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ドキュメンタリー映画『A2-B-C』本日上映 2013.11.29  

   ドキュメンタリー映画『A2-B-C』、
   本日11月29日、上映です。

   

   


   入場無料で、昼と夜、2回上映です。
   監督トークもあります。
   情報は上のバナーをclick


「うち味レシピ」にホモスサンド 2013.11.15  

  
  雑誌『クロワッサン』好評連載中の
  内澤旬子さん「うち味レシピ」。

  内澤さんから、
  「前野さん、何か作りませんか?」とお声をかけていただき、
  先日の上京に合わせて、
  キッチンをお借りしてアラブの屋台料理を作ることになりました。

  火星の庭オープン時、
  カフェメニューはアラブ料理が中心でした。
  って、覚えていらっしゃる方がどのくらいいるか
  わかりませんが…。
  10年以上ぶりに作ることになり、懐かしかったです。

  シリアの激しい内戦の報道が流れるこの頃。
  アレッポはシリアの古都で、
  日本でいえば京都のような歴史のある美しい街。
  そして国際都市でもあります。
  そこが激戦地…胸が痛みます。

  20代の頃、古代遺跡好きが嵩じて中東3ヶ国を旅しました。
  途中からアラブの食べものと人への興味が勝り、
  仲良くなった人の家に遊びに行ってご飯をご馳走になったり、
  遺跡はそっちのけになるほどでした。

  ホモスを食べると、
  人懐っこくてパワフルで、裏表のない、
  愛すべきアラブの人達を思い出します。
  できることならまた行きたい。

  内澤さんもイスラエルで食べたことがあるそうで、
  ホモスをほおばると「これ、これだよね」とにっこり。
  出来上がった誌面はきれいなイラストと、
  いつの間に…と思う観察眼で書かれたレポート。

  内澤さん、楽しい時間をありがとうございました。

  

  サイトでもご覧いただけます。
  こちらでは調理法などよりくわしくご紹介しています。
  http://magazineworld.jp/croissant/uchiaji/rensai/42/

  レシピにあるパレスチナのハーブミックス「ザータル」は、
  火星の庭で販売しています。
  友人の皆川さんがフェアトレードで輸入しているものです。
  http://www.paleoli.org/


杜の都の演劇祭2013 プログラムA「父と暮せば」上演いたします。 2013.11.14  


杜の都の演劇祭2013 プログラムA「父と暮せば」
             火星の庭を会場として上演いたします。



    毎年この季節におこなわれる「杜の都の演劇祭」。
    好評の中、6回目をむかえる今年は、
    過去の上演作品のなかから4作品をセレクトして
    再演されることになりました。

    火星の庭では2008年の一回目におこなわれた
    「父と暮せば」を上演します。

    5年前の12月、
    役者の動きと声に耳をすまし、笑って泣いた時間が
    よみがえってきます。
    また上演させていただきうれしいです。

    この「杜の都の演劇祭」(愛称=杜劇祭)は、
    劇場の公演と違って、
    カフェやレストランなど普段の街の空間に、
    役者がやって来て演劇をするというもの。
    日常のなかの異空間を体験する気分を味わえるのも
    魅力のひとつです。
    
    いつものカフェへ出かける感覚で楽しめる観劇を。
    公演限定のクリスマススイーツとドリンクをご用意して、
    ご来場お待ちしております。
 

以下、公式サイトより引用

 街なかの素敵なカフェやレストランを舞台に、
 お店の自慢の料理といっしょに「ものがたり」を堪能する
 “あたらしい演劇の楽しみ方”。
 それは仙台で生まれた独自のスタイルです。
 翌2009年は仙台文学館の開館10周年記念として
 初代館長井上ひさし氏によるセレクションで演目を統一し、
 “現代社会への文学の再提示”など、
 内外から高い評価をいただきました。

 このプロジェクトは、
 演劇に携わる表現者と、店舗などの経営に携わる表現者とが繋がり、
 それを仙台市と(財)仙台市市民文化事業団が支える「三者協働」です。
 人と街との中にイマジネーションを届ける試みが、
 生活の中に沁みるように成長している手ごたえを、
 少しずつですが、しかし確実に実感しています。


   オリジナルプログラム A                      
   「父と暮せば」  作:井上ひさし
   プログラムディレクター:白鳥英一 ー鳥屋
   戯曲によるリーディング。上演時間約70分。

   1945年8月6日に広島へ投下された原子爆弾により、
   被爆した美津江。
   ただ一人生き残った自分を責め、
   図書館に勤務しながらひっそりと暮していた美津江の前に、
   原爆資料を集める青年・木下が現れる……。
   「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」。
   恋する心を封印しようとする美津江を、父・竹造は思いやる。
   時にユーモアたっぷりに交わされる父と娘の会話をとおして、
   失われてしまった二人の時間が浮かび上がる。
   出典:新潮文庫「父と暮せば」

   会場:book cafe 火星の庭
     仙台市青葉区本町1-14-30-1F
   料金:2200円(クリスマススィーツセット付き)

   出演:青柳奈美 藤原貢 ―劇団やんま

   
       ×印は満席
       表は本日11月14日時点の情報です。

   受付・開場 15分前

※上演前に飲食の提供がありますので開演の5分前までにご来場ください。
※本公演はプレイガイドでの発券はございません。
※ご予約後、入場に必要な予約番号を発行します。
※ご来場は公共の交通機関をご利用ください。


公式サイトより引用 ここまで


  「杜の都の演劇祭」公式webサイト
   http://www.morigekisai.com/index.html
   ★ご予約もこちらより!★


  

  杜劇祭のパンフレット(無料)がもうすぐ完成します。
  カラー冊子の充実した内容。どうぞご覧ください。


『A2-B-C』仙台無料上映会 2013.11.11  



  ドキュメンタリー映画『A2-B-C』、
  仙台での無料上映会のお知らせです。
  
  映画タイトル「A2-B-C」は、甲状腺の検査結果をあらわす記号です。
  イアン監督は、2011年の原発事故直後に、
  東京電力福島第一原子力発電所がある町へ入り、
  お母さん達を中心に記録したのが本作品です。
  偽りのない生の姿と声が映っています。

  先月ひらかれた山形ドキュメンタリー映画祭での上映をはじめ、
  海外の映画祭で受賞しています。とくにドイツ映画祭では
  大きな反響があったそうです。

  来春の一般公開に先がけて、現地の母親達と監督の希望で、
  仙台市と福島市で無料上映会が開かれることになりました。
  お子様がいらっしゃる方(託児申込み受付中)はもちろん、
  若い方からお年寄りの方まで、
  主義主張の垣根なく見ていただけることを願っています。
 
  火星の庭は、上映までの準備と、当日会場での情報コーナー設置の
  お手伝いをさせていただいています。
  ご来場をお待ちしております。

     『A2-B-C』仙台上映会・公式blogはこちら
       http://a2bcsendai.blogspot.jp/


 以下、公式blogより転載です 

  『A2-B-C』仙台上映会のお知らせ

  題名は甲状腺検査の判定を表す。
  「A2」は急を要しないが経過観察をする判定。
  しかし、検査を受けた子どもの母親たちは疑問を呈する。
  それは杞憂なのか真実なのか、
  「安全」という言葉が空虚な響きとなった今、
  答えは分からない。
  終わらない除染、下がらない放射線量、学校や国の対応への不信。
  今、福島で生きる子供たちと母親の記録。


    【 イアン・トーマス・アッシュ監督略歴 】
     アメリカ生まれ。2000年大学卒業後来日。
     初のドキュメンタリー映画『the ballad of vicki and jake』
     (2006)は、Visions du Reel国際映画祭で新人賞を受賞。
     滞日歴は10年におよび、本作をはじめ、
     原発事故後の南相馬で暮らす人々の姿を追った
     『グレーゾーンの中』(2012)を製作している。
     『A2-B-C』は、ニッポンコネクション映画祭にて、
     Nippon Visions Awardを受賞。

プログラム

日時:11月29日(金)
     午前の部 10:30〜13:00
     夜の部  19:00〜21:00

場所:せんだいメディアテーク7階 スタジオシアター

上映会&トーク:
10:30-11:40 『A2ーBーC』上映
11:50-13:00 トーク&ディスカッション
   イアン・トーマス・アッシュ監督
   太田茂樹(子どもたちを放射能から守るみやぎネットワーク代表)
   井形 英絵(NPO法人 被災支援ネットワーク・東北 ヘルプ 理事、牧師)

   坂田邦子(東北大学)

19:00-20:10 『A2ーBーC』上映
20:10-21:00 トーク&ディスカッション
         イアン・トーマス・アッシュ監督
         坂田邦子(東北大学)

入場料:無料(予約不要)

託児:有り(11月20日までに事前予約:
       090-9160-4343 grasskite@gmail.com 山田まで
       持ち物:昼食、飲み物)

主催: 『A2-B-C』上映実行委員会
    http://a2bcsendai.blogspot.jp/
 
協力:カエルノワ、i-くさのねプロジェクト、book cafe 火星の庭、
   社会情報学会東北支部、東北大学大学院情報科学研究科

お問い合わせ先
東北大学大学院情報科学研究科
メディア文化論研究室
坂田邦子 
mobile: 090-4428-6345
mail: k-sakata@media.is.tohoku.ac.jp

 転載ここまで 


「対話の可能性」 2013.11.09  


せんだいメディアテーク6階、「対話の可能性」展会場にて、
マゼラン、ターンアラウンド、火星の庭合同で
古本の展示販売をおこなっています。
    
「対話の可能性」では、
美術、映画、パフォーマンス、ファッション、セクシャリティー、哲学、
などジャンルを横断したさまざまな企画が
メディアテークの2階、6階、7階で、1月12日までおこなわれます。
http://www.smt.jp/dialogues/

まずは、メディアテーク館長の鷲田清一さんのお言葉を。
  (上記のリンクのページから『序』をクリックで表示されます。)

来週末には、鷲田清一氏と
ファッションブランド、アンリアレイジの森永邦彦さんのトーク
「からだ×ふく×せくしゅありてぃ」がひらかれます。
鷲田さんはもちろん、森永さんのお話しをお聞きできる貴重な機会です。

     === メディアテークサイトより引用 ===

     森永邦彦×鷲田清一
    「からだ×ふく×せくしゅありてぃ」
     私たちの身体と服飾の関係を
     今日的な目線から再考します。
     気鋭のファッションブランドANREALAGE
     (アンリアレイジ)を率いる森永邦彦と、
     哲学者でメディアテーク館長の鷲田清一が、
     各々の活動や事例を紹介しながら、
     自己表現としての、または性の主張としての、
     あるいは社会への提起としての
     ファッションについて語り合います。
     日時:11月17日(日)14:00〜16:00
     会場:6階ギャラリー4200 「考えるテーブル」にて
     参加:無料、先着順
        (席数50ほど、他は立見になります。)

        === 引用ここまで ===


そして今展示の大きな目玉が、
ダムタイプ率いる故・古橋悌ニさんの作品上映です。
「LOVERS 永遠の恋人たち」は上映のための特設会場が作られ、
鑑賞というより体験といった方いいほど。
「LOVERS」関連資料、「S/N」の上映もあります。

また、「考えるテーブル」が6階に登場。
10回に渡ってさまざまなテーマで自由なディスカッションがひらかれます。

さて。どうして古本市がこの会場で?と思われるかもしれません。
もともとメディアテークの学芸員Sさんよりマゼランさんへご提案いた
だいたことが発端。イベントの主旨をお聞きして、ぜひ古本を置かせて
いただきたいと思ったのでした。
古本市会場に掲示したステートメントで、
マゼラン店主の高熊さんが鮮やかに解説してくれています。

    ====== 高熊洋平さんの言葉を引用 ======

 本は、対談ものに限らずどんなジャンルであれ、著者が何ものかに向
き合い、応答した成果にほかなりません。つまり、なべて「対話」のド
キュメントをなしています。本の数だけ「対話の可能性」も色々です。
テーマやアイデア、あるいはスタイル。本を追ううち、何かひとつでも
目に留まり、それが次なる「対話」の引き金になってくれることを願い
ます。
 このことは、今回古本が並んでいることとも無関係ではありません。
時代を越えて売り買いされるたび、そのつど「対話」も、人知れず本に
乗って受け継がれているはずだからです。会場で販売される意味もそこ
にあると考えています。
 ところが、じつは読書が「対話」にそぐうとは必ずしも限りません。
あまりに夢中になれば孤立してしまうし、絵本や小説の味わいはただ
浸ることしかできません。言葉にするなり、空々しくなってしまいま
す。無論、感想だけならお喋りのしようもありますが。
 本は「対話」を促しこそすれ、他方で障碍になる恐れも秘めています。
「対話」を成立させたりそうでなかったり、その「可能性」の条件を、
まさに本が担っているのです。今回は、この「対話」の成立「可能性」
にも着目し、いっそう「対話」から逸れたり、成立を揺さぶるような
本も視野に入れました。
 「対話」のすぐそばには、同じ本に根ざしながら、別の「可能性」が
常に潜んでいます。ただ、それが言葉にならない気づきだったり、意識
下の作用だったりするものだから、「対話」には及びようがないだけな
のです。それでもときには、例えば味わいなら、言葉の裏地をなして
「対話」に厚みをもたらしもします。こうした、俎上には挙がらず、
でも伏流し続けるものたちを掬えるのも、じっくり読み耽られる本なら
ではないかと思います。
(会場のステートメントより)

       ====== 引用 ここまで ======

 高熊さんから読書という行為への長年の信頼と熱を感じます。
可能性には不可能性が内在している。
読書とは不可能と可能の、またはどちらにも届きようがない
未然のなかにある無数の体験と言えるのかも。
なので「対話」に関わる古本をという依頼に対して、
どんな本がいいかと考えていった先に、
ジャンルや形式ではなくなりました。
並んだ古本は、単行本、図録、雑誌、文庫から絵本、漫画まで多様な本。
そうなるのは必然なのだと高熊さんの言葉を読んで納得がいきました。
いらっしゃる皆様にとって「対話」の一冊(複数冊でも!)を
見つけていただけたら幸いです。
   
普段の店舗では考えられない、贅沢な空間に本が置かれています。
冊数は1000冊以上。
備えられたソファに座ってゆっくり読書を愉しんでもいいですし、
窓側にはカフェテーブルが用意されてそちらでも。
ここは週末のみカフェになります。
入場は無料。
来年1月12日までおこなっていますので、お近くにいらしたときは、
あのガラス張りのエレベーターに乗って6階へと上がってください。
どうぞお待ちしています。


「対話の可能性」関連展示
【マゼラン、火星の庭 ターンアラウンドによる古本の展示販売】
会期:2013.11.7-2014.1.12
休館:2013.11.28/2013.12.29-2014.1.4
時間:10:00-19:00(12月中-20:00)
会場:smt6階 ギャラリー4200

会期中はちょくちょく補充しに会場に行きますので、
お気軽にお声かけください。

ご来場をお待ちしております。


『月を見あげて』 2013.11.02  

 毎週金曜日の河北新報に連載されている、
 佐伯一麦さんの「月を見あげて」が本になりました。
 火星の庭でも入荷しまして好評発売中です。

 河北新報出版センターより発行の〈河北選書シリーズ〉の一冊です。
 手に持ちやすく、ふっと気持ちを休めたい時の読書におすすめです。

   
  
  「月を見あげて」
   佐伯一麦
   河北新報出版センター 河北選書
   四六 判  176 ページ
   2013年09月14日発売
   本体800円+税

 2010年の秋から2013年春までの約二年半が収録されおり、
 まとめて読んでいると、
 その時々紙面で読んでいた自分のことも甦ってきて、
 本で読む体験の違いを感じました。
 あの2011年3月のことも。
 あくまで一人の声として語られることに
 安堵と勇気をもらいます。

 紙上では佐伯さん自らが撮られた写真が添えられて、
 この本にもきれいな写真が入っています。
 月はもちろん、庭の草花、鳥、街の風景など
 身近にありながら、見過ごしているものたち。
 なかでも「雀の木」という写真が一番気に入りました。
 どうしてかは、本を見てのお楽しみ。
 どうぞ手に取ってご覧ください。


  また、
  火星の庭では、どの本も通販もしています。
  (送料別途。送料は、大きさ・重さにより変ります。)
        (郵便の「ゆうメール」(=冊子小包)を利用)
  ご注文は、
  ご氏名・ご住所・注文書籍名をお書きの上、
  当店 Eメールアドレス
  kasei★cafe.email.ne.jp(★を@に変えて)まで
  ご連絡ください。

  どうぞご利用下さいませ。


 
 
 


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