8、7/9のうちどの日に出店するか決めていただきます。
 2日間希望もOKです。
      
*出品料は一日1000円です。2日だと2000円になります。お支払い
 は搬入の時にしていただきます。遠地の方は、ご相談の上お願いします。
     
*出品物は基本的に本、紙もの。手製本、ミニコミ、自費出版本も大歓迎で
 す。本の册数は規定の大きさの箱に入る册数になりますが、売れて少なく
 なったら補充できます。(一箱だいたい50冊です)
        
*本の値付けはもちろん出品者がします。自分が買いたくなる値段が
 目安でしょう。
         
*古本業者の営利目的の参加はイベントの主旨に反するので売るのも買うの
 もお断りしています。(例えばオープン直後に業者がほとんど買い占め
 ちゃったらイベントが終了してしまいますので)
        
*店番の必要はありません。当日は一括レジ方式で、古本市終了後精算して
 その日のうちに売上げをお渡しします。
       
*原則として搬入・搬出に来れる方が条件ですが、当日会場に来られない方
 はご相談の上、参加方法を決めたいと思いますので、まずはご連絡下さい。
       
*出品者応募多数の場合、抽選とさせていただきます。参加決定はお申し込
 みされたすべての方にご連絡します。
        
*その他箱の大きさ、準備物、搬入・搬出については参加決定次第お知らせ
 いたします。
         
*お申込み締めきり。5月31日(水)まで。
         
*「一箱古本市」について、イメージがわかない、という方は本家の
 「不忍ブックストリート 一箱古本市http://sbs.yanesen.org/を参考に
 して下さい。
 その他ご質問がありましたら、火星の庭前野までお気軽にメールを下さい。
 kasei@cafe.email.ne.jp
     
     
<お申し込み方法>
下記の要項にご記入の上、火星の庭までメール kasei@cafe.email.ne.jp
FAX022-716-5336でお知らせ下さい。
     
■氏名(本名をお書き下さい。匿名希望の場合はその旨をお書き下さい。)
     
■屋号(かならず付けて下さい)
     
■住所
     
■電話番号
     
■メールアドレス(ケータイ不可)
     
■マイ・テーマ(あなたの出品本のテーマ)(14文字以内で)
 そのPR(200字以内で)
     
■職業(もしくは趣味・特技)
     
■参加希望日 <2日間><7/8><7/9>のいずれか
     
     
開催にあたって、出品者の告知を火星の庭ウェブと「一箱古本市 仙台パン
フ」でする予定です。告知では名前、屋号、職業、マイ・テーマ、PRを載せ
て、より多くの来場者に興味を持ってもらい会場まで来ていただこうと思っ
ています。さまざまな人達の蔵書が一堂に集まることで、思いもよらない古
本の楽しみが現れる、そんなイベントにしたいと思っています。
当日は南陀楼綾繁さんが東京から来てくれます。(トークもあり)楽しい2
日間になりそうです。どうぞご参加お待ちしています。
      
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連休のお客様 2006.05.07  

このGWは顔見知りでないとどこからいらっしゃったのだろう…と思ってしま
うほど、遠くから来て下さる方が多かったです。つい「仙台にお住まいなの
ですか?」と聞いてしまいます。普段は聞かないです。「神奈川から」「東
京から」「三重から」「秋田から」…ほんとうにありがとうございます。火
星の庭はいかがだったでしょうか。「はるばる来て良かった」と思っていた
だけたらいいのですが。コットンのズボンに絶妙な配置で絵の具がついてい
る方がいらして、見とれていたら、絵本作家の荒井良二さんでした。四日市
市にある絵本のお店メリーゴーランドの増田さんとご一緒に。GWに野外です
ごく大きな絵を描くというワークショップが仙台であったようでそのゲスト
だったそうです。
        
同じときに文化出版局の編集者小山内さんもご来店していました。「手で作
る本」の編集話を聞いたり、火星の庭のしかけ絵本を一緒に見て盛り上がり
ました。
           
自信を持って市場で買ってきた本が、思っていたより売れなかったりすると
「私の本を見る目がないのだろうか」という思いがよぎるのですが、この連
休で本棚をずっーーと見ている方が多く、最後そういった「市場で気合いを
入れて買ってきた本」をお買い上げいただくことが続いて、ほーーーっとし
ています。売り上げのことだけでなく、「ああ、ちゃんと欲しいと思ってく
れる人がいた」と。
      
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桜の花見 2006.05.07  

宮城県北部の色麻町にある和田さん宅に桜の花見に出かけました。世は黄金
週間真っ最中ですので、普段は1時間半でつく道のりが、この日は3時間か
かりました。和田さんの家は鳴子温泉や、薬來山へ行く途中なのです。職業
柄(調理師や小売業)、高校卒業以来連休に出かけることなどなかったので、
休みにかける皆さんのパワーにびっくりしました。
        
桜はちょうど満開。天気もこれ以上にない晴天で、普段日陰にしかいないも
やし生活の私は、頭がボーーっ。ほら、とても効くマッサージをしてもらっ
た後、逆におかしな感覚になる。あんな感じです。メンバーは大人17人。
こども9人。こども達は野に放たれた野獣のごとく駆け回り、泥だらけであ
ります。大人達は和田さんの惜し気のないおもてなしを前に食い気に走って
いました。メニューを再現しますと、筍おこわ、わらびのおひたし、春芹の
おひたし、地鶏サラダ、ホヤ、きのこスープ、地鶏やきとり、焼そば、いち
ごのチーズケーキ、ブルーベリーアイスクリーム、もっとあったような気が
しますが、思い出せるのがここまで。すべて和田さん、または友人が生産し
ているものです。感動のあまり言葉も出ません。と書きつつ、周囲に気を
遣って書いています。実は5/3は定休日ながら、お店は開けていたので火星
の庭で和田さんの家に行ったのは私だけ。あまりおいしいだの楽しいだのと
連呼するのは気が引けます。ささっと書いて消えることにします。
     

    

    

           
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製本講座をひらきました 2006.05.02  

今回の製本講座は「文庫本をハードカバーの本に作り変える」という内容で
4/29、30の2日間行いました。お申し込みが殺到し、定員を10名か
ら15名にしても10名以上の方をお断りすることになってしまいました。
製本への関心の高さをとても感じました。山崎曜さんの「手で作る本」もす
でに一万部売れたそうです。火星の庭でも20册文化出版局から送っていた
だいて残り4册です。

幸い、講師の岡田さんは火星の庭のすぐ近くに住んでいらっしゃるし、今回
参加された方のなかにすでにプロといっていいほどの製本技術とセンスをお
持ちの方もいらして、今後いろいろな形で製本講座を開いていく環境が整っ
てきた気がしています。参加できなかった方もあきらめないで下さいまた開
催しますので!
      
講座はまず表紙の布、見返し、栞、花ぎれを選ぶことからスタート。4種類
をどういう色の組み合わせにするか、あれこれ悩んで楽しい。次に背を補強
してから栞付け、見返しを本体に張りつける。表紙の布にボール紙をくっつ
けて、いよいよ本体と表紙を接着。1ミリのズレが出来上がりの良し悪しを
決定したりするので、簡単な作業だが、どれもきっちり、ちゃんとする。の
りをしっかりつけて、ぎゅぎゅっと押し付けて貼るのは、和本と正反対。見
事全員完成しました。「脱落者も負傷者も出ないで、みなさん優秀」と岡田
さんにも誉められました。
      
お茶の時間では、岡田さんが持ってきてくれた毎年ドイツ・ライプチヒで開
かれる国際コンクール「世界で最も美しい本展」で再優秀賞に選ばれた本や
岡田さんの先生である手工製本家の山崎曜さんの手製本、イタリアのマーブ
ル紙装の小さな本など手にとってながめながら、本談義。製本途中の状態の
ものも見せていただいて製本の過程が一目瞭然。いい勉強になりました。
岡田さんの良い意味で先生っぽくない空気が、緊張をほぐしてくれて楽しい
時間があっという間に過ぎていきました。
      
気がつけば黄金週間。遠くからのお客様が多いわけです。今週は水曜日の定
休日5/3も営業していますので仙台へお出での際は、ご来店下さいませ。
      

          
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