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「杜の都を本の都にする会」  

 不忍ブックストリート、おに吉、わめぞ、ブックオカ、ブックマーク名
古屋…、ここ数年本と地域が合体するようなイベントが増えてきました。
 仙台でも本と街を面白くするようなことができたらいいなぁ、一人では
無理だなぁ、と思っていました。
 
 今年6月、同じような思いを持っている人達と出会い、あれよあれよと
言う間に、本の会ができました。メンバー11名。書店員、出版社、ライ
ター、詩人、古本屋、ミニコミ発行人、施設職員、NPO代表理事…、さま
ざまな職業の「本」でつながる人達と。
 
 会の名前は「杜の都を本の都にする会」。
ちょっと、だいぶ、かなり大きく出ましたが、志は高く持とう、というこ
とでこうなりました。

 図書館、文学館などいろいろな本のある場所とも連携して、立場や事情
の違いはあれど、共有できる部分を大切にしていけば、本の魅力をもっと
多くの人に伝えられるのではないか、と思っています。
 
 まずは来年6月に一ヶ月、本に関するさまざまな企画を行うことを最初
の目標として、それまで小さな本の活動をいくつかしていきます。
 
 活動の名前は「BOOK! BOOK! Sendai(ブック ブック センダイ)」。
  
   ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
  
 最初のイベントは古本市です。
 
 『杜の都を本の都にする会』立ち上げ記念企画
  ★「Book!Book!Sendai スタートイベント“古本市”」★
 
仙台市内のショップ3店舗合同で行われる総冊数1,500冊の古本祭り。
本の好きな人達50人(予定)が集まって自分の本に値段を付けて販売する
イベントです。
 
スペシャルゲストとして写真評論家の飯沢耕太郎さんも参加!
飯沢耕太郎さん、『杜の都を本の都にする会』メンバーと
一緒に古本市に参加してみませんか。

■開催期間
2008年10月25日(土)〜11月3日(月)の10日間

■申込受付期間
2008年9月6日(土)〜30日(火)
(申込方法についての詳細は後日ご案内いたします)

■募集人数
38名(先着順受付)
(出店の可否についてはお申込者全員にお知らせします)

■エントリー料
1,000円
(また売上金の10%を会運営費に充てさせていただきます)

■参加資格
・搬入と搬出時に直接会場にお越しになられる方。
・出品物は本、紙印刷物、ミニコミ誌、自費出版本など。陳列冊数は1組30〜50冊(枚)程度。
・本の値付けは出品者が行いますが店番の必要はありません。イベント終了後に精算いたします。
・本のジャンルは自由です。ただし、公序良識に欠ける物は納品後お断りする場合があります。
・業者などの営利目的の参加は会の主旨と反するためご遠慮下さい。
・出品に際しご準備いただくものなど、詳しくは出品登録後にご案内をお送りいたします。

 
■開催場所
「book cafe 火星の庭」  http://kaseinoniwa.com/
「書本&cafe magellan(マゼラン)」 http://magellan.shop-pro.jp/
「stock(ストック)」  http://www.stock-web.com/
 
 
問合せ・連絡先
 /「杜の都を本の都にする会」(webサイト 9月はじめ公開予定)
          
〒980-0811 仙台市青葉区一番町4-1-3
市民活動サポートセンター NO.52 
tel 080-6039-8581


「花くまゆうさく×本秀康 トークショー」いそいでお知らせ。 2008.8.29  


「花くまゆうさく×本秀康 トークショー」が、<ふれあいエスプ塩竈>
(宮城県塩竈市)で、9月13日(土)14:00から行われます。
  (入場無料ですが、『入場整理券』必要)
本日、エスプさんから火星の庭でお配りください、と招待券が届きました!
30枚あります。ご希望の方は店員までお声がけください。数に限りがあり
ますので、お早めにどうぞ。なんと来場者に抽選でサイン入りグッズプレ
ゼントですって。
 
この日は、トークの他、映画「人間爆発」の上映もあるとのことです。
また、花くまゆうさく×本秀康原画展は、9/14日まで開催中(月曜休館)。
花くまゆうさく「東京ゾンビ」の漫画原稿や本秀康の90年代後半の『ガロ』
の漫画原稿や、音楽雑誌の表紙原画など多数展示されています。すごいぞ、
エスプ!!
 
 まったりのほほ〜ん、しかし毒もちりばめられている異次元世界へ。

主催・問い合わせ=長井勝一漫画美術館
 
( 長井勝一漫画美術館は、会場であるエスプの館内にあります。
今回の企画は、長井勝一漫画美術館の10周年記念企画!)
 
↓エスプつながりで。
 

  
 先日魚雷さんを塩竈市の「ふれあいエスプ塩竈」館内施設「長井勝一漫
画美術館」へご案内したときに、廊下に貼ってあったのを見つけて「これ、
ほしい、ほしーーー」と叫んで、「あ、いいですよ。2枚あるから」とい
ただいた。いいな、水野英子のお姫さま。キュート、セクシー。大人世界
で疲れたときの逃避にぴったり。


最近のこと 2008.8.27  

 先々週の日曜日のこと。手工製本家の山崎曜さんがご家族で火星の庭に
来てくれました。山崎さんの独創的で美しい本に惹かれている私は、うれ
しさのあまりうまく言葉が出てこない(ときどきある)。それでも店内に
ある山崎さんの著書コーナーを見ていただいて、ぜひ仙台で講座をしてほ
しいとPRする(しっかりしてる)。「作業に都合がいいから」ともんぺに
地下足袋をはいていらした。やわらかでのんびりしたお人柄、ますますフ
ァンになりました。手製本好きの皆様、お楽しみに〜。
 
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 ご案内遅れておりました。南陀楼綾繁さんの新刊『積んでは崩し』が入
荷しています。1999年から2004年に書かれた書評とコラム集。南陀楼さん
の好奇心と興味のおもむくまま、ジャンルを飛び越えて本を喰らう、雑食
ぶりが気持ちいい。読書の快楽ここにあり。ブログに取扱い店として載せ
ていただいたおかげで、3日目にして残部が4册になりました。増刷が決
まったそうです。当店も追加注文します。それでも超限定なのでお早めに。

  ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
  
 先週金曜日は、「加藤哲夫ブックトーク」。8月ということもあって、
戦争についての本を紹介しながら進められました。カタツムリ社の最初の
本が『戦争と私』。哲夫さんがずっと追い続けているテーマでもあるだけ
に、様々な視点でとらえられた戦争本の解説にまたまた目から鱗。これま
でにないほど深い、濃密なお話となりました。
 
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 次の日は一転、バンバンバザールのライブに行きました。8/23にオープ
ンの仙台駅前パルコのオープニング・ライブをしたその夜、シークレット
ライブが国分町のK店で開かれた。友人4人と親子3人で行く。K店は業界
御用達みたいで、壁じゅうにミュージシャンのサインが飾ってある。看板
もなく一見さんはお断り。この日も某有名ロックミュージシャンが仙台最
大規模のホールでライブのあと打ち上げに行くと電話があったそうで、バ
ンバンのライブだからダメと断ったらしい。ちなみに店内でライブをやる
のはこの日のバンバンが初めて。気骨のある人だ。居心地よく、料理もお
いしいし、ただの業界人向け飲み屋ではないな。
 
 バンバンのライブは数えきれないほど行ってるけど、どんどんいい感じ
になっている。演奏後は「ライブは楽しい」というシンプルな気持ちだけ
が残る。ヴォーカルの福島さんとは同じ歳なので、40を前にして心境の
変化などの話に。最初に会ったときはまだ20代だったのだ。10月に仙
台でライブがあるそうです。詳しくはBAN BAN BAZAR 公式サイトを。
 
  ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
  
 さぁ〜て、次回にはちらっちらっとだけ話していた本のプロジェクトに
ついて、ようやく全容をお伝えできそうです。定休日の今日は、そのため
の資料作り。丸一日。合い言葉は、BOOK! BOOK! Sendai。


「荻原魚雷、古本の森文学採集」ご来場ありがとうございました。 2008.8.26  

 一週間延長しての「荻原魚雷、古本の森文学採集」が8/24で好評のうち
に終了となりました。先週は雨つづきでしたが、文壇高円寺古書部めざし
てお客様が遠くからもいらっしゃいました。ありがとうございました。お
かげ様で古書部の本、200冊近く売れました。びっくりです。「古本の
森文学採集ノート」も260冊配布しました。古本の通販をご利用で、ノ
ートをご希望の方は無料で進呈します。注文の時にその旨お伝えください。
先着順で、無くなり次第終了となります。
 
 荻原さんには3度、仙台へ来ていただき盛り上げていただきました。
『借家と古本』を読んで衝撃を受けてから2年、今回のような文学企画を
やらせていただいて、ありがたいことでした。展示本を5時間くらいかけ
てカフェで全冊目を通す熱心な方がいたり、会期途中から設置した感想ノ
ートにたくさん書いていただいたり、魚雷流文学採集をご堪能いただけの
ではないかと思っています。これからも魚雷さんと古本と文学が楽しくな
る企画をやらせていただきたいと思っています、どうぞお楽しみに。


「悔いなく生きなさいよ」と言われた日 2008.8.21  

 突然の義祖母(夫・ケンのおばあちゃん)の訃報に驚いた8/15(金)朝。
病院で見た最後の姿はおだやかに微笑んでいて、「悔いなく生きなさいよ」
と言われているようだった。大正7年生まれ。90歳の見事な生涯。自分は来
年40歳。さあ、どうしようか。
 
 今週の月曜日の臨時休業ではご迷惑をおかけしました。今後は、9/1
(月)のみ臨時休業させていただきます。どうぞよろしくお願いします。
 
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 少しさかのぼって、先週の話。
 
 8/16(土)「古本の森文学採集」クロージングパーティーを
開催。魚雷さんが再度仙台へ来てくれました。8人の魚雷ファンが集まり、
お酒と料理をつまみながら、心ゆくまで語り、笑い、夜更け午前3時まで。
会費3000円にがっかりされないよう料理も気合いを入れましたよ。
 

 
 21時30分、yumboのメンバーが登場。音楽好きな魚雷さんとyumboの人達
を会わせたいという気持ちもあって、クロージングパーティーでyumboに
演奏してもらいました。久々のyumboライブ、よかった。
 

 
詩もメロディも体の深いところに流れ込んでずっとゆれている感じ。
魚雷さんもかなり気に入ってくれてご自身のブログに書いています。
yumboのリーダーの澁谷さんには、オープンから数年間、毎月火星の庭で
ライブをしてもらっていましたが、またやろうか。と話しています。
詳細が決まったらこちらでお知らせします。
 
 「荻原魚雷、古本の森文学採集」は会期を8/24(日)まで延長!なんと
「文壇高円寺古書部」(魚雷さんの蔵書販売)は3割引セールを行います。
ええー、これ以上安くなるの?という声多数。魚雷さんセレクトの本は
ハズレがないから、知らない作家にもこの機会にチャレンジしてはどうで
しょうか。
 
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 斎場とお店を行ったり来たりして、ときどき自分が今何しようとしてた
んだっけ?みたいな状態になりつつ、お店を元気にやることが最高の供養
になると思い、8/18(月)予定通り俳句会も行う。さすがに俳句は作れな
かった。
 
 
 サイダーに地球をぽとんと浸したし  作並

 花火師は闇の余白を抱え込む     渡辺誠一郎

 ゴムゾーリ去年の海を踏んでいる   潤目鰯

 子どもらの貼り付く髪の夏休み    織音

 夕焼けに地上の影を運ぶ鳥      豆腐屋

 そこここに八月の穴音もなく     むかで女
 
 
 今月とくに気に入った俳句たち。どの句にも夏の光と影が見える。来月
は、9/8(月)です。カフェモーツアルトでの友部正人ライブの翌日。
友部さんのチケットも好評発売中です。お早めにどうぞ。
 
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 8/22(金)はお待ちかねの「加藤哲夫ブックトーク」。19時から。夏休
みもお盆もなく富士山に九州、北海道と全国を飛び回っていた哲夫さん、
どんな話しが飛び出すか楽しみです。予約・入場料不要です。終了後は例
によって打ち上げしますーー。
 
  ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
  
 今日は朝から大雨でしたね、原稿書きにケーキ焼き、あちこち電話した
り、たまった仕事を自宅でしていました。昨夜は本のプロジェクトのミー
ティング。来週には秋の古本市の告知ができそうです。話がどんどんふく
らんでいって、やはり気持ちが近い人達と組んでやると、一つの店では不
可能なことができるんだなぁ、と感動しています。
 
ずいぶんと寒くなりました。ではまた。


お盆じゃなくて定休日 2008.8.13  

 今週の定休日前半は、ポラン書房さんで週末開かれる「2箱3日古本市」
の準備。7月は市場、出張買取りともに、いい仕入れがあったのでそれを
中心に、遠くのお客様の顔を思い浮かべながら火星の庭のエッセンスを
2箱に詰めていく。こんなものもあります。


 


 『Parisiana』は 1919年のパリで発行された女性誌。表紙と裏表紙のデ
ザインが秀逸。中身は軽い読みものですが、小さなカットにまで良き時代
がこぼれている。
『SHADOWLAND』は1922年のアメリカ雑誌、こちらは写真図版が多数で、
一ページ毎に手が止まります。『CLASSIC』は映画、演劇、舞台の雑誌。
昔の女優は瞳の輝きが今とは別物ですね。この時代、女優であることは
どんなことだったのだろう、とふと考える。
 
 ポランさんいつもお世話になります!盛況を願っています。
 
  ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
 
 夜は古本カフェ・マゼランさんでミーティング。あるプロジェクトのメ
ンバーが集まる。秋に行う古本イベントについて。このプロジェクト、詳
細はまだなのですが、来年仙台で街ぐるみの本のイベントを予定していま
す。まずはこの秋にプレイベントを行います。そう、福岡のブックオカ、
名古屋のブックマーク、みたいなものを仙台でもやりましょう、と書店員、
古本屋、出版社、ライター、詩人、デザイナーなどが集まってミーティン
グを重ねているのです。9月にはいろいろご報告できそう。仙台ならでは
の本の祭典ができればいいな。みなさん応援して下さい。
 
  ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
 
  本屋大賞実行委員会(本の雑誌社内)が発行する「LOVE書店」8月号
を見たら、巻頭が「伊坂幸太郎とかき氷を食べよう!」で、仙台文学館で
撮影。参加者の書店員に知人のSさんが満面の笑みで写っている。伊坂さん
もめちゃ楽しそうです。
 
  ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
 
 当店は、お盆期間も通常営業。
  定休日(毎週火・水)は休みます。
 
  8/16(土)20時からは荻原魚雷さんを囲んで「古本の森文学採集」の
  クロージングパーティーです。参加希望の方はメールください。
   火星の庭E-mailアドレス  kasei@cafe.email.ne.jp


「フナトベーカリー」発売記念ライブ決定 2008.8.11  


  
 ふちがみとふなとの新譜が発売されました。
今度のアルバムはバックに多彩なミュージシャンを擁し、
音楽の世界がぐんと広がった気がします。
ひとつの音にたくさんの世界がつまっている。
ふなとさんのベース音はこれがベースなの?
と感じるほど自由で、生き生きしている。
ふちがみさんの歌声も冴え渡り、明るく、ひょうきんなところと、
ウェットでエキセントリックな面と両方見せてくれます。
これはライブで聞いたら鳥肌立つだろう、と
今から楽しみでたまりません。
 
今年も秋に東北ツアーが決まりました。
いわき、仙台、盛岡、秋田の4ケ所。
コーディネーターのテリーさんからのお誘いで
火星の庭でもやらせていただきます。
仙台は10/1(水)。どうぞ今から忘れずに予定に入れておいてください!
 
ふちがみとふなとライブ
「フナトベーカリー」発売記念!
 
2008・10・1(水)
open/18:30 start/19:00
tiket/\2500  book cafe 火星の庭
 
 
 古本屋とカフェという基本を大切にしたいので、心からやりたい人しか
ライブはやらないことにしています。ふちがみとふなとさんはほんとうに
いいので、聴いたことのない人もぜひこの機会にどうぞ。
 
 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
 
 七夕まつりが終わってオリンピックが始まり、ヒマな空気はいまだに漂
っています。ヒマなときは掃除!とやりはじめたらあちこち気になって、
家具大移動の大掃除に。そこへ魚柄仁之助さん登場。「また、営業中に〜
〜」と言われる。前日は看板をCLOSEにしたまま営業していたのを指摘され
たわけで、いいとこないなぁ。
 
 魚柄さん、会社員の奥様の単身赴任がこの9月で終了となり、東京へ戻
られるという。魚柄さんは食研究家として多数の執筆をしながら、しっか
り主夫業をしていて、3年半の間、仙台に通って奥様の食事を作っていた。
当店とは偶然火星の庭の前を通り、ご来店いただいてからのおつき合い。
仙台のおいしい飲み屋は私より詳しい。秋頃、仙台で出会った人やお店な
どを紹介する本が発行されるそうで、「その本に載せるから」と言ってデ
ジカメでパチッと撮られた。あ、あの掃除機持ったまま撮るんですか?


七夕最終日 2008.8.8  

 七夕最終日。昨日の庭番の影響か(違うか)、今日は一日中賑やかな火
星の庭だった。
 
 昨夜予告通り、七夕まつりに参戦。19時台に行ったら芋の子洗う大混雑。
早々避難して23時に再度アーケードへ。
 

 
 「吹き流し」(仙台七夕まつり独特の飾り)はビニールに仕舞われてい
たものが多かったけど。ゆっくり歩けるのがいい。
 
 でもやっぱりちゃんとしたのも載せたいと思い、翌朝写真を撮りに行く。
 

 
 風に揺られる吹き流しを見ていると、仙台は風の吹く土地なのだと思う。
七夕まつりは吹き流しをとおして風を観る祭り。年中海風が吹いているか
らこその祭り。ここから世界の海へ飛び出した支倉常長は、吹き流しを見
て風に乗りたくなったのかしら。勇壮な青森ねぶた、豪華な秋田竿燈のよ
うな弾ける勢いはないのが物足りないという意見もあるけれど(私も去年
まで思っていた)、仙台らしいような気がする。
 
 まだまだ暑いけど、東北では祭りの終わりは夏の終わり。浮かれるだけ
浮かれた後、みんな静かに秋を感じている。そしてまた長い冬がくるのだ
なぁ。ま、暑いけど。
 
 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
 
 追加のお知らせ。8/16(土)「荻原魚雷、古本の森文学採集」クロージ
ング・パーティーでなんとユンボの演奏が聴けます。
翌日のライブ(=8/17・アップルストアにて)のリハも兼ねて、やってい
ただけることになりました。22時から1時間くらいの予定。お酒を飲みな
がらユンボの生演奏を聴けるなんて、いいですなぁ。詳細は前回の庭番便
りに。パーティーは20時からです。気楽に気軽にどうぞご参加下さい。 


ヒマなのにせわしない 2008.8.7  

 ふだん親の事情にひっぱりまわされている子なので、年に一度ぐらいは
泳ぎに連れていってあげようと福島県猪苗代湖へ出かけた。実家の近くで
幼い頃からの遊び場。実は私が行きたいから。ケンは留守番。家族全員で
行くのは諸事情で無理。やっぱり親の事情がついてまわる。
 
 友部さんの奥様のユミさんから「暑いのに、きっとバタバタ仕事してい
るにちがいないでしょうが、たまにはポケーっとしてくださいね。」とお
手紙をいただいた。ばしゃばしゃ泳いでいる娘を見て「もういい?」「そ
ろそろ行こう」とせっつく。「ポケー」っとする能力に欠けている。
 
 実家に一泊。お昼前に起きて階下の茶の間に降りる。「お墓参りしてそ
のまま帰るね」と言うと、「え」と驚く両親。「なんかあるの?」「いや、
ないけど」「そう。じゃまた」と実家を後にした。高速を飛ばして、山の
木々を見ながら運転しているときが一番安らいでいるかも。どこかに着い
ちゃうと「何しようか」と落ち着かないのだ。出発からちょうど24時間後
に仙台へ着く。
 
    ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
 
 「荻原魚雷、古本の森文学採集」も終盤。8/18(月)までです。なんと
「文壇高円寺古書部」4回目の追加補充本が届きました。すでに100册近く
売れています。これほどの反響をいただくとは、うれしい限りです。今度
の追加本は、単行本と新書が中心。徳川夢声、木村荘八、立原道造のこん
な新書があったんだ、と興味をそそられるもの多数です。
 
 最終日を前に、魚雷さんが再度、仙台にきてくれることになりました。
そしてニュース!「文壇高円寺古書部セール」を行います。いまでもかな
り安いのに、魚雷さん本人による値下げをしてくれます。8/16から最終日
まで早い者勝ちの最終セールです。買い逃しのないようチェックして下さ
いね。
 8/16夜は、魚雷さんを囲んでクロージングパーティーを開きます。7月
のイベントとはまた違う雰囲気で、古本のこと、文学のことをざっくばら
んに語り合いたいと思います。
 
「荻原魚雷、古本の森文学採集」(ひと足早い)クロージングパーティー
 
2008年8月16日(土)
火星の庭にて  20:00〜
参加費:フリードリンク&フリーフード 3000円
*8/15日までメールでご予約下さい。

 会費ちょっと高めですが、いろいろ値上げで大台にのってしまいました。
その分おいしいものいっぱい作りますね。
 
    ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
 
 その他の8月の催し。 

火星の庭でではありませんが、ユンボのライブはおすすめです。
パーカッションの山路さんが仙台へ戻ってきて、ヴォーカルに新メンバー
が加わり新生ユンボがどんな世界を描くのか期待大です。
  
yumbo LIVE

8/17(日)
仙台市青葉区一番町 apple store ichibancho 
19:00〜19:30
入場無料


 
ユンボのリハは火星の庭を使ってもらっています。居ながらにして聴ける
役得。
 
◇◇◇ 始まりを待ちながら始まり続ける、
    泉の中の蛇のような新曲群を謹んでお送りします。
    あたらしい解放系の児童向けワルツ集「ワルツ川」からも
    少し演奏するかもしれません。
    (ユンボwebより)      ◇◇◇

yumbo are;
澁谷浩次KojiSHIBUYA
山路智恵子ChiekoYAMAJI
工藤夏海NatumiKUDO
朝倉美幸MiyukiASAKURA
渡邊哲雄TetsuoWATANABE
高柳あゆ子AyukoTAKAYANAGI
 
    ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
 
 8月の俳句会

 2008年8月18日(月)19時から。
 参加方法:(どなたでも参加できます)
 8/17までに自作の俳句を3句メールかFAX(022-716-5336)で投句。
 俳号(ペンネーム)を忘れずに。
 主宰:渡辺誠一郎(小熊座)
 会費:1000円(お酒とつまみ少々つきます)

 現在会員15名。東京、ニューヨークからの参加もあります。参加希望の
 方はまずメールをくださいませ。
 
    ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
 
加藤哲夫ブックトークの日程が決まりました。
 
 「加藤哲夫のブックトーク 〜てっちゃん今なに読んでるの?〜」
 2008年8月22日(金)19時〜21時
 会費・予約不要。トーク終了後、参加自由の交流会もあります(要会費)
 
 
[加藤哲夫プロフィール]
1949年福島県生まれ。1981年に出版社「カタツムリ社」を設立、
1985年には、エコロジーショップ「ぐりん・ぴいす」を開店。
環境・エネルギー問題・食と有機農業・平和運動などに取り組む。
また、1986年からエイズ問題に関わり、1991年からHIV薬害訴訟
を支援、1993年には患者・感染者サポートの民間団体「東北HIV
コミュニケーションズ」を設立して活動してきた。
1995年頃から、市民活動/NPOによる新しい市民社会のシステム
づくりに積極的に取り組んで、1997年11月に民設民営によるNPO
支援センター「せんだい・みやぎNPOセンター」を設立、1999年
特定非営利活動法人化して、代表理事・常務理事を務めてきた。
全国区の活動として、年間130回以上、行政職員研修、NPOマネ
ジメント研修等幅広いテーマの講演・ワークショップを行い、
全国を飛び回っている他、多数の著作がある。
 
役職/
特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター 代表理事 
特定非営利活動法人 日本NPOセンター 理事 
東北HIVコミュニケーションズ 顧問 
特定非営利活動法人 市民コンピュータコミュニケーション研究会 理事
日本NPO学会 理事    
カタツムリ社 代表
 
著書/
『加藤哲夫のブックニュース最前線』 無明舎出版
『NPO その本質と可能性』 せんだい・みやぎNPOセンター
『市民の日本語/NPOの可能性とコミュニケーション』ひつじ書房
『一夜でわかる!「NPO」のつくり方』 主婦の友社
『NPOの本質とその経営とは』 淡海ネットワークセンター
ほか共著など多数。
 
    ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
 
 先週「貸本喫茶ちょうちょぼっこ」の福島さんが来店してくれた。東京
のトークイベントで会って以来。そのときはお互い出演者でゆっくり話が
できなかったので、いつかいろいろお話がしたいと思っていたのにカフェ
は満席。福島さんも電車の時間が迫っていて立ち話だけだった。落ち着い
ていて、知的な雰囲気が漂う素敵な人。魚雷さんのトークに来たかった、
と言って、古書部からお買い上げ。年内にもう一度仙台へ来る予定だそう
で、そのときはゆっくりお会いしたいな。 
 
    ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
 
 仙台は8日まで七夕まつり。街はいつもの100倍くらいの人込み。自転車
でお店まで来るのになんども遭難しかける。なのにお店はヒマ。やっぱり
七夕はヒマだねぇ、と言って珈琲を飲んでいたら、魚柄仁之助さんが「き
ょう休みなの〜〜?」と大声出して入って来た。なんと看板をCLOSEにし
ていたらしい。アーケードのふきながしを見るのはいつも夜遅くなってか
らにしている。今夜歩くので、あした画像をアップできるかも。
 
 看板をOPENにしてもやっぱりお店は静かなので、今日買ってきたこの
本を読もう。
 

 
『高円寺 古本酒場ものがたり』(狩野俊・著/晶文社・刊/1900円+税)
おもしろい。店をやっていく快楽と苦悩。人と人の縁と恩。お酒が飲みた
くなるなぁ。


沖縄の長い夜 2008.8.3  

 後から思い出したこと。打ち上げの後半でオグラさんと友部正人さんの
話になった。オグラさんは17歳のときラジオから流れる「一本道」に衝撃
を受け、音楽を始めたという。バンドを組んでライブCDを友部さんに送り、
「僕達のライブに来て下さい」と手紙を書いた。すると、友部さんが聞き
に来てくれた。心底驚いたらしい。それから月日が経って、ライブで共演
したり、CDに参加したりしている。私の友部体験もつらつら話すと「え
ーーーそんなに好きだったの?」と言われる。あ、友部さんについてはけ
っこう知っているんだ私、と気がついた。普段、自分のことをマニアな分
野がない浅めな人間だと思っているので、妙な気分だった。 
 
 その友部さんのライブが9月7日(日)広瀬川沿いのカフェ、モーツアル
ト・アトリエで開かれます。ニューアルバム発売後、待望のライブ。
お問合せ、チケットは火星の庭までどうぞ。
 

 
2008年9月7日(日)
OPEN   19:00
START  19:30

場所  カフェ・モーツアルト・アトリエ
仙台市青葉区米ヶ袋1-1-13 B1F
022-266-5333

料金  前売:3000円
    当日:3500円
*Drink別途500円必要です。

 
 火星の庭では友部さんをかけることはあまりない。聞き入ってしまって
仕事にならないから。閉店後、大音量で聞いています。
 
   ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
  
 そうだ。7/27、我が家へ泊まることになったささま書店のN君と、夜を
徹しての古本談義をした。東京・荻窪の古本最前線みたいな場所で、日々
膨大な量の古本を売買しているN君の、古本に対しての感覚の違い、共通
する悩みをきくことができて、すごく貴重だった。なんと、翌朝9時の新
幹線にのって、11時半出勤に間に合ったそうです。若いってすごい。
 
 沖縄館「島唄」のオグラさんライブは火星の庭とは違う雰囲気。主催者
じゃないので、お客としてじっくり聴くことができた。何度か涙腺がゆる
んだ。
 
 最後に「島唄」の店主が三線を持って参加。2人で「花」を歌う。客席
とコーラスになった。打ち上げでも三線が鳴りひびく。店主が沖縄から上
京してきた頃の60年〜70年代の話を聞く。唐十郎とか、寺山とか出てきた
ような。閉店後は近くのバーで、喋り飲み、喋り飲み……。この夏一番長
い夜が更けていった。
 
 まだまだイベントの心地よい余韻に浸っていたいのですが、個人商店で
すのでそうも言っていられません。
 
   ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
  
いくつかお知らせ。
 
 火星の庭、お盆休みはありません。通常通り、火・水がお休みです。
9月1日は臨時休業となります。
 
 『仙台っこ 2008 8・9 盛夏号』より本の紹介の連載をしています。
定期購読以外では、仙台の銀行、病院、飲食店、カフェ、美容室で配付さ
れています。
 
 東京・大泉学園にある古本屋、ポラン書房さんで開催される「2箱3日古
本市」に参加します。8/15(金)〜8/17(日)。2月に続いて2
回目の参加です。○○回ローンを背負った新車でバンバン買取に行ってい
ますので、そのなかから選んで出品したいと思います。ポラン書房さん、
どうぞよろしくお願いします!

 いつも楽しみにしている経堂のロバロバカフェ発行の『ROBA ROBA通信』
vol.40が届きました。日記に店主のいのまたさんが5月に仙台に来たときの
ことが書いてありました。ドライブ中にパンクしたり、あっちこっち勝手
にお連れしたのですが、楽しかったと書いてあり、よかった。いのまたさ
んの文章のファンです。20部ほどあります。
 
 ちょっと前になりますが、宮城テレビの「OH!バンデス」で蔵書票特集
があり、火星の庭で「仙台蔵書票愛好会」のメンバーと取材を受け、翌週
放映されました。小枝コレクションのご紹介もあり、タイトなスケジュー
ルのなか魅力的に編集されて感心しました。今後も本にまつわるおもしろ
いネタを探していくということなので、期待してします。
 
 お知らせがまだあるのですが、長くなりましたね、また次回。
 一日かかって細切れに書いています。いつにも増してバラバラ文体で、
ほんとうにすみません。


 
 
 


宮城県公安委員会許可第221000000659号 書籍商全国古書籍商組合加盟店
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