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火星の庭の由来 2005.04.28  


              
 火星の庭がオープンしたての頃「どうして火星の庭なんですか」とよくお
客様に聞かれました。その頃発行していたお店のフリーペーパー「火星の庭
案内」にこんな物語をのせました。
            
2×××年、地球に何らかの理由で生き物が住めなくなり、人間をはじめ動
植物が火星に移住することになりました。人びとは地球の大切なものを宇宙
船に積んで飛ばしました。そのなかに「ニワ」と名付けられた宇宙船があり、
なかにはたくさんの本とお茶が飲める場所がついていました。「ニワ」と名
付けられたのは、庭もまた地球の人間たちが愛したものだったから。
 それから長い時間がたって、火星に到着した宇宙船「ニワ」に火星の住人
達が訪れ、そこにある地球の本を読み、カフェではコーヒーやお茶を飲むよ
うになりました。そこは火星の庭と呼ばれるようになって人びとの憩いの場
となりました。
     
というお話をお店の名前を考えているときに作りました。2002年の夏、火星
が急接近していたときは毎夜、夜空を眺めては、その力強い輝きに勇気づけ
られるような気がしました。私が生まれた1969年はアポロ11号が初めて月面
着陸した年で、火星という名に未来を感じていた世代です。今も懐かしくて
まだまだ未知な火星、そこにある小さな庭、型にはまらないお店をやろうと
した私たちのイメージにぴったりでした。
             

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