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まだまだ盛上がり中。2008.12.29   

 すみません。まったく更新できなくて。パソコンの前に座る時間があり
ません。いづれゆっくりご報告をすることにして、明日は、今年最後の、
ほんとうに最後のイベント&営業です。



 「コトバと出会う『ときたま』上映&トーク」


ゲスト:
土岐小百合飯沢耕太郎

会場:book cafe 火星の庭
2008.12.30(火)
14:30〜18:00 1500円+1ドリンク
 
 席はまだ余裕があります。「行けないと思ったけど、時間があいた」、
「すべて片付いてあとは新年を待つだけ」「まだまだやることは残ってい
るけど気晴らししたい」などなどどなたでも、ぜひお待ちしています。
明るく、楽しい気分で新年を迎えられる、そんなイベントです。
 
 仙台の今日は、数日続いた吹雪がおさまり快晴。
みちのくの空は、「ハルミンさんと海月書林さんのおんな古本談議」に遠
方から来て下さったたくさんの方々を驚かせて、最後は笑顔で見送ったの
でした。
 
 さて、明日のトークのセッティングです。プロジェクターをセットして、
スクリーンたてて試写して…、おーーー映った!バンザイ。


「光のひろば」スタート2008.12.19  

 せんだいメディアテーク1Fオープンスクエアで「光のひろば」が今日
から始まりました。
 「仙台・宮城セレクト」では仙台・宮城の文化人による「お気に入り
の仙台・宮城」が展示されています。「広瀬川」「仙台弁」「駅前朝市」
等にまじって「火星の庭」も登場。セレクトして下さった飯沢耕太郎さん
は、スクリーンで火星の庭を選んだ理由をコメントしてくれています。
お店がセレクトされたのは火星の庭だけという、なんとも恐れ多い晴れ
舞台です。24日まで開催していますので、お近くに行く機会がありまし
たらぜひ。
さっき見学に行ったらすごい人でした。お店はヒマだったけど…。
会場はこんな感じ。

天井にはたくさんの風船が。ヒモについている「飯沢耕太郎」トナカイ
をひっぱって下へ降ろすと…

中に火星の庭が!
 
モニターでは、飯沢さんが火星の庭を選んだ理由をコメントして下さっ
ています。(お話の概要はこちら
今日まで(いろいろあったけど)火星の庭をやっていてよかったなぁー、
と心底思えた、うれしい言葉でした。お店やっていてほめられることっ
てあまりないからずんとくる。いや、ほめられたくてやっているわけで
はないけど、たまにほめられるとうれしいのです。


夕方からは仙台のバンドのライブやジャグリングパフォーマンスが観ら
れます。入場は無料。会場も凝っていて(デザインはOGATAさん)なか
なか幻想的な空間です。ぜひぜひご来場下さいませ。


「父と暮せば」千秋楽、メディアテークで再演決定。2008.12.18  

 杜劇祭Dプログラム「父と暮せば」が盛況のうちに終了いたしました。
 千秋楽の12/16は定員をはるかに上回り、開演一時間前まで予約の電
話が入りました。スペースがなくなって、「もうキッチンしか場所がない
です」と言うとそれでもいい、とお客様。最終公演もすばらしかった。
 一番笑い声が多かった。そして一番泣いた。

 全部で100名以上の方が観に来てくれました。師走の忙しい時期に足
を運んでくださった皆様、ありがとうございました。ここは劇中何度も
交わされた広島弁の「ありがとうありました」と言いたいです。演出の
白鳥さん、役者の中村さんと藤原さん。杜劇祭事務局の越後さん、八巻
さんはじめ、スタッフの方々、お疲れさまでした。いい公演をやらせて
いただき感謝です。劇の内容はもちろん、みなさんの公演をつくりだす
姿勢にたいへん学ぶところが多かったです。貴重な経験でした。




 「父と暮せば」の公演写真が12/16(火)の河北新報夕刊に掲載されま
した。記事は、この杜劇祭を含めて2008年の仙台の演劇を振り返るもの。
 杜劇祭は、ただ今一番町アーケードの「彦いち」でFプログラムの内田
百けん『東京日記』を公演中。演じるのは、なかじょうのぶさん。そう、
古本屋「満開堂」の店主です。観たいぞ。Gプログラムのポール・オース
ター『見えない人間の肖像』も気になります。
 
 打ち上げは近くの中華屋へ。杜劇祭の10演目は、一般的によく知られ
た作家や文芸作品をもとに選ばれたそう。作品の上演許可を取る時の話
(百けんの遺族の方はやはり百けんっぽいとか)や、会場との調整の苦
労話など聞く。舞台制作は気が遠くなるような作業。話が次回のことに
及び、次やるときは漱石がいいな、と言うと、「村上春樹もいいんじゃ
ない」と言われる。いいかもしれない。家が遠い中村さんが途中退席。
広島へ帰るんだな、と思ってしまう。きっとずっと中村さんと藤原さん
は親子って思い続けるんだろう。
 
 なんと「父と暮せば」の追加公演が決まったそうです。
1/24(土)メディアテークの仙台市市民図書館で。
火星の庭の公演をご覧になった図書館の方からのリクエストだそうです。
図書館での公演もきっと素敵でしょう、楽しみです。
 
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 光文社のPR誌『本が好き!』最新号の南陀楼綾繁さんの連載「本町通
り(ブックストリート)を歩こう」で「杜の都を本で彩る」と題してBO
OK! BOOK! Sendai
古本市のレポートを書いていただきました。
一箱古本市の発案者であり、全国各地の本のイベントに関わってきた南陀
楼さんならではの鋭く、深い観察力で、古本市が5ページに渡って紹介さ
れています。本屋さんで配布中。火星の庭に数部ありますので欲しい方に
差し上げます。しかし、私の顔写真が…怖い。
 
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 飯沢耕太郎さんから新著のきのこ本をいただきました。
きのこ切手に続いて今度はきのこ文学。これがすごくおもしろいのです。



 パートナーの「ときたま」土岐さんよりいただいたメールでは、
  <飯沢耕太郎著『きのこ文学大全』(平凡社新書)924円、遂に
   発売です。豪華、カラー口絵付き。構想20年(何が構想なのか
   分からないですが、ともかくそういっています)、執筆1年。
   アリス、ひょうたんつぎ、江戸川乱歩、吉本ばなな……
   古今東西のキノコをめぐる文学を網羅(しつつある)。
   誰に頼まれもしないのに、楽しくてドンドン書いた原稿400枚
   が、本になりました。
   きのこ文学研究家といいだしているイイザワさんの力作です。>



 文学の森の「きのこ狩り」、ぷわ〜〜んといい気分になれそうです。
 12/30(火)火星の庭での、飯沢さん・土岐さんお二人のトークも、
にょきにょきご予約をいただいています。引き続きお待ちしています。

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 今週は、今年一番の山場でした。月曜日は仙台で古本の市場があり、
車一台分出品。冬に備えて資金を作ろうと思ったのに、明治時代の植物
図譜が振りに出されて、狂って落札。横尾忠則と岡本太郎の組み合わせ
のポスターにも狂う。てなわけで、支払いが超過。払うことにはならな
いだろうと思って、財布はカラ。振込みとなった。とほほ。

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 夜は、国分町の長崎料理の飲み屋で忘年句会。日本酒と皿うどんがお
いしい。恒例である主宰の直筆俳句色紙は新顔のTくんと立ち上げメン
バーのKさんに授与。講評が終了すると話が脱線、「主宰が定年したら、
俳句バーをつくろう」と提案すると、主宰がまんざらでもない様子。勝
手にカクテルの名前やメニューも考える。五・七でメニューが書いてあっ
て、お客が下五をつけるとか。あと、友部夫妻のいるニューヨークへ吟行
へ行くために積み立てしようとか。
 この日の高得点は主宰のつぎの句。

 軋むものやがて崩るる冬の空    渡辺誠一郎
 
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 翌日は定休日。熱烈に火星の庭ケーキを支持していただいているSさん
よりご注文の、クリスマス会用のケーキ40個を自宅でせっせと焼いてお
りました。今期アップルクランブルケーキは封印していましたが、たっ
ての希望により。高騰したバターや小麦粉を使ってケーキを焼くことに
どこか違和感を感じて、封印していたわけなのですが、ケーキ焼きは余
計なことを考えずきちんとやればいい結果が出る、わかりやすい世界な
ので好きだな。たいていのことは、そんなにわかりやすくきっちりはい
かないから。Sさんに約束通りお渡しできて一安心。
 りんごのピューレを多めに作ったので、年末までお店でも出せそうで
す。よかったらのぞいてみてください。すみませんが、通販は承ってお
りません。

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 翌日水曜日も定休日ですが、出勤です。
今日は来週23日から始まる恵文社の冬の大古本市の発送作業。納品書を
プリントアウトすると342冊になりました。ここ最近の買取りで集めた本
が中心です。当店は専門の分野がないので(というか当店の技量と市場
が少ない地方では作りたくても作れない、店舗との両立もむずかしい)、
古本市に参加させていただくときは、そのつど集まったものをまとめて
送るという、なんともゆるいスタイルです。ほかの参加店さんはみなさ
んピシッとした古書店さんなので、東北の小店をお誘いいただいたこと
に感謝しつつ、いい意味で古本の敷居を低くする役目が果たせればと、
買いやすいもの手に取りやすいものを出品しましたよーー。関西のみな
さまどうぞご来場下さいませ。そして、恵文社のスタッフの皆様、昨年
にひきつづきお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。

 ふう〜、これでようやく山場を超えました。すると、喉に異変が。
ほっとして風邪を引いたようです。漢方飲んで爆睡したらよくなりまし
た。来週はいよいよBOOK! BOOK! Sendaiのトークウィーク。な、なんと
岡崎武志さんから28日のハルミンさん&海月さんトークの予約が!
ええーー、す、凄過ぎる。


 「父と暮せば」公演中、そして。2008.12.13  

 「父と暮せば」が4回目の公演を終え、残りあと2回となりました。
毎回微妙な変化があり、演技が磨かれていくのを感じます。
 

 

 
12/10(水)の公演がすごかった。終演後お客様が動かない。拍手も起
きない、役者がお辞儀をしても静まり返っている。しばらくたって拍手、
鳴り止まない拍手。あまりの感動に拍手を忘れた、そんな光景でした。
演出の白鳥さんの稽古日記がおもしろいです。12/14(日)は満席とな
りました。12/16(火)はまだ席があるようです(予約は事務局が承っ
ています)。
お茶を飲みにくる気分でどうぞお気軽にいらして下さいませ。
                   ご予約はこちらから。
 
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 Kappo WEB(雑誌『Kappo』のネット版)でライター・大泉浩一さ
んの「本棚案内03」に、「杜の都を本の都にする会」マゼランさん、
stockさんと合わせて火星の庭をご紹介いただきました。
 なんだか立派な店に見えます。「宝島」いい表現だな、がんばります。
 
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 BOOK! BOOK! Sendaiのトークイベントのご予約をたくさんいただいて
います。12/23、12/28については満員間近です。
 
 12/30に火星の庭で行う「ときたま」について。これがなかなか説明
が難しいのですが、先日東京で上映会が開かれ大盛況だったようです。
 土岐さんの日記にその様子が出ています。
   ★土岐小百合さんのブログ「ときどきたまたま日記
    ・12/6・東京での「ときたま」上映の記事
    ・12/30・火星の庭での「ときたま」上映のお知らせ
 参加された古井さんピッポさんのブログもぜひご覧ください。ほんと
楽しいですよ。
 12/30の火星の庭での「ときたま」には、土岐さんはもちろんのこと、
土岐さんのパートナーで写真評論家、更にきのこ博士としてもご活躍中の
飯沢耕太郎さんにも登場していただき、あっちこっちいろいろなお話を
お聞きしようと思います。
 何もこんな年の瀬にという声もあると思いますが、喧噪を抜け出して
ちょっとだけ遊んでみてはいかがでしょうか。
 いい時間になることをお約束します!
 前売り券、火星の庭店頭にて発売中。
 ネットからのご予約はこちらから。
 
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 そしてさらにスペシャルなライブのお知らせ。

yumboとテニスコーツが、卸町の演劇工房10BOXで12/27(土)に
ライブを行います。火星の庭でチケット好評販売中。
 
◎ そして年初めにyumbo澁谷さんのライブシリーズ「火星の川 2」も
決定しました。ゲストは濱田多聞さん(The 浜田山)。
 どうぞお楽しみに!

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『森の中の水たまり、反射する光、、
泡のようなできごと、、、"テニスコーツとユンボ"』

2008年12月27日(土)
於・せんだい演劇工房10-BOX box-1
14:30開場 / 15:00開演
前売2500円 / 当日3000yen(定員50名)

出演
Tenniscoats
yumbo

チケット取扱店  
「book cafe 火星の庭」022−716−5335
「 S 」 022-211-5795 
「せんだい演劇工房10-BOX」022-782-7510

チケットのメール予約
actuel@ever.ocn.ne.jp

問い合わせ
ensemble of rests:actuel@ever.ocn.ne.jp
せんだい演劇工房10-BOX:022-782-7510
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「火星の川・2 "TWO VOCALISTS AND TWO BASSISTS"」


 
 今回は濱田多聞さん(The 浜田山)を誘いました。彼と僕で30分ずつ
受け持つんですが、お互いの歌をお互いがベースで伴奏する、というの
を思いつきました。一応、自分の楽器(ピアノやギターなど)も最低限
の伴奏を保つために歌い手が弾きますが、極力弾かないようにする。
それを前半・後半で役割を入れ替えて演る。つまり、「弾き語り=自分
の歌を自分の楽器による伴奏で世に問う」という行為と、「ベースによ
る伴奏=他者の歌の実現のために創意工夫する」という行為を連続的に
生きることで、音楽における我々のアンビバレンスをライヴの現場に晒
そうという試みです。(澁谷)

◆ 2009年1月10日(土)
仙台 book cafe 火星の庭 022-716-5335
19:30開場
1000円+1 drink order
※定員に限りがありますので、予約優先とさせて頂きます。

◇ 出演:
澁谷浩次 (vocal) 濱田多聞 (bass)
濱田多聞 (vocal) 澁谷浩次 (bass)

◆ 予約受付:
yumbo.shibuya@gmail.com(澁谷)
kasei@cafe.email.ne.jp(火星の庭)
 
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 今月後半は2日に1日はなにかの企画をやっているという案配。風邪引
けないぞ、という心境です。今年はたくさんのイベントをやりましたが、
今までと違うことは外部の方と組んだり、企画を持ち込まれることが多
くなったこと。地元、仙台の人達との共同作業が増えたことが、うれし
く、感慨深いことでした。これも普段の火星の庭に足を運んでくれるお
客様のおかげです。日々の積み重ねがあるからこそ、イベントもできる
のだと思います。基本と応用のようなもの。来年は10年目を迎える火星
の庭ですが、あまり気張らず、マイペースでやっていこうと思います。
なんか締めの挨拶のようになってしまいましたが、まだまだ今年は終わ
りませんよーーー。


 「父と暮らせば」初日2008.12.8   

 杜の都の演劇祭、火星の庭での初日が昨夜行われました。

 会場レイアウトはリハーサルより一新。ステージがぐんと広くなった。
開場するとお客様が次々入ってきて、ドリンクとケーキをお渡しする。
暖かい飲みものは緊張を解く効果があるように思う。
 
 「父と暮せば」は井上戯曲のエッセンスが凝縮されていて、ストーリー
は起伏に富んでいる。これを朗読する、と言っても役者が座って本を読む
のではなく、演出の白鳥さんが言うには「演劇の稽古の過程で台本を手放
す直前の段階」を観せています。客席からはときおり笑い声があがり、後
半には鼻をすする音が聞こえてきました。生きることが愛おしくなる作品
なのです。
 

 
 娘役の中村さんは、戯曲のイメージ通りの方。細くて美しい、けれど芯
が強く、けっこうな頑固もの。お父さん役の藤原さんもぴったり。ひょう
きんで、世話好き。そして、優しい。
 
 これからご覧になる方もいると思うので、あまり内容は言わないように
しますね。あと5回公演があります。12/10(水)昼公演はソールドアウト
になりました。席に限りがありますので、ご予約はお早めにどうぞ。
私も毎回泣いてしまいそうです。
 
ご予約はこちらから。
 
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 貸本喫茶ちょうちょぼっこの福島さんが仕事帰りに火星の庭へ寄って
くれました。
 マゼランさんに行きたいというので、ご案内。洋平君、大喜び。かつて
ちょうちょぼっこが発行して話題になった「本箱」の和綴じ版と函入り
版のどちらも大事に持っていて、すっと出てきて福島さんびっくり。
かっこいいぞ、洋平君。
 クリスマス市をやっているSTOCKさんにもお連れしました。身動きで
きないくらいのお客様。かっわいい女子で大盛況でした。そして大好きな
カフェ、ひつじ屋さんでお茶を。福島さんとはいつも時間を忘れて話し込
んでしまう。ものの見方や考え方に通じるものがあるような気がする。の
は、私だけかもしれない。よく「前野さんて変ですねー」と言われるから。
でも楽しげに笑ってくれるのでいいのだ。
福島さんとある計画を立てています。うまくいくといいなと願いつつ、
計画だけでも楽しんでいます。


 「父と暮らせば」リハーサル2008.12.5   

 当日と同じようにセッティングして「父と暮せば」のリハーサルが
行われました。演出の白鳥さん、役者の中村さんと藤原さんのほか、
杜劇祭の事務局の方々5名が集まりました。



 今回はめずらしく本棚の方をステージにして行います。


 
 本番さながらの空気のなか、私も客席に座ってお客様になりきってみま
した。70分のリーディング、まったく飽きることなく聞き入りました。
 役者の方との距離が近いはずなのに、はっきりと境界があって「そこ」
から先は別世界。空間を作ってしまう演技の力を感じました。

 「父と暮せば」は原爆から3年後の広島が舞台です。ストレートに反戦
を訴える内容ではなく、淡々と普通の人の想いをたどって、ぷっと笑える
ユーモアもあり、観終わった後すごく大きな作品だなぁーと思いました。
戦争というより、絶望を乗り越えいていく精神の再生がテーマだと思うの
で、いつの時代にも通じるもの。井上戯曲の傑作といわれ、映画化され英
訳もされているこの作品、演じる側もそうとうの覚悟でやっていられる、
と感じました。
 
 席はまだどの日も空きがあるようです。12/10(水)のみ昼公演があり
ます。だいぶ席がうまってきたということなので、昼公演をご希望の方は
お早めにご予約下さい。12/9(火)の公演が今のところ一番すいていて、
ゆっくりご覧いただけそうなので予定の合う方は、この日がおすすめです。
 
    ★ご予約はこちらから
 
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 12月のもう一つの目玉は、BOOK! BOOK! Sendaiのトークイベント。
フライヤーができたので、仙台市内の各所で配布しています。
 

 
 今週「杜の都を本の都にする会」が「仙台市市政だより」の取材を受
けました。場所は火星の庭で、武田さん、並木さんにまざって私も同席
しました。いらしたのが市役所の広報課の若い女性Kさん。たいへん興味
を持っていただいて、話がはずみました。仙台ビジターズ産業ネットワー
クの認定を受けている団体を紹介するコーナーで、なんと1/2ページだ
そうです。来年1月5日ごろ、全世帯に配布されます。ぜ、全世帯って…。


ありがたい言葉2008.12.2   

 本日の宮城テレビ「OH! バンデス」で「杜の都の演劇祭」が紹介され
ます。火星の庭もちらっと映る予定です。仙台市内の飲食店、ショップ
を会場に繰り広げられている演劇祭は、来年一月まで。劇団四季の「美
女と野獣」の公演とタイアップして、仙台の役者や演出家が勢揃いし、
街中を演劇でうめようというもの。火星の庭では井上ひさし原作の「父
と暮せば」を公演します。間近で演劇を味わう貴重な機会です。熱い珈琲
とケーキを用意してお待ちしております。
 
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
 
 せんだいメディアテークで「光のひろば」というイベントが行われま
す。仙台・宮城にゆかりある文化人がお気に入りを紹介する、
「文化人 仙台・宮城セレクト」の展示があり、18人の方が様々なお気
に入りを、一人ひとつ挙げています。
その中で、飯沢耕太郎さんがなんと火星の庭をセレクトして下さいまし
た!1Fのオープンスクエアでパネル展示されます。
そのほか、こちらのサイト及び雑誌「S-style」12月号でもコメントを
見ることができます。
涙が出るようなありがたい言葉をいただきました。
これを励みにもっと精進します!
お気に入りを紹介する文化人には、佐伯一麦さん、熊谷達也さん、俵
万智さんといった仙台在住の作家の方々も。
定禅寺ストリートジャズフェスティバルのアンコールライブなども行
われます。
「光のひろば」
空間設計:尾形欣一(インテリア・空間デザイナー)
ジャズライブ:会期中18:00 ―20:00  
せんだいメディアテーク 1階オープンスクエア
2008年12月19日(金)-24(水) 
12:00-20:00/入場無料
 
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 『仙臺文化』8号が発刊されました。特集は待望の「仙台の近代印刷」。



 仙台の雑誌第一号『講習餘誌』(明治10)から始まって、仙台生まれの
雑誌がつぎつぎカラーで紹介されています。世界ではじめて西蔵(チベッ
ト)活字を鋳造し『西蔵撰述仏典目録』(昭和28)を印刷した笹気幸助
氏をはじめ、「仙台印刷界140年のあゆみ」年表、「仙台のミニ新聞いろ
いろ」とほんとに充実しています。わずか24ページなのに、大著の風格
が漂っています。A4判オールカラー700円(税込)。
なんと別紙付録つき。「仙台鉄道・秋保電車」沿線案内。
仙台鉄道の沿線案内と、秋保鉄道の案内を、今回1枚に構成したものです。
(どちらも大正に開通、昭和30年代に廃線。)
 

 
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 こちらは盛岡の『てくり 8号』です。特集は「絞る。染める。伝える。」
 

 
 南部紫根染の写真にうっとりと見とれてしまいました。手仕事好きに
はたまりませんね。北の街の暮らしのあたたかさと美しさが今号も満載です。
B5判オールカラー40ページ500円(税込)。
 
『仙䑓文化』『てくり』当店にて好評発売中。
 
どちらも通販もいたします。送料はお客様負担でお願いしております。
1冊での発送の場合、送料160円(メール便発送)
kasei@cafe.email.ne.jpまで、
ご氏名、ご住所、書名、冊数を明記のうえ、メールでご注文下さいませ。
 
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
  
 BOOK! BOOK! Sendaiトークイベントのフライヤーが明日完成予定。
すでにたくさんの方に予約をいただいています。迷っている方はフライヤ
ーを見て、申し込んでいただければうれしいです。
 代表の武田さんとは来年に向けて、あっちこっちへ出かけています。今
日も一件打ち合わせに行きました。本を通じて垣根をこえて、本の楽しみ
が増えればこんなにうれしいことはありません。

 この2日で京都・恵文社の古本市の準備をしてしまわないと、来週から
定休日は演劇祭の公演なので、実はちょっと焦っています。カフェの床は
本だらけなのです。(って言って読んでばかりいるのを盗撮された…)




 
 
 


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