2009年03月 → 戻る  
 
BOOK! BOOK! Sendai 2009はじまります。 2009.3.28  

 ここのところ、お店の仕事をする以外は、
「杜の都を本の都にする会」= BOOK! BOOK! Sendai で駆け回る日々
です。あちこちにお誘いやお願いに出かけ、夜は打ち合わせ。代表の武
田さんとは、ここ一ヶ月ケンよりも会話しているんじゃないか(笑)。

 まず、4/11、4/12に地下鉄泉中央駅の泉セルバ 2Fセンターコート
にて「BOOK! BOOK! Sendai in 泉セルバ」を開催します。



 「杜の都を本の都にする会」メンバーの出品による一箱古本市です。
泉区を拠点に活動している、「絵本バンク」と「アートスタンダード」、
そして絵本専門店「横田や/ねずみくん」も参加します。

 そして、この「in 泉セルバ」イベントの初日=4/11より、
「BOOK! BOOK! Sendai サンモール一番町一箱古本市」(6/27開催)の
出店申込みを受付開始します。詳細は後日!

 「6月の仙台は本の月」ということで、いろいろ企画を準備していま
す。サンモール一番町、メディアテーク、市民活動サポートセンターを
拠点に、さまざまな場所で本の出会いをつくりますよー。

 内容については、4月上旬にお知らせできそうです。1回目なのでバー
ンとやりたい気持ちと広げ過ぎると大変なことになるんじゃないか、と
いう心配のせめぎ合い。私以外はみなさん慎重なので安心して突っ走っ
ていますが。


 ブックマーク名古屋は今週末で終了ですね。リブロさん、古本市お世話
になりました。短い時間でしたが、名古屋に行けてよかったー。
 3/20,21の一箱古本市とスムース関連のイベントはたいへん盛り上
がったようで、ブログを読んでいてこちらまで鼻血が出そう(笑)。
名古屋のいい空気を仙台までつなげたいものです。
 ★BOOK MARK NAGOYA 公式サイトはこちら
 ★第二回 リブロの大古本市 公式サイトはこちら

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

ふたりのコウタロウさん

 数日前、久しぶりに飯沢耕太郎さんがみえて、ねーねー聞いて、とい
う感じで(飯沢さんは私が知っている人のなかでも天真爛漫さは最上
位)、例のごとく、どばーーーーっとキノコの話をする。
 飯沢さん「部屋にあるガイコツの眼の穴にさ、きのこのオブジェを作
って刺したらすごくいいんだよねー」
 私「わーーよさそう。お店に飾りた〜い」
 飯沢さん「この間、荒俣宏さんときのこ対談してさぁー」
 私「ひや〜〜すごい」
なんて話をしていたのですが、ちょうどお隣で作家の伊坂幸太郎さんが
お茶をしていたので、あ!もしかしてお二人は初対面かもと思い、ご紹
介する。お互い「コウタロウ」つながりで意識されていたとか。伊坂さ
ん「さっきからすごい会話だなーと思っていました」と。そこでまた飯
沢さんがにょきにょきっときのこ話。伊坂さん引き込まれ、飯沢さんの
きのこ切手本をご購入。「じゃ、サインしてあげる」と赤いきのこのイ
ラストつきのサインをしていた。ナイス、飯沢さん。伊坂さんもとても
うれしそう。コウタロウさんという名前は朗らかな人が多いのかなぁ。

 あまり誰々が来たとかいうのは、書かれる方も読む方もどうなのだろ
うと気が引けますが、もうお一人ご来店いただいてうれしかった方。

 2月最初の日曜日午後ふらりと入って来たその人。



 細野晴臣氏ではないかーー。
 近々発売になるBOX盤(1971年の小坂忠「ありがとう」から始まって
2008年キョンキョンとの「グッド グッド」まで、楽曲を提供したおも
に歌謡曲約200曲のなかから約100曲をセレクトした6枚組CD)のブック
レットを仙台の某所でカンヅメになって制作し、めでたく完成。東京へ
帰る前に寄ってくださった。リストを見せていただくと、え、これも細
野さん!と、知らずに聞いていた歌謡曲の多いことに驚く。わ、懐かし
い、イモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」……。
 細野さんを連れてきてくれた友人A氏はそのBOX盤の監修のような役目
をしておられる。お疲れのところを邪魔しないようにと思いつつ、ケン
と2人でひそかに挙動不審になっていました。



 思わずサインをお願いしてしまった。なんと「MARS」入り。細野氏
は「また来ます」と言って一時間後に去っていかれた。はー、興奮した。
それにしてもA氏もすごい。仙台でずーっと音楽、演劇、美術、文学の
企画をやり続けている。アーティストからの信頼も高い。20代の頃、
大野一雄さんの公演を仙台で見られたのもA氏のおかげ。コレクション
も並外れていて、本、レコード、フィギュア、おもちゃ…全容は計り知
れない。ケンと私の趣味は接点ゼロなのに、両方と趣味について熱く語
れる数少ない人なのです。

 細野さんがお帰りになった後、静かだったお店が急に混みだした。カ
フェがずっと満席、古本も閉店までひっきりなし。買い取りもあった。
細野パワーなのか。やはり超人なのだろう。

 しかしこんな日はめったになく、たいていはまったりと静かな火星の
庭です。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆




 東京ライブを控えて連日リハを重ねるyumbo。閉店後の火星の庭を
使ってもらっています。おかげでいい気分で残業しています。


西日本古本旅   後編 2009.3.22  


--------------------------------------------------------
2009.03.14  名古屋

リブロ名古屋店→シマウマ書房→居酒屋
--------------------------------------------------------

 16:00名古屋着。ホテルに荷物を置いて、まずリブロ名古屋店へ。エ
スカレーターをのぼった正面、レジ脇という好立地でブックマーク名古
屋のイベント、リブロの大古本市がひらかれていた。平台と壁面の本棚
で7、8坪くらいのスペース。……
                      ★全文を表示★
                   (全文は、すこし長いです)

 
 


新作ケーキとふきながし 2009.3.20  

 仙台も春らしくなってきたので、新しいケーキを焼きました。

 「シトラスケーキ」です。国産レモンを皮も果汁もたっぷり入れて、
卵とサワークリームでコクを出したふんわり、しっとりケーキです。
ウィークエンドという名前でも知られています。焼いた初日にさっそく
1本買いするお客様が何人かいらして、好評です。カフェでもテイク
アウトでもお求めいただけます。期間は4月いっぱいくらいまで。
1ピース 400円。 (テイクアウト…1ピース 400円、1本 2000円)


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 待望の「ふきながし 5号」入荷しました。 



ふきながし 05 特集:みんなのコーヒー  A5版28ページ 630円

 コーヒーについては編集の方々が思い入れが深い分、難産だったよう
です。その成果が誌面にあらわれていて、読み応えたっぷり。
私も喫茶店本の紹介をさせていただきました。


西日本古本旅 前編 2009.3.19  


----------------------------------------------------
 2009.03.10 伊丹空港→西宮→六甲→岡本→大阪

シオサイ(休み)→口笛文庫(休み)→宇仁菅書店→うた→ひつじ書房
→Calo Bookshop and Cafe→貸本喫茶ちょうちょぼっこ→居酒屋
-----------------------------------------------------
 ちょうど関西出張だったちょうちょぼっこの福島さんと西宮で待ち合
わせ。福島さんが学生時代にバイトをしていたというブックカフェ、
「シオサイ」でランチの予定だったが、定休日。残念。
 六甲へ。「久坂葉子が自殺した駅ですよ」と教えてくれる。口笛文庫
に行くもこちらも定休日だった。早春の空気が清々しく、歩いている
だけでも気持ちがいい。…………
                      ★全文を表示★
                   (全文は、かなり長いです)


西日本の旅から 2009.3.15  

 西日本の旅から帰ってきました。本と人、人と本とくり返し出会う旅
でした。あいにく風邪っ引きのまま、はぁはぁ言いながらでしたが、行
きたいところ、会いたい人、ほとんどすべて叶いました。お会いしてく
ださった皆さま、お世話になりました。ありがとうございました。
 店に戻ったら、yumboの3/20のライブのリハーサルがはじまって、
なんともいい気分です。
 詳しい報告を早くしたいのですが、明日は「火星の庭 俳句会」、明
後日はBOOK! BOOK! Sendaiのミーティングがあり、ちょっと遅れる
かも。のんびり待ってて下さい。


旅の仕度 2009.3.6  

 リブロ名古屋さんから本が無事届いたとのご連絡をいただき、ほっと
して次のことにとりかかる。来週からの旅の仕度。

 エルマガジン社から出ている珈琲本を眺めながら、どこへ行こうか思
案中。

 当然古本屋と新刊書店と喫茶店をめぐる旅になるわけでして、どこま
で回れるか、数よりも一店一店を堪能したいものです。

 来週木曜日から日曜日まで私はおりませんが、この間も通常営業して
います(一部時間変更あり)。ケンがいつも以上に笑顔でお迎えいたし
ますので、何でも言ってください!?(例:歌って!もしくは踊って!
など)ご来店をお待ちしています。

 営業時間の変更/3月13日(金)のみ13:00から営業します。

 東京では明日から「外市」ですね。晴れますように。
その次のわめぞ古本市=「月の湯古本まつり」は4月4日。
こちらには火星の庭も参加させていただきます。どうぞよろしく!
 そしてわめぞが仙台にやってくるよ!詳細は後日、お楽しみに。
↓は、明日からの「外市」の情報です。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
 
「外、行く?」 外市、2周年!!
第13回 古書往来座 外市 〜街かどの古本縁日〜

■日時
2009年3月7日(土)〜8日(日) 
7日⇒11:00ごろ〜19:00(往来座も同様)
8日⇒12:00〜18:00(往来座も同様)

■雨天決行(一部の棚などは店内に移動します。)

■会場
古書往来座 外スペース
東京都豊島区南池袋3丁目8-1ニックハイム南池袋1階
  (古書往来座HPはこちら

・池袋ジュンク堂から徒歩4分
・東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅・2番出口から徒歩4分


▼スペシャルゲスト
善行堂(山本善行)http://d.hatena.ne.jp/zenkoh/


にわとり文庫(西荻窪)http://niwatorib.exblog.jp/
九蓬書店(目黒・無店舗)
ハルミン古書センター(浅生ハルミン)http://kikitodd.exblog.jp/
文壇高円寺(荻原魚雷)http://gyorai.blogspot.com/ 
伴健人商店(晩鮭亭)http://d.hatena.ne.jp/vanjacketei/
ふぉっくす舎 http://d.hatena.ne.jp/foxsya/
嫌記箱(塩山芳明)http://www.linkclub.or.jp/~mangaya/
やまねこ書店 http://yamaneko-bookstore.com/modules/shop/
チンチロリン商店(文系ファンタジックSinger ピッポ)
          http://blog.livedoor.jp/pipponpippon/
丸三文庫 http://d.hatena.ne.jp/redrum03/ 
古書文箱
お客様オールスターズ


▼わめぞオールスターズ
古書現世(早稲田)http://d.hatena.ne.jp/sedoro/
立石書店(早稲田) http://tateishi16.exblog.jp/
ブックギャラリーポポタム(目白)http://popotame.m78.com/shop/
貝の小鳥 http://www.asahi-net.or.jp/~sf2a-iin/92.html
琉璃屋コレクション(目白・版画製作・展覧会企画)
m.r.factory(武藤良子・雑司が谷)http://www.toshima.ne.jp/~mryoko/
旅猫雑貨店(雑司が谷)http://www.tabineko.jp
リコシェhttp://www.ricochet-books.net/
藤井書店(吉祥寺・名誉わめぞ民)
bukuぶっくす(「buku」・池袋)http://www.c-buku.net/
木村半次郎商店(文筆家・木村衣有子)http://mitake75.petit.cc/
退屈文庫(退屈男・名誉わめぞ民)http://taikutujin.exblog.jp/
魚月(雑司が谷)http://www.kosho.ne.jp/~ouraiza/sakanazuki/


▼「本」だけじゃないのです!
刃研ぎ堂(包丁研ぎ) http://www1.tcn-catv.ne.jp/kai555/
ハチマクラ(高円寺、雑貨・文具)http://hachimakura.com/
古陶・古美術 上り屋敷(会場では特選ガラクタを販売)
         http://www.wakahara.com/agariyashiki/ 

▼浅生ハルミン著『猫座の女の生活と意見』(晶文社)
サイン本を販売いたします!


■主催・古書往来座
■協賛・わめぞ http://d.hatena.ne.jp/wamezo/ 


間に合ってよかった 2009.3.4  

 さきほどブックマーク名古屋の「リブロの大古本市」への本を発送し
ました。ふぅー、正直、今回ばかりは間に合わないかと思った。納品書
とタイトル入りのスリップを作るのに思った以上の時間がかかり、家に
持って帰ってやりました。330冊。けっこう点数はいきましたが、おぉ!
と思うようなものは少ないかも。その分、百円玉数枚で買えるものをた
っぷりたーっぷりにしました。こういうご時世なので、小さな楽しみを
多くしようと。文庫フェアもその一環だったのです。
 ブックマーク名古屋は3/7(土)からスタート。会場のスタッフの方
々の苦労は、本を送るより大変だと思います。
ご成功をお祈りしております!私も来週、名古屋へ馳せ参じます。
 
 リブロの皆様、お世話になります。
 名古屋の皆様、どうぞよろしくお願いします。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 これからフェアの後片付け。24時。明日の開店までにはできるでし
ょう。ビールでも飲みながらしたいのですが、運転をするのでガマン
ガマン。

 ビールの代わりにコンビニでジュースと一緒に河北新報の夕刊を。



 おーーーーー。「杜の都を本の都にする会」のフリーペーパーの記事
が一面に掲載されました。発行は3/10です。編集長の「風の時」佐藤
正実さんが情熱をこめて作ってくれました。「私が好きな本の都はココ」
というテーマで会のメンバーが仙台で作家にまつわる場所を紹介してい
ます。佐藤さんからは〆切り前に励ましや、脅しのメールが毎日…。
おかげで誰も落とさず、予定通り発行できました。なんと、読み終わる
と文庫カバーになる作りなのです。遠くの方にはご連絡いただければお
送りします。
 恥ずかしながら、出来上がったものを見て泣きそうになった。つい最
近まで、こんな風に仙台の本好きの人達と何かができると思わなかった
から。まだまだ何もやっていないに等しいんだけど、それに今までだっ
て一人でやってきたわけではないんだけど。相馬黒光、魯迅、菅原克己、
宮澤賢治なんて人達が載った印刷物を見ていると、この街の長い時間の
その一瞬に自分はいるんだな、とあらためて気づくのです。
 私だけ2名選出させていただいた。それでも迷いに迷った。岩野泡鳴、
スズキヘキ、原阿佐緒も未練があったのだけど…。選ぶのって苦手。
全部!って言いたい。


蟲さんと飲む 2009.3.2  

 倉敷の蟲文庫・田中美穂さんが山形の研究会の帰りに仙台へ寄ってく
ださった。瀬戸内海も牡蠣の名産地だけど、こっちのも食べてみて!と、
生牡蠣と牡蠣鍋をつつきながら、ビール、日本酒、ワインと節操なく飲
み継ぐ。話題があっちこっちへ飛びまくり、とりとめなくだらだら飲む
のが心地いい。ふと、ふだん私は打ち合わせやイベントや「何か」あっ
て飲むことが多いな、こういった目的のない酒もいいもんだな、と思っ
た。それができる相手は限られているから。「何か」ある酒もおいしい
けど。
 田中さんとは性格は大いに違うのだけど、共通点や共感できる部分
が多い。共通の知人も多いので同業者じゃなくても仲良くなったと思
う。けど、同業者でよかった。願わくば、もっと近かったらなぁ〜。
でも来週、倉敷へ行くので、2週続けてお会いするのです。近所みたい
でうれしい。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 5日間行ってきました「火星の庭 9周年感謝企画 文庫フェア」、本日
終了いたしました。日曜は静かだったので、後半は静かなのかなと思っ
たら、最終日はまた賑やかでした。ご来店いただいた皆様、ありがとう
ございました。くじも喜んでいただけたようで良かったです。
 特定の作家、ジャンルを読むきっかけとしての文庫の役割は大きい。
「文庫愛」を育てて、またいつかやりたいと思います。いつも本の買
取りを受け付けておりますが、文庫の買取りもお待ちしています。


 
 
 


宮城県公安委員会許可第221000000659号 書籍商全国古書籍商組合加盟店
copyright(C)2000-2005 火星の庭 all right reseved