Independent Bookstore Print Editions
作家が作品を売ることについて、またその試み。

Independent Bookstore Print Editions
作家が作品を売ることについて、またその試み。

2020.12.18

写真家の志賀理江子さんと書店の共同企画「Independent Bookstore Print Editions(IBPE)」についてのトークがyoutubeにアップされました。

IBPEが発足して1年の節目にプロジェクトのこれまでとこれからについて、作家、参加書店店主、ギャラリーのオーナーらが2時間にわたり語り合っています。

このトークはせんだいメディアテークの事業であるアートノードTALK企画の一環で2020年の9月に火星の庭でおこなわれました。この日は録画だけをして、後日編集したものがせんだいメディアテークのチャンネルでこのほど公開されました。

現在、IBPEは書店で展示販売するスタイルとYutaka Kikutake Gallery(東京六本木)で販売するAID企画の2種類あります。
いずれも志賀さんのオリジナルプリントを販売しています。

IBPEは、志賀さんと書店が共同で作品を選び、志賀さんが考案した額におさめてユニークピース(一点もの)として展示販売するものです。
参加書店3店のどの店で売れても売り上げはシェアされるようになっています。
これには小さい本屋が共存していけるようにという志賀さんの願いが込められています。

もう一つのAID企画は、エディションが切れた(限定のため追加でプリントしない)作品をユニークピースとして販売し、 収益は個人書店に寄付される仕組みをとっています。
なんてありがたいことだと思います。

本屋への愛情を惜しまない志賀さんの想いと行動に応えられるよう本屋の仕事をしていかなければと、奮い立たせられます。ましてや新型コロナ禍のなかでIBPEプロジェクトは大きな励みになっています。
ご来店のお客様には、志賀理江子作品を間近でいつでも観られる機会として、楽しんでいただけましたら幸です。

動画ではさらにIBPEのくわしい成り立ちや趣旨について語っています。ご興味のある方はぜひご覧ください。

アートノードTALK企画
「 Independent Bookstore Print Editions
  作家が作品を売ることについて、またその試み。」
https://www.youtube.com/watch?v=zNFwtAKpsUg&feature=youtube

出演:
志賀理江子(写真家)
菊竹 寛(Yutaka Kikutake Gallery)
高熊洋平(書本&cafe magellan)
菅原匠子(曲線)
前野久美子(book cafe 火星の庭)

2020年9月15日(火)
会場:book cafe 火星の庭
主催:せんだいメディアテーク
(公益財団法人 仙台市市民文化事業団)
企画:book cafe 火星の庭

レポート
https://artnode.smt.jp/report/20201218_8463

IBPEのすごいところは、志賀理江子さんのオリジナル作品をいつでもふらっと観られることだと思います。
現在、火星の庭では写真集「CANARY」に収録されている「Dominique」を展示しています。
青く光る湖の水面に立つ男と天を仰ぐ女の像が
美しく、体ごと吸い込まれそうな一枚です。
IBPEの作品は仙台市内では他に、マゼラン、曲線でご覧いただけます。ぜひ足をお運びください。

志賀理江子「Dominique」

【link】
「Independent Bookstore Print Editions」
https://www.liekoshiga.com/ibpe

書本&cafe magellan
http://magellan.shop-pro.jp/

曲線
https://kyoku-sen.com/

  

Yutaka Kikutakeギャラリー
http://www.ykggallery.com/

せんだいメディアテーク アートノード/art node
https://artnode.smt.jp/

★火星の庭サイト内・IBPEのページはこちら
http://www.kaseinoniwa.com/events/ibpe.html