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9/10のサンク,マルシェに参加します 2006.08.28  


仙台市北目町にあるオーガニック輸入食材とハーブのお店「フレデリックパ
ントリー」(http://www.frederickpantry.com/)で9/10(日)の一日だ
け開かれるマルシェ(市場)に、火星の庭も料理やインテリア本、洋書絵本
を持って参加させていただくことになりました。9月でオープン丸5年を迎
えるフレデリックパントリーには、時間と手間をかけて作られた「美しいた
べもの」がいっぱい。オーナーの岩佐由美さんはメディカル・ハーブのイン
ストラクターでもあり、不調になると「由美ちゃ〜ん」と駆け込み、相談に
のってもらいます。お店のやさしい空気、のんびり、ゆったりのゆみちゃん
の顔を見るだけでも癒されます。

そのゆみちゃんが声をかけて集まった手づくりの生活雑貨をはじめ野菜やお
茶やお菓子など、ここでしか手に入らないものばかりの、夢のような市場に
なるに違いありません。当日はベジタリアン料理ヴュッフェもあり心ゆくま
でマルシェを楽しめるという趣向です。もう私なんか今から食べまくってい
る自分が見えます。手仕事が好きな方、畑からお皿にあがるまで誠実に作ら
れたおいしいものが好きな方、9/10(日)のサンク,マルシェをお忘れ
なく。詳しくは上記フレデリックのウェブをご覧下さい。
  
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8/21 山本隆太ライブ 2 2006.08.26  


そして山本隆太さんの出番。黒い帽子にサングラス。赤いシャツ。指が魔法
のようにピアノの上を踊る。ニューオーリンズを愛してやまない隆太さんの
歌は、明るくてせつない。サラリと人生の哀しさを歌う。あまりにまっすぐ
で、さりげないので、哀しい歌だと気がつかないくらい。
        
失われた景色
置き去りのままで
果てしない道の
パレードは続く
       
「いつの日か」
          
昨年ニューオリンズがハリケーンの被害にあったときに作ったという歌の一
部。できたばかりのCD「うたのうた」に収録されています。売上の一部はハ
リケーンの被害者への贈られるそうです。
           
「何度も友部正人さんのライブをやっている火星の庭なので」と前置きをし
てアンコールにボブ・ディランの「アイシャルビーリリースト」を友部さん
の訳詞で歌った。加屋本さん、たまごさん、サッチモも加わってみんなで
コーラス。
        
俺の光をみつけたよ
西から東へとひろがってゆく
あんなふうにいつか俺も自由になれるのさ
        
        
ピアノを力強く弾きながら何度も「ありがとう」と言っていた。
こちらこそありがとうございました。
  
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8/21 山本隆太ライブ 1 2006.08.22  


8/21に火星の庭で山本隆太さんのライブがありました。オープニングア
クトには5月のピッピ隊長ライブでも出演した日本最南端の島、波照間島出
身の加屋本正一さんが渋い着物姿(琉球紬でしょうか)でご登場。三線を弾
きながら島唄をうたってくれました。前回はなじみの多い明るい曲が多かっ
たのですが、今回は初めて聞く唄ばかり。情感がたっぷり入った歌声に、ま
るい月夜の浜辺の景色が浮かびました。
     

次はたまごさん。2回めのせいか、2人ともリラックスした感じで、新曲を
たくさん披露してくれました。前も思ったのだけど、見た目はなごみ系で少
女なお二人なんだけど、歌を聞いていると大きく包み込む「広さ」がある。
この包容力に底知れないものを感じました。
        

続いて登場したのがサッチモ。福島県いわき市からやってきました。
ブルースマンのサッチモは、真っ黒に日焼けしている。それもそのはず職業
は農家なのだ。頭は坊主、足元はサンダル。太陽のように真ん丸な顔が笑う
と、白い歯がきらきらする。緊張しているのか酔っているのか、顔が少し赤
い。歌い始めると会場はシンとなった。
              
ブルースって土っぽいよな、と思いながら聞く。うたう歌とうたう人がぴっ
たり一致しているのが気持ちいい。だから歌にだけ集中できる。サッチモの
つくる野菜を食べてみたいと思った。
          
(つづく)
    
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玄米あります。 2006.08.22  


今日は健一です。
少し前から、
火星の庭のライスメニューは、ごはんが玄米となっております!
おかげさまで、好評です!
今日も聞かれたのですが、
玄米を電気炊飯器で炊いても、火星の庭で食べるような玄米ごはんには
ならない、とのことなんですね。
電気炊飯器ではなく、圧力鍋で炊いています。
圧力鍋ですと、食感がもちもちっとした炊きあがり具合となりまして、
炊飯器で炊いたのとは別物と言ってもいいくらいになるのでした。

…おばあちゃんが言っていた。
玄米を炊くのは圧力鍋に限るってな。
    
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「仙台蔵書票愛好会」ができました 2006.08.17  


田中栞さんの消しゴムはんこによる蔵書票。
田中さんは今ジュンク堂書店池袋本店で蔵書票フェアを企画開催中。
                

京都在住の関美穂子さん作型染め蔵書票。本と珈琲が描かれていて、大切に
しています。
         

仙台にお住まいの千田佐知子さん作木版画蔵書票。生まれて初めて手にした
自分の蔵書票。鉄線がとても美しいです。
               
               
「仙台蔵書票愛好会」のご案内
             
このたび、杜の都仙台において、蔵書票好きな人々がつどって愛好会を始め
ることにしました。「蔵書票」とは、愛蔵する本の見返しなどに貼って、そ
の持ち主を示すための小さな紙片です。蔵書票には持ち主の名前(または
ハンドルネームや屋号など)と「EXLIBRIS」「〜蔵」などの、所蔵を示す文
言を入れて、版画で作るのが普通です。銅版や木版など、美しい作品が多い
ことから、小版画として愛され、「紙の宝石」と呼ばれてコレクション対象
にもなっています。 もとは西洋の習慣でしたが、1900年に日本に伝えられ、
本好きや版画好きたちの間で密やかな楽しみとして続いてきました。最近で
は、物づくりが好きな若い女性たちの間でブームとなっていて、プロの版画
家に発注して作ってもらうのではなく、パソコンやけしゴムはんこ、プリン
トゴッコなどの手近な道具も駆使して、自分で思い思いの意匠で趣向を凝ら
した作品を作る人が増えてきています。仙台では特に、このように自分で作っ
て楽しむ人が大変に多く、木版愛好家を中心に蔵書票制作熱が高まってきま
した。そこで、蔵書票を愛する人たちの交流の場として、「仙台蔵書票愛好
会」を設立することにいたしました。2007年6月には、book cafe「火星の庭」
を舞台に、全国規模の蔵書票イベント「蔵書票フェスタ in 仙台」も開催の
予定で、蔵書票の展示やワークショップ、座談会などを行います。ほかにも
楽しい催し物を企画、開催していきます。活動の場が仙台中心になりますの
で、会の名称に「仙台」とつけましたが、他の都市にお住まいの方でも、も
ちろんご参加いただけます。皆様もどうぞ、ぜひお気軽にご入会下さい。
          
2006年7月10日
代表 千田佐知子
          
*設立日 2006年4月23日(日)
         
*入会金なし、年会費2000円
          
*設立メンバー
会長・千田佐知子(木版画屋からこ) 
ブログ編集長・若生妙子(鶴巻堂)
通信班長・三浦弘子(三昧堂)
会計部長・二瓶徳子
広報部長・前野久美子(book cafe火星の庭)
渡邊慎也 渡邊恒子 
顧問・田中栞
         
*活動内容
蔵書票を楽しむ(見る、作る、使う、交換する等)、蔵書票についての情報
交換、蔵書票イベントの開催
        
*入会申込み、お問い合せ
book cafe 火星の庭
〒980-0014 仙台市青葉区本町1-14-30 ラポール錦町1F
tel 022-716-5335 fax 022-716-5336
http://kaseinoniwa.com kasei@cafe.email.ne.jp
         
*「仙台蔵書票愛好会」公式ブログ
http://pub.ne.jp/exlibris_sendai/
         
         
8/9に「仙台蔵書票愛好会」の3回目のミーティングを行いました。来年の
蔵書票フェスタin仙台の展示場所の検討や、2月に行うプレ・イベント、冊
子「蔵書票事始め」のことなどを中心に。いつもおいしい中華屋さんでビー
ルを飲みながら、わいわい話し合います。脱線したまま本題に戻らなくなっ
たりするのですが、いいアイディアはそうした横道にそれたときにぽっと出
てきたりするもの。ガハガハ笑いながら、うまく話が進んでいくのはいいも
のです。
            
近々、火星の庭店内に「仙台蔵書票愛好会」コーナーを作る予定です。会員
の作品を展示したり、販売したり、蔵書票のことがとりあえずわかるコーナー
にしようと思います。蔵書票のことに興味がある方はお気軽にお声をかけて
くださいね。
    
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猪苗代湖〜水戸〜益子〜那須 どこから仕事でどこからオフ?の旅 2006.08.11  

今回の水戸の市場は、目当ての古本屋Kさんがいらっしゃらなかったので、
がっかり。それでもアート系写真集や古〜い丸善の文房具カタログ(商品を
一つ一つ手描きしている)などが出て、熱くなる場面が2、3回あり、行っ
てよかったです。水戸の老舗古書店Tさんから「火星さんが来るんだったら
洋書の画集持ってくるんだったのに」と言われて「うわっ、来月ぜったい来
ますから」と即答する。市場は毎回行って、欲しいものをアピールしないと
うまいこと買えません。肝に命じつつ。
       
お盆も近いので、子連れで福島県郡山市の実家へ立ち寄りました。車で40
分くらいのところに猪苗代湖があって、湖水浴を(娘だけ)楽しみました。
そういえば子どもの頃「海」は猪苗代湖のことだと思っていたなぁ。この湖
は地元の欲目ではなく、ほんとうに美しい。晴れていれば湖上に磐梯山が現
れます。最高なのは夕暮れ時なのですが、夏の陽は長く惜しみつつ帰りまし
た。実家で寝入る時にムシ暑さで眠れなくなり、そういえばそうだ、と福島
の寝苦しい夏を思い出しました。郡山市は内陸の盆地なので、蓋をした蒸し
器に入れられているみたい。帰ってきてそれを友人に言うと「だから桃がう
まいのよ」と。いつも海風が吹いている仙台の過ごしやすさを実感し、私も
仙台人になったのだなー、なんて思いました。
       
というわけで、翌朝、睡眠2時間で水戸へ向かいました。一度ここでご紹介
したいと思っていた郡山〜水戸のルートはなかなかのドライブ・ビューです。
国道4号線を南下し、矢吹あたりで東へ進路をとる。市町村合併で古い地名
しかわからないのですが、棚倉を出ると茨城県。里美村は林業で栄えている
らしく、立派な日本家屋がどーん、どーんと建っている。瓦屋根が何層にも
なっていて天守閣みたいな家もある。まだ朝の7時。昔ながらの里山の風景
のなか、くねくねの山道を走り抜けます。
       
水戸の市は、暑さのせいかいつもより荷物が少なめだったので、気になる古
本屋さんの振りが終ると、早めに切り上げて益子へ行くことにしました。な
ぜ、益子へ?それは「STARNET」(www.starnet-bkds.com/)というカフェが
あるからなのです。水戸から1時間、西の宇都宮方面へ走ると焼きものの里
として有名な益子へ着きます。STARNETはこんな不便な場所にどうして人がこ
んなに?というくらい人気のカフェです。古い木造の民家を少しづつ手を入
れて改造し、モダンな和のセンスがさりげなく効いていて、お店作りの参考
になります。でもセンスとか、技術とかでは語れない思想、精神のようなも
のを一番感じます。それはSTARNETにしかないもの、だから遠くからもわざわ
ざ訪れるのでしょう。写真は「豆腐のベイクドチーズケーキ」と無農薬珈琲。
メニューは地元産の無農薬栽培のものを使った、玄米菜食系でどれもていね
いに作られています。
       

       
仙台の友達もたくさん行っていて、みんな大好きだと言っています。そして
この5月に若い友人のRちゃんがSTARNETが好きで好きで、とうとう引っ越し
て働くことになった。STARNETには毎月すごい数の応募がくるらしい。その難
関をクリアして就職したのだ。いるかなーと思ってキッチンを見ると、いた
いたー。すごく、いきいきしている。併設されているショップの案内もして
くれて、すっかり慣れた感じ。STARNETと同じくらい益子のことも語ってくれ
た。よかったなー。仙台のみんなに見せるね、と玄関でパチリ。
       

       
目の前の丘の上にSTARNET別館のギャラリーがあって、行ってみた。
「リビング・ワールドの仕事展」(www.livingworld.net)。チラシにはリビ
ングワールドは「世界を再発見するメディアづくり」をしている方々だそう。
それぞれ自然とコンピューターの共同作品のようなものが並んでいる。展示
の最後は広い土間みたいなところ。開け放された部屋と庭の境界に布が垂れ
ていて、風が吹く度にゆっくり大きく動き、その動きをセンサーがキャッチ
し、プログラミングされた音がスピーカーから流れるというしくみ。一瞬た
りとも同じ音はない。じわじわーーと体がほぐれていく感じ。
       

       
「ありがとうございました」とあいさつして外へ出て、目の前の林を見ると
枝にぶらさがっているものがたくさんある。なんだ〜と思っていると「あれ
は風灯というんです」とギャラリーの方が教えてくれました。キノコのよう
な、風鈴のような形をした物体は、傘みたいな部分がソーラーシステムになっ
ていて、昼間に蓄電し日没になるとひとりでに光るのだという。下に吊るし
た短冊型のぺらぺらしたものが風で揺れると光も点滅するというロマンチッ
クなものだったのです。「19:30頃が一番きれいです。」 見たいけど、今日
中に家に帰れなくなる。想像だけ楽しみました。
       

     
さー、あとは宇都宮から東北道を一気に北上。と走っていますと「那須」と
いう文字が。那須といえばSHOZO CAFEです。仙台からここに来ることを思っ
たら、寄らないわけにはいきません。那須インターを降りて那須街道を一走
り。木立に囲まれた一軒家が見えます。アールグレイとかぼちゃのプリンを
食べると、んーー、満足。カフェいいなー、やりたいなー、あ、やってるか。
なんてばかなこと思うくらい、ゆるゆるになっている。長い一日、外はとっ
ぷり暮れていました。
       
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新着本一挙200册! 2006.08.07  

7月は一度も市に行けなかった。火星の庭では宮城県古書組合の事務局(と
いう名の雑用係)をしているので、同業者間で連絡をとることが多いのです
が、「この間の市場、火星さん好みのいっぱい出てたよー。」「火星さんい
ないから、△△さんとか◇◇さんがはりきって買っていたよ」とか言われる
と、もう気になって仕事が手につかない。何が出たんだろー、もしかしてあ
んなのかなー、うわーあれだったらどうしよーとか。自分が行けない市はビ
デオカメラを設置して、たとえ買えなくても確かめたいくらい気になります。
なんと言ったらいいのか、自分が出かけている時に家族がお寿司とか食べて
いると、なんか損をした気になるでしょう、あんな感じといえばいいか。
        
今週は水戸の市へ行ってまいります。これがキツイのです。朝4時に起きて
車で5時間高速と山道を走り、9:30開始の市に参加。夕方日帰りで帰っ
てきます。いいものが買えれば、足どりは軽いですが、不発に終ると惨澹た
る想いで帰路につきます。ウキウキの帰り道は3回に1回。さて今回は。
          
7月の遅れを取り戻すべく新着本200册アップです。古い本新しい本、硬
軟いろいろ、ぜひのぞいてみて下さい。「黒の手帖」創刊号から22号や1960
年代からの「現代詩手帖」、「ハッピーエンド通信」などなど。
           
常々感じていることなのですが、ブックカフェというとカフェのおまけに古
本がある、みたいに思われやすいのかしら、と。初めて来た方に「けっこう
古本の量あるんですね」とときどき言われます。火星の庭は「古本のあるカ
フェ」ではなく、「カフェのある古本屋」のつもり。きちんと数えてはない
ですが、店頭には一万冊近く古本があります。量的には普通の街の古本屋と
変わらないと思うのに、カフェの飾りみたいに思われると泣けてきます。
暑ーい8月は古本屋には厳しい季節。どうぞごひいきに。
        
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「チェコのマッチラベル」展 終了 2006.08.05  


おかげさまで大好評いただいておりました、
「チェコのマッチラベル」展、
(7/6〜7/31)
終了いたしました。ありがとうございました!
      
展示させていただきましたマッチラベルは、
持ち主の南陀楼綾繁さんのもとへ、
無事お返しできまして、こちらもほっと一息。
         
上の画像にあります、
★「チェコのマッチラベル」南陀楼綾繁=編著
/ピエブックス/2005年発行
税込2310円
★復刻・チェコのマッチ
1コ=税込200円
は、引き続き火星の庭で販売しております。
レジ前のコーナーにて!
         
どちらも残部わずかで、
店頭在庫がなくなり次第、販売終了となりますので
ご了承下さい。
         
南陀楼綾繁さんの
ブログ「ナンダロウアヤシゲな日々」 
http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/
では、7/8、9の火星の庭での「一箱古本市」
についても書いていただいている(7/8、9の記事)ので、
お読みいただければ幸いでーす。
また、8/1の記事にも、『展示が終了』ということで
少し書いて下さいました。
ありがとうございましたーーー!!
          
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