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ジュンク堂ロフト店「本の話をしよう」は明日から! 2008.9.30  

 仙台駅前のジュンク堂ロフト店で本と古本のフェア「本の話をしよう」が
10/1から始まります。前日に買取りした本も投入して130冊納品しました。
「なるべく新刊で出ていない本で、読みやすく買いやすいもの」という
けっこう高いハードルでしたが、なんとか用意できました。新刊書店で
見る火星の庭の古本はどうなのか、どきどきです。マゼランさんの古本
も一緒に参加です。お近くを通ったらぜひ覗いてください。
〜11/3まで。補充もひんぱんにするつもりです。
どうぞよろしくお願いします。

     ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
 
 BOOK! BOOK! Sendai スタート古本市、〆切り今日までです。ご自宅
に売ってもいい本がある方、どうぞご出品ください。今回の募集告知、
メディアに頼まないでウェブとフライヤーだけでやってみた。ある程度
本好きでアンテナをはっている方に参加してほしくて。読みが甘かった
かな。最終集計して空きがあるときは、再募集するかもしれません。
10/25〜11/3の古本市の告知は、どばーーーーっとしてもらうよう雑誌、
新聞、テレビ、ラジオとも待機してくれていますので、かなり人が
来てくれるはず。店主のみなさま、きっと売れますよ。迷っている方、
煽るわけではないけどね、売れますよ。きっとすごい人がきますよーー。

     ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
 
 明日は「ふちがみとふなと」ライブ。ほぼ満員ですが、あと数人入れ
ます。どうぞメールください。関西ではその名は響きわたっているお二
人ですが、東北のこんな小さな店で聴けるのは、かなりスペシャル。新
譜の評価も高く、音楽雑誌で激賞されています。一人でも多くの人に聴
いてもらいたいなぁ。

     ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
 
 前回の庭番で話題にした隣県の買取りへ予定をくり上げて行ってきま
した。いてもたってもいられなくなって。営業日なのでケンは店番。代
わりじゃないが娘が同行(保育園の迎え時間までに帰って来れないから)。
想像以上の本の量。次回はトラックで来ることにして、とりあえず自家
用車に載るぶんだけ積むことにする。本棚から本をとりだして大きさを
揃えながら床に積んでいく。ビニール紐でしばる。そろえてしばる。そ
ろえてしばる。そろえてしばる。えんえんしばる。100本近く。3時間
やる。手の甲が赤くなっている。なのに、終わったのはリビングの本棚
3本分。別室に書庫があってメインはそちら。家主さんにはたいへんよ
くしていただきました。帰路の高速道路で凹んだタイヤが轍にとられて
揺れる。しかも反射板だけで外灯がないのよ。真っ暗闇。そして睡魔…
22時仙台着。次はぜったいトラックで。


筋肉痛でも買取りはうれしい 2008.9.26  

 「文壇高円寺古書部 in 火星の庭」再オープンしました。
手書きの看板は魚雷さん直筆。ころんと味のある文字。
 

 
初日ドアを開けると同時に古書部めざして小走りするお客様が。「すごく
ほしかった文庫がありました。」と感激して帰られる。若い文学好きの
女性。魚雷さんすごいな〜。100冊送っていただきましたが、すぐ補充
をお願いすることになりそう。魚雷さん、よろしくお願いします。

     ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
 
 もしや私の運はここまで?っていうくらい今月は取材や原稿依頼が多か
った。朝日新聞、NHK、S-style(仙台のタウン誌)、『ほっとらいん』
(ホテル・旅館の業界誌)『るるぶ』の取材(電話のみもあり)。原稿は
『日経トレンディ』、『まちりょく』『アルセン』(どちらも仙台市市民
文化事業団)、『仙台っこ』『彷書月刊』(オークション出品依頼)が。
昨日は中央公論社からお電話いただいて「『中央公論』に貴店のデータと
店内写真を載せさせていただきます」と住所を確認された。写真はメール
で送信する。ライターの岡崎武志さん執筆による、全国10の街の古書店を
紹介する記事が来月の『中央公論』に掲載されるという。岡崎さんがお釈
迦さまのように思える。
 今日は『りびる』の発売日。ビジネスマン向けの、政治と経済のかっち
りした雑誌に、なぜか本の紹介を書かせていただいています。毎回テーマ
があって、今回は「元気がでる本」。んーー、私は坂口安吾や鮎川信夫を
読んで最近元気になったが、担当の知性派美人のTさんの顔を思い出して、
田中美津さんにした。『ぼーっとしようよ養生法』もほんとうにいい本で
す。Tさんにも喜んでいただけました(プレゼントした)。
あ、『ふきながし』の原稿ももうすぐ〆切りだ。わかってるよ、吉岡君。

     ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
 
 今月宅買い(出張買取り)少ないな〜と思っていたら、2件立続けに
お呼ばれしました。一つは、近所の一軒家。友人のお祖父さんで翻訳家
をされていた方。2階のふた間がすべて本。「寒くなる前までに片付け
てくれたらいいです」というので、じっくり、ゆっくりおつき合いさせ
ていただくことになった。一日に何度も書斎の光景を思い出しては、ど
きどきしている。
 もう一件は、郊外のお宅。「『女子の古本屋』を読んであなたに買っ
ていただきたくて」と笑顔で迎えられる。岡崎さんにここでも感謝をし
つつ、「いえ、あれは岡崎さんというすぐれた文章家の方に書いていた
だいたので、実際よりよく見えるだけでして、まぁなんというかたいし
たものではないです、しどろもどろ…」な感じになる。30年分の蔵書を
譲っていただいた。特に決まったジャンルはなく、きちっ、きちっとそ
の時々の良書を読みつないで来られたことが蔵書から伝わってくる。
「いえいえ、新聞や雑誌で評判になったのを買っていただけです。」
とおっしゃっていたが、それはそれで、できそうでできないことなんじ
ゃないかと思った。
 雲ひとつない秋の空。行楽とは無縁の定休日ですが、本が買えるのは
何より元気がでます。明日は仙台の市場。売れるだろうか、買えるだろ
うか。運はまだあるだろうか。

     ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
 
 一日たって今日は市場。最近自宅のリビングとベランダにまで本を置
いていて、喘息持ちの娘によくないと思い20箱出品した。2点除いてす
べて売れる。残念ながら買いたいものはあまりなく、同業の人達とひた
すらおしゃべり。これが貴重な情報交換だったりする。15時半終了。
そのまま前述の一軒家の友人宅へ蔵書整理の続きにいく。納戸から大量
の漫画がでてきた。これは別の叔父さんの趣味で、漫画・アニメの相当
なマニアだったらしい。隣県の自宅に書斎一部屋分数千冊の漫画がある、
というので、来月伺う約束をする。2階から20kgの段ボールを18箱運
ぶ(つまり18往復)。明日の身体が心配。見ていた友人がびっくりして
いた。「久美ちゃんて肉体労働者だったんだね」と。いつもはライブや
イベントのハレの場でだけ会っているので、古本屋の買取りというディ
ープな姿を見て、びっくりしたらしい。眼が血走ってなかったかな。

     ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
 
 「ふちがみとふなとライブ」のチケット、まだ空きがあります。とに
かくいい音楽を奏でる人達です。ぜひ一度聞いてみてください。

     ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
 
 BOOK! BOOK! Sendai スタートイベント「古本市」の出品者、まだ
募集しています。手間がかかりそうという方、お店番の必要はないので
すよ。会場の店員が代行します。本そんなにないし、という方、雑誌、
ポストカード、切手、紙に印刷されたものなら本に限らず出品できます。
楽しく古本屋ごっこ。どうぞ、ご参加お待ちしています。


「文壇高円寺古書部」再開。BOOK! BOOK! Sendaiも着々。 2008.9.21  

 そうなのです。この夏、火星の庭で大好評でした「文壇高円寺古書部」
が再開します。あちこちの古本市にひっぱりだこの魚雷さんに、火星の庭
で文学の愉しみを広める助っ人として、引き続きお力添えをお願いしたと
ころ、快く引き受けてくれました。お手ごろ値段でハズレのない「文壇高
円寺古書部」再開、9/25(木)11時から。すべて新着本です。期間
は決めずとうぶん続きます。補充も欠かさずやりますよー。
 
     ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
 
 BOOK! BOOK! Sendai スタート古本市会場のひとつ、STOCKさんのショッ
プゲストが決定しました。海月書林さんです。STOCK吉岡君が「海月書林
さんにお願いしている」と言うので、荻窪・ひなぎく内店舗のクローズと
重なってお忙しいだろうから、難しいかなぁと思っていましたがご快諾い
ただきました。ありがとうございます!
仙台の海月書林ファンの皆様、ネットではなくリアルで海月書林さんの本
が買えます。お楽しみに。
 
さーー、ゲストがすべて決まりました。
 
スペシャルゲスト/3店舗で販売します:飯沢耕太郎さん(写真評論家)
ショップゲスト/
book cafe 火星の庭:友部正人さん(ミュージシャン・詩人)
書本&cafe magellan(マゼラン):南陀楼綾繁さん(ライター・編集者)
STOCK(ストック):海月書林さん(古本屋)
 
 プレイベントでこの豪華な参加者。売るのも買うのも楽しい古本市にな
りそうです。出品をお考えの方、しめきり間際だと間に合わなくなるかもし
れません。早めのお申し込みをおすすめします。
 
 すでにお申し込みをいただいている方には、今週中に出品マニュアルが
郵送で届きますのでそちらをご覧の上、出品準備をすすめてください。
「杜の都を本の都にする会」メディア部長、STOCKデザインの古本市フラ
イヤーももうすぐ完成。BOOK! BOOK! Sendai 着々と進行中。
  

  
 さらにニュース。古本市会期中に南陀楼綾繁さんが仙台へいらっしゃる
ことになりました。一箱古本市のこと、本のイベントのこと、ミニコミ、
フリーペーパーなどもろもろ、ざっくばらんにお話を聞く場をもちたいと
思います。詳細は追って。

     ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
 
 東京の古本イベントのチラシ、ふたつ同時に届きました。
 

 

 
 どちらも愉快な空気がもれてくるいいチラシ。行くぞ、必ず(まだケン
に言ってないけど…)。


秋、いろいろ 2008.9.17  

 楽しいことと、慎重にすることが交互にやってきて、楽しいときに慎重
だったり、慎重にすべきときにへらへらしたりしないよう、呼吸に注意し
ているこの頃。
 
 9/14(日)ケンと私の実家の仏事が重なり、連休中日に止むなく臨時休
業となりまして、申し訳ございませんでした。しかしケンがマッハで戻っ
てきて15時半からお店を開けるという荒技に出て、オープンと同時に中国
地方から火星の庭を目指してやってきてくださったお客様が現れるという、
嘘のような展開になりました。
 
 臨時休業。お店をやる方もツライことであります。極力避けたいのであ
ります。でも世の中は土日休みの方がほとんどで、世事もほとんど土日に
行われます。土日働いている者はその度「ワシも土日に休みたいよ」と思
うのでした。
 
 愚痴ですが。子どもが小学校へ行くようになったらますます頭が痛い。
土日に休むのは店にとって自殺行為なので…。「土日に働く親の会」とか
あるといいのに。………、いえ、なくても作りませんよ(笑)。
 
    ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
 
 火曜の定休日は、NHK「情報テラス」の取材がありました。9/18放映。
時間は午前11時半ごろで宮城県のみ。リハーサル2回、本番2回撮って
OK。古本屋の内と外の話(?)をしたら、大受け。その話はもちろん放送
されませんが。助っ人に来てくれた友人Mさん、Wさんありがとう!
 
 10月は3つの古本市に参加します。
 
ジュンク堂書店 仙台ロフト店
古本と本のフェア「本の話をしよう」
10/1(水)〜11/3(月)
 
 新刊書の本についての本、古本についての本のフェアと一緒に、マゼラ
ンさんと火星の庭も古本を販売します。期間があるので、ちょくちょく補
充するつもりです。担当書店員のSさん(お酒が大好きな元気でかわいい
20代女性)読みやすい本、買いやすい本がご希望ということなので、その
線で集めています。場所貸しではなく、新刊書店と組んで古本を売るのは、
仙台初のこと。どうぞよろしくお願いします。
 
 そしてあの銭湯の古本市ふたたび。また参加できてうれしいです。
 
第2回 月の湯古本まつり 〜古本、沸いてます〜
 
月の湯は昭和8年創業。木造破風造り建築で、浴場には富士山のペンキ絵、
床は今ではめずらしい六角形のタイルを使ってある昔ながらのたたずまい
の銭湯です。現在は週3日の営業。そんな定休日の銭湯をまるまるお借り
して、古本市を開催。カフェスペースもご用意いたします。
 
10月11日(土)10:00〜18:30 
月の湯  東京都文京区目白台3-15-7
 
■ゲスト参加者(9月14日現在)

西秋書店(神保町)http://www1.ocn.ne.jp/~nishiaki/index.htm
古本海ねこ(オンライン)http://www.umi-neko.com/
火星の庭(仙台)http://www.kaseinoniwa.com/
古書ほうろう(千駄木)http://www.yanesen.net/horo/
にわとり文庫(西荻窪)http://niwatorib.exblog.jp/
古本オコリオヤジ(林哲夫)http://sumus.exblog.jp/
善行堂(山本善行)http://d.hatena.ne.jp/zenkoh/
岡崎武志堂(岡崎武志)http://d.hatena.ne.jp/okatake/
古本けものみち(南陀楼綾繁)http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/
文壇高円寺(荻原魚雷)http://gyorai.blogspot.com/
ハルミン古書センター(浅生ハルミン)http://kikitodd.exblog.jp/
他、外市常連参加者予定
 
▼わめぞオールスターズ
古書往来座 http://ouraiza.exblog.jp/
古書現世(早稲田)http://d.hatena.ne.jp/sedoro/
立石書店(早稲田)http://tateishi16.exblog.jp/
ブックギャラリーポポタム(目白)http://popotame.m78.com/shop/
貝の小鳥(目白)http://www.asahi-net.or.jp/~sf2a-iin/92.html
琉璃屋コレクション(目白・版画製作・展覧会企画)
木村半次郎商店(文筆家・木村衣有子)http://mitake75.petit.cc/
m.r.factory(武藤良子・雑司が谷)http://www.toshima.ne.jp/~mryoko/
旅猫雑貨店(雑司が谷)http://www.tabineko.jp
リコシェ(雑司が谷)http://www.ricochet-books.net/
藤井書店(吉祥寺・名誉わめぞ民)
bukuぶっくす(「buku」・池袋)http://www.c-buku.net/
退屈文庫(退屈男・名誉わめぞ民)http://taikutujin.exblog.jp/
 
●主催:わめぞ http://d.hatena.ne.jp/wamezo/
 
 ものすごい盛況だった第一回。参加者がさらに増えて、強力すぎる面々。
わめぞならではの夢のような古本まつり。
  
   
 3つ目が、いよいよ始まるBOOK! BOOK! Sendaiイベント第一弾。
ゲストが増えました。一箱古本市の考案者、南陀楼綾繁さん!と
ミュージシャンの友部正人さん!です。なんと両者ともご本人から出品の
お申し込みを受けました。ありがたいことでございます。
 
 本の出品者、まだ少し空きがありますので、引き続き募集しています。
お早めにどうぞー。詳しくはこちら
 
 
「杜の都を本の都にする会」立ち上げ記念企画
BOOK! BOOK! Sendai スタートイベント「古本市」
http://bookbooksendai.com/
 
2008年10月25日(土)〜11月3日(月)
 
仙台市内のショップ3店に本好き50人が集まって、
10日間だけの古本屋になります。
 
スペシャルゲストに、飯沢耕太郎さん(写真評論家)、
ショップゲストに、南陀楼綾繁さん(ライター)、
友部正人さん(ミュージシャン)
 
ショップゲストにはもう一人参加。近日公表します。
 
会場:
book cafe 火星の庭(022-716-5335)、
書本&cafe magellan(マゼラン)(022-224-7560)、
STOCK(022-342-1082)
*開催時間は各会場によって異なります。
 
 
問合せ・連絡先「杜の都を本の都にする会」
〒980-0811 仙台市青葉区一番町4-1-3
市民活動サポートセンター NO.52 
tel 080-6039-8581 http://bookbooksendai.com/
info@bookbooksendai.com
 
 ということで、大量の本を用意するためお店のバックヤードと倉庫にこ
もって格闘中。この機会に店頭の本もがらっと入れ替えたいな。
 
    ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
 
 ちょっと話題が変わって。
火星の庭近くのお店で素敵な作品展が開催中。
 

 
 ニットの小物と服。作家の真鍋祐子さんは三重県在住で、古民家で
「はな」というお店をしながら創作活動しています。なんでも店内には古
本コーナーがあり、名古屋のシマウマ書房さんの古本なのだそう。そんな
縁でご来店下さり、展示にお邪魔しました。淡い色使いと細い糸で織られ
た作品は、身につけて気持ちよさそう。つけてみると思わぬ工夫がしてあ
って、おもしろい。調理をしているときに、頭にかぶる帽子を購入。シル
クなので蒸れる心配なし。23日までなので興味のある方は行ってみてくだ
さい。
 
はなニット展  ボウシ・ベスト・ボレロ…
 
9/13(土)〜9/23(火)
11:00〜18:00 (会期中無休)
会場:Kuu 仙台市青葉区本町2-10-6 本町太田ビル501号
(Date FMの裏通りにあるマンション)090-9393-3074 
 
    ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  
 
 今夜はBOOK! BOOK! SendaiのミーティングがNPOサポートセンターで。
フリーで働いている人が多いので、全員が顔を合わせるのは貴重な機会。
ミーティング後は、もちろん飲み屋へ。みんな酒飲みでうれしい。この間
はメンバーの一人が酔っぱらい、帰り道自転車で横転、骨折という事態が。
ちなみに若き女性。武勇伝だ。突っ走り女子と押さえの男子という構図は
昨今お決まりのようで、順調です。


友部さんと秋の句 2008.9.9  

 友部正人さんのライブが広瀬川沿いのカフェ・モーツァルト・アトリエ
で開かれました。この日は熱帯のスコールのような雨が降り、友部さん達
は「まるで河のなかを走っている」ように東北自動車道を北上してきたそ
うです。そんな悪天候なのに、会場は満員60人。追加で椅子を何個も出す
ほどでした。今年発売された『歯車とスモークドサーモン』からの曲を中
心に、「反復」や「水門」などめったに聞けない曲や「一本道」「はじめ
僕はひとりだった」「遠来」重量級の名曲もどんどん歌う。個人的には、
「アメリカの匂いのしない方へ」の詩の朗読と
「speak Japanese American」の流れが印象的でした。アカペラがあったり、
新曲もたくさん聞けて、音も構成もすばらしかった。
 
 何より新鮮だったのは、今回はお客として行ったので聞くのに専念した
こと。と、言いながら休憩中、物販コーナーでCD売っていましたが。スタ
ッフもそれはそれで楽しい。
 

 
 ニューアルバム『歯車とスモークドサーモン』(CD)と、
『LIVE! no media 2006 草原編』(DVD)が入荷しました。 各3150円
「no media 」は、友部さんが企画するポエトリー・リーディング。この
DVDは2006年に横浜のBank ARTにて行われました。
出演者は、
友部正人、平井正也、ぱくきょんみ、オグラ、田口犬男、石川浩司、知久寿焼、
宮沢章夫(劇作家)、峯田和伸(銀杏BOYZ)、尾上文、遠藤ミチロウ、
谷川俊太郎。
みんな個性的、ゆるぎない世界がある。見ごたえありますよー。2枚だけ入
荷です。
 
 そうだ。no media 2006年に私は出店をしていたのです。友部さんの奥
様のユミさんに「すごく長いライブなの、お客さんお腹がすくと思うからク
ミちゃん出店しない?」とお誘いを受け、2日徹夜して作って、友達のパン
屋さんにも手伝ってもらってやったのでした。DVDについていたブックレッ
トのあとがきのほんとうの最後に「仙台のブックカフェ「火星の庭」に軽食
を販売してもらいました」と書いてあった。び、びっくり。
 
 長くなるけど、もう少し。
 軽食はなんと開演前にほぼ売り切れてしまった。お客さん、何百人も来た
のだもの。百人分くらいは用意したのだが、ウソみたいに売れた。早々と店
じまいして、お客さんしていた。知久さんが「おいしかった。まだある?」
と聞いてきたけど、ぜんぜんなくて申し訳なかったな。
 出演者みんなで作っている感じで、友部さんも撤収の時、椅子の片付けや、
ステージ解体などしていた。その姿に意表をつかれて、手伝うこともできず
にソファでぼやっとしてた自分がちょっと情けなかった。なんて、思い出し
ました。いつも予想を上回る。友部さんとユミさんは。
 
 次の日は俳句会。会員の友部夫妻も参加です。皆さん前日のライブで、
俳句モードにならず苦戦した模様。私は、宴会の酒と料理の準備に頭が
いっぱいで、「今月も落とすか」と危ぶまれたのですが、一ヶ月ぶりの
晴天に気分が高まり、午前中の30分で3句作成。セーフ!となりました。
ってこんな作り方では叱られます。
 
 料理、好評でうれしい。メニューは、
 
 枝豆(仙台ちゃ豆)
 パプリカと茄子のマリネとスモークサーモン
 チキンとインカのめざめ(じゃがいもの品種)のカレー炒め
 かぼちゃとモツァレラの春巻き
 気仙沼サンマのお刺身
 ホンモス(ひよこ豆のペースト)とフォカッチャ
 色麻町産無農薬トマトソースのパスタ
 
 「飲み屋やったらいいんじゃない?」とMちゃん。
 「え、火星の庭って飲み屋じゃなかったの?」とSさん。
 カフェですよー。まだ。
 
 今月の高得点。
 
 
 多摩で黄身四谷で白身今日の月      関根かな
 
 一切も食われゆく鎌きりの恋       伊東卓
 
 園児らの背を住処とす残暑かな      桃生
 
 絵の中のコスモス揺れて夜半過ぎ     潤目鰯
 
 
 主宰に選んでいただいて、直してもらいました。
 
 秋月の沈む音あり広瀬川         火星庵
 
 最初は、
 
 秋月の沈む音聞く広瀬川
 
 だったのです。「聞く」という作者の動作がみえる表現を避けること、
 「音」といえば「聞く」のは当たり前なので省くこと、という理由で
 「聞く」を「あり」にした方がいいと。まったくそうなのです。
 
 日付け変わり、夜更けまで。最後は俳句の「は」の字もない会話だった
…。来月は10/20(月)19時から。友部夫妻はNY行きの飛行機の中
だそうです。明日は名古屋でライブ。旅から旅、歌と詩。友部さん、58歳。
日本で一番若い58歳じゃないだろうか。どこも身体の不調はないらしい。
お会いすると、こちらも身軽な気分になります。ありがとうございました。
 
     ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
 
 「Book!Book!Sendai スタートイベント“古本市”」出品のお申込み、
たくさんいただいております。引き続き募集していますので、どうぞよろ
しくお願いします。そして大好評を博した「あの」コーナーが月末に復活
します。どうぞお楽しみに。


BOOK! BOOK! Sendai スタート古本市 出品者受付開始! 2008.9.7  

『杜の都を本の都にする会』立ち上げ記念企画
「Book!Book!Sendai スタートイベント“古本市”」

本との出会い、それは人生にとって、かけがえのないものです。
そのことを、伝え、考えていく「杜の都を本の都にする会」を作りました。
街のいろいろなところで、本と出会えるように、
『Book! Book! Sendai』というイベントを行っていきます。
第一回目のイベントは「古本市」。
仙台市内のショップ3店舗合同で行われる
総冊数1,500冊の古本祭りです。
会場では本の好きな人達50人から集めた本を販売します。
スペシャルゲストで写真評論家の飯沢耕太郎さんも参加!
 
■日時:2008年10月25日(土)〜11月3日(月)
■会場
 ●book cafe 火星の庭(022-716-5335)
 ●書本&cafe magellan(マゼラン)(022-224-7560)
 ●アトリエ・ギャラリー stock(022-342-1082)
 
古本市参加の受付け期間は、9/6〜9/30。
詳しくはこちらをご覧下さい。http://bookbooksendai.com/
お申し込みは、
BOOK! BOOK! Sendai info@bookbooksendai.com
へ、メールでお願いします。

 
チラシも仙台各所にここ数日中のうち配付いたします。
 
・火星の庭
・マゼラン
・stock
・ジュンク堂書店
・金港堂書店
・メディアテーク
・仙台文学館
・cafe haven't we met
 
昨日から受付開始しましたが、続々お申し込みが入っています。
一般参加者枠が38組しかないので、〆きり日前に受付終了となる場合もあります。
先着順になりますので、参加をお考えの方はどうぞお早めに。ほんとに。
 
『杜の都を本の都にする会』のウェブは古本市に合わせての
仮サイトです。今後はコンテンツ、ブログなどいろいろ充実していく予定です。
ちょっとづつ進んでいきますので、どうぞ応援してくださいませ〜。
  
   ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
  
 「外市」でおなじみの「わめぞ」が文庫を創刊しました。

 
(わめぞブログより http://d.hatena.ne.jp/wamezo/)
 わめぞメンバー武藤良子、個展のための関西旅行記です。個展の話はそ
こそこに、歩いて飲んで食って銭湯に入って。鍵なしっ子につきまとわれ、
トビに襲われの愉快な旅行記です。ブログで公開されたもに注釈、イラス
トをつけての冊子化です。解説はライターの南陀楼綾繁さん。
外市初日から発売開始です。
 
 
■わめぞ文庫001
『大阪京都死闘篇 武藤良子関西旅行記 完全版』
 
文庫判 総ページ数58 定価500円(税込)
解説・南陀楼綾繁「野放図なうつくしさ――私が見た武藤良子」
 
 
下記でもお買い求めいただけます。
Calo Bookshop & Cafe (大阪) http://www.calobookshop.com/
book cafe 火星の庭(仙台)http://www.kaseinoniwa.com/
 
 サイズも文庫本と同じ大きさで、持ったとたん愛着のわく本です。
淡々とした語りながら、別世界に連れていかれる強烈なオーラが出ている。
そう、オーラってこういう人に使いたいよな、と思った。
 
 入荷直後からパパパっと売れていいます。お見逃しなく。
   
    ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
  
 仙台の古本地図にちょっと異変。東北大学にほど近い一番町の古本屋が
並ぶ通り。戦後すぐからの営業で、2代目の女主人が采配をふっていた「好
古堂書店」さんが店を閉じられ、そこにオンライン古書店の「本にゃら堂」
さんが開店。ひとまず、一番町の古本屋さんは減らずに済みました。
 
 古い木造建築に真新しい白い「本にゃら堂」の看板。開店数日後にのぞ
いてきました。棚にはぎっしり本が積まれていて、すでに長年やっている
かのような佇まい。好古堂さんの本ではなく、すべて本にゃらさんの在庫
だそうです。本にゃらさんははじめ、八幡町に店舗を開いていましたが、
その後オンライン書店へ転換、再度店舗オープンとなったのです。
私とは同世代で、男性ながら細かな気配りと柔和なお人柄、きっとお客様
からも頼られる店主となられると思います。


働く女性のための本 2008.9.4  

 8月のある日、『日経ウーマン』編集の方より電話でインタビュー依頼
をいただき、びっくり。返答はFAXで送ることになっていて、この定休日に
仕上げないと間に合わない。テーマは「人生を変えた、心に残る1冊」。
なんでも、作家、女優、タレント、ビジネスウーマン40人に聞くらしい。
このカテゴリーだと私はビジネスウーマンということか。いいんだろうか、
まともに就職したことのない私が。ビジネス…ウーマン…ムムム。
 
 本はすぐに決まりまして、だれでも知っている大作家。女性。現在手に
入りやすいものという希望もあって決定。古本屋なのにぜんぜんマニアッ
クでないよ。発売は10/7。要顔写真ということなので、これから撮ります。
わ、夜中2時半だ。みなさんだったら、どんな1冊を選びますか?
  
   ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
  
 先週土曜日の朝日新聞朝刊にもインタビューが載りました。テーマは、
「エコ」。今や地球環境が壊滅的であることはだれでも知っている、その
上で無気力にならないで、極論も言わないで、冷静に淡々と考えたり、対
話をするのが大事だと思う、と正直に言った。若い人に新聞に親しんでも
らうコーナーということで、こんな部外者が出ていいのか、と思いつつ、
いろんな言葉で話せた方がいいと恥を覚悟ででました。記者のKさんも若
くて、聞き上手な人だった。
  
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 「BOOK! BOOK! Sendai スタート古本市」の申し込みは9/6から始ま
ります。フライヤーがもうすぐ完成。仮サイトとメールが開通しました。
「杜の都を本の都にする会」 http://bookbooksendai.com/
出品希望の方は、今から自分の本棚と会話していてください。
「おまえ旅に出る?」
「うん。オイラ、別の人のところで読まれてくるよ」
  
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 なんと。10/1から仙台駅前ロフトのジュンク堂書店で古本フェアが始ま
り、そのコーナーで火星の庭の古本を1ケ月販売することになりました。
BOOK! BOOK! Sendai関連企画です。あぁ、仙台の新刊書店で古本を売る夢
がこんなに早く実現するとは。感無量です。古本屋はほかにマゼランさん
が参加。これもすべて書店員Sさんのおかげ。ありがとうございます!
 
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 友部正人ライブがいよいよ今週日曜日です。仙台はもしかしたら年内は
最後かもしれません。どうぞお見逃しなく!メールでのご予約も承ります。
  
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 ふちがみとふなとライブのご予約も受付開始しました。
こちらは限定35名です。ふちふなさん聴くならライブ、ですよー。


 
 
 


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