トークイベントのお知らせ

2024年6月10日

瀬尾夏美緊急トーク「能登半島地震から5ヶ月、現地を歩いて伝えたいこと」

2024年6月10日

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瀬尾夏美緊急トーク「能登半島地震から5ヶ月、現地を歩いて伝えたいこと」

瀬尾夏美緊急トーク
「能登半島地震から5ヶ月、現地を歩いて伝えたいこと」

2024年6月10日(月)
19:00~20:30
出演/瀬尾夏美(アーティスト)
book cafe 火星の庭
参加費:1500円+1ドリンク
*能登の聞き書き作品集『ノトアリテ』付き
冊子の代金500円を全額石川県に寄付いたします

予約先:kasei@cafe.email.ne.jp
*お名前、人数をお知らせください

能登半島地震の発災から5ヶ月になる今、現地の人たちはどのように暮らしているのでしょうか。
先月、能登半島を訪ねたアーティストの瀬尾夏美さんのトークを緊急開催します。
東日本大震災、宮城県丸森町豪雨被害、沖縄、広島…と災害と戦災の地をていねいに歩き、作品を紡いできた瀬尾さんの眼に能登半島はどのように見えたのでしょう。
そしてわたしたちが今できることは何なのか、考える時間になればと思います。ご参加をお待ちしております。

-profile-
瀬尾夏美
/アーティスト・詩人 土地の人びとのことばと風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。2012年より3年間、岩手県陸前高田市で暮らしながら、ワークショップや対話の場を運営。2015年仙台市で、土地との協働を通した記録活動を行うコレクティブ「NOOK」を立ち上げる。
現在は東京を拠点に、「語れなさ」をテーマに各地を旅し、展覧会や企画を行っている。著書『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』『声の地層 災禍と痛みを語ること』など。




【終了後の報告】
6/10の能登半島地震報告会。瀬尾夏美さんのトークは急な開催にも関わらず、たくさんの方にご参加いただきました。瀬尾さん、ご来場の皆様ありがとうございました。

瀬尾夏美トーク
トークは前半に瀬尾さんから視察報告がされ、それを受けて後半は会場から感想や質問が寄せられ、それに応答するという形で進みました。参加者のなかには、東日本大震災時の行政担当者、まちづくりボランティア、津波被災者、防災研究者、報道記者、震災後の能登半島へ行った方々…、ほんとうに様々な方が集まって、活発な対話の場になっていました。
終了後に瀬尾さんをずっと取材していたテレビのディレクターさんから「お久しぶりです」と声をかけられました。何年か前に番組用に瀬尾さんのインタビュー撮影を火星の庭でしたことがあって、それ以来でした。「今日は来れてよかったです。瀬尾さんのスタンス、ぜんぜん変わってないですね」と、満面の笑みを浮かべてうれしそうに帰っっていかれました。そうか、瀬尾さんは13年前に、東日本大震災直後の東北沿岸部を歩いたように、今度は能登半島を歩き始めたのだ。今日はその瞬間を語ってくれたんだなと、静かにじわじわ興奮しました。災害と災害の語りをつなぎ合わせる長いスパンの仕事に。