「首相官邸の前で」上映のお知らせ2015.08.30
9月17日(木)に、火星の庭を会場として
歴史社会学者の小熊英二さんが監督したドキュメンタリー映画
「首相官邸の前で」の上映会とトークをおこないます。
チラシ 表&裏 それぞれクリックで拡大します。
2012年夏、東京。約20万の人びとが、首相官邸前を埋めた。
NYの「ウォール街占拠」の翌年、香港の「雨傘革命」の2年前のことだった。
しかしこの運動は、
その全貌が報道されることも、世界に知られることもなかった。
人びとが集まったのは、福島第一原発事故後の、原発政策に抗議するためだった。
事故前はまったく別々の立場にいた8人が、危機と変転を経て、
やがて首相官邸前という一つの場につどう。
彼らに唯一共通していた言葉は、「脱原発」と「民主主義の危機」だった――。
はたして、民主主義の再建は可能なのか。
現代日本に実在した、希望の瞬間の歴史を記録。
企画・製作・監督・英語字幕:小熊英二
撮影・編集:石崎俊一
音楽:ジンタらムータ
英語字幕校正:デーモン・ファリー
出演:菅直人 亀屋幸子 ヤシンタ・ヒン 吉田理佐 服部至道
ミサオ・レッドウルフ 木下茅 小田マサノリ ほか
配給・宣伝:アップリンク
2015年/日本/109分/日本語[英語字幕つき]
©2015 Eiji OGUMA
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/kanteimae
公式Facebook:http://bit.ly/kanteimaeFB
公式Twitter:https://twitter.com/kanteimaeJP
監督・小熊英二(おぐま・えいじ)
1962年東京生まれ。出版社勤務を経て、慶應義塾大学総合政策学部教授。
福島原発事故後、積極的に脱原発運動にかかわり、メディア上での発言も多い。
2012年の著作『社会を変えるには』で新書大賞を受賞。他の著作に
『単一民族神話の起源』(サントリー学芸賞受賞)、
『<民主>と<愛国>』(大仏次郎論壇賞、毎日出版文化賞)、
『1968』(角川財団学芸賞)など。
映像作品の監督は今回が初めてだが、脱原発運動のなかで得ていた信用のために、
多くの映像提供などの協力を得ることができた。
監督のインタビュー http://www.webdice.jp/dice/detail/4792/
『いろいろな見方のできる映画だと思う。
見た後で、隣の人と、率直な感想を話しあってほしい。
映画に意味を与えるのは観客であり、その集合体としての社会である。
そこから、
あなたにとって、また社会にとって、新しいことが生まれるはずだ。』
<小熊英二監督の言葉>
「首相官邸の前で」公式ホームページより
「首相官邸の前で」【仙台初上映!】
2015年9月17日(木)
会場/book cafe 火星の庭
時間/18:30〜20:20「首相官邸の前で」上映
20:30〜21:30トークシェア
トークシェアゲスト/中沢けい(作家・東京在住)
佐伯一麦(作家・仙台在住)
SEALDs TOHOKU
料金(上映+トークシェア 要予約)
一般・1000円
大学生、20歳以下・無料
定員/30名限定(要申込)*席が埋まり次第〆切になります。
予約&問合せ:kasei@cafe.email.ne.jp
お名前、人数、電話番号、メールアドレス
(大学生、20歳以下の方はお知らせください)
*今回は30名定員の一回上映のみなのですが、
10月に仙台市内の映画館での上映を実現したいと準備をしています。
今回ご都合が合わない方、映画館で観たい方、
満席で受付できなくなったときでもご覧になる機会があると思います!
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「首相官邸の前で」の上映後、
作家の中沢けいさん、佐伯一麦さんのトークをおこないます。
そもそもこの映画上映のきっかけは8月下旬に、
「首相官邸の前で」の試写をご覧になって感激された中沢さんが、
この映画の自主上映をやりませんか?と旧知の作家仲間である佐伯さんへ
相談のメールを送られたことから始まりました。
その後、佐伯さんから火星の庭へ上映について相談があり、
私も気になっていた映画なのでぜひとも実現したいと思ったのです。
上映会でお二人のトークをしていただくことは自然な流れでした。
トークでは、お二人の映画を観た感想と
今の社会についてどのように感じているか聞けるでしょう。
それは文学者による、
学者や運動家、報道とは違う言葉に触れる体験になると思います。
テレビやネットにあふれている物騒な言葉が飛び交う時こそ
表現者、芸術家の言葉がとても大切だと思います。
またトークシェアでは、
仙台の大学生が中心となって安保法案反対の行動を精力的に起こしている
SEALDs TOHOKUメンバーによる活動報告を交えつつ、
来場者同士がフランクに対話する時間をつくります。
今とこれからの社会を考える時間をいっしょに過ごしてみませんか?
ゆっくりお茶を飲みながら。
本作品は、
9月2日から渋谷のアップリンクにて初公開、
10月には山形ドキュメンタリー映画祭でも上映が決まっています。
どんな映画か、まず観にいらしてください。お待ちしております!
追記:
(あの狭い)火星の庭で映画上映?と思われる方もいると思います。
私もそう思います。
ですが、上映のお話をいただいてから5日後の今、
この映画をなるべく早く上映したいと思ったこと、お金をかけないこと、
上映後にゲストを交えて地声が届く空間で言葉を交わすためには、
火星の庭が一番てっとり早いと思いやってみることにしました。
この映画はこれから何千回も大小の上映会で観られ、
対話を生みだす映画だと思います。
作品レンタルの都合で今回の上映は一回限りですが、
今回ご覧いただいて心を動かされた方は、
ぜひ上映会を広げていただければと思います。
火星の庭でできるのだから私にもできるかなぁと
思っていただけたらたいへんうれしいです。
いろいろお知らせ2015.08.29
この後、火星の庭にて行う催し、
現在、いくつも同時進行で準備中です!
もうすぐ発表のものもあり、
発表はまだ先のものもあり、
本に関するものもあり、
そうでないものもあり、
いろいろどうぞお楽しみに〜!
火星の庭は、
本日8月29日(土)も、
古本、カフェともに通常営業です。
・営業時間=11:00〜19:00
・古本は毎日新入荷の本を補充しています
・土日祝も通常営業
・定休日は火曜・水曜です