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ありがとうございました!Book! Book! Sendai 2009 終了 2009.6.30  

 今日で6月は終わり。
   Book! Book! Sendai 2009
    〜6月の仙台は本の月〜

       も終了です。
たくさんの方にお世話になりました。どうもありがとうございました!

 古本縁日から一箱古本市まで、たった1週間の出来事とは思えない。
「ありがとうございました」と言いたい人が多過ぎて誰から言っていい
のかわからない。メールで言うのは味気ない。電話ではご迷惑だし、葉
書は昔は毎日書いたが(「ハガキ道」をやっていた頃もあった)、今は
やたら時間がかかるようになった。時間だけが冷淡に過ぎていく…。

 正直、終わった実感がまだない。飛行機が着陸してもすぐには止まれ
ないみたいに…。頭のなかでさまざまな映像がくるくるまわっている。
「古本縁日」の2日目をのぞけば、梅雨時とは思えないような晴天に恵
まれ、どのイベントも素晴らしかった。素晴らしかっただけに裏方とし
てもっとできたのではないか、という思いもある。
 仙台で本のイベントをやることの課題がたくさん見つかったが、1回や
2回やっただけで結果が出るはずはないので、「仙台、捨てたもんじゃな
い」って思えた感触を大事にしつつ、次に活かしていければと思う。

 1週間のうち、6日飲みに行って、計7人が我が家に泊まって、メール
を205件送受信した。台湾に住む妹に「姉ちゃんの日記、読むだけで疲れ
る」と言われて、あぁ今どきは濃い奴は好かれないのだろう、とわかっ
てはいるけれど、過剰なものを期待されているような気もして(笑)、
やっぱり報告しようと思うのです。
 順に書いていきます。よければ気長におつき合い下さい。

               ◆

★武藤良子原画展「みんな夢の中」 2009-6/18(木)〜7/6(月)

 絵の説明なんて無粋なので、観ていただくしかないのですが、武藤良
子さんの絵は気持ちいい。
 絵は売らないことにしているそう。書き文字もいいので、イラストと
書き文字の入った「大阪京都死闘編 〜武藤良子関西旅行記〜」(2008
年刊/わめぞ文庫001)おすすめです。税込500円で好評発売中。残部
わずか!
 
 武藤さんは5月と6月に2回仙台へ来てくれました。武藤さんのブログ
『m.r.factory』にくわしく載っています。武藤さんの眼で見た仙台
は武藤さんの絵のよう。画家は風景を写す眼と描く眼、2種類持ってい
るんだな。
 展示初日、最近は外で飲むのが多いけど、ほんとうは手料理でもてな
すのが一番だと思うので、今夜は私の料理を食べていただこうと自宅で
宴会。ちょうど和田さん野菜の入荷日だったので、新鮮無農薬野菜とそ
ばクレープの献立。武藤さん、もりもり食べてくれて作り甲斐がある。
食べる人大好き。

               ◆

「わめぞ古本縁日 in 仙台」 6/20(土)〜6/21(日)

 ケンが「わめぞを見ているとサイボーグ009を思い出す」と言った。
その一人一人の際立ったキャラ、特殊な能力…、たしかにそうかもしれ
ない。ワゴン2台でやってきて、またたく間に火星の庭とマゼランに縁
日をつくりあげ、踊り、笑い、歌い、飲み、食べ続けた。雨が降っても
テンションは落ちなかった。

               ◆

・6/19(金)「わめぞ古本縁日 in 仙台」前日=搬入日

 「古本縁日」搬入の日。あまりにも天気がよく、明日と明後日にとっ
ておいてくれよと思う。搬入は閉店後なのだが、ある目的のために往来
座・瀬戸さん、立石書店・岡島さんは車で昼に火星の庭へ到着。瀬戸さ
んとケンがとうとう対面、二人の間で何かが通い合っているのを私は感
じた…。武藤さんも一緒に仙台駅前へ。新幹線でやってきた古書現世・
向井さん、浅生ハルミンさんと合流。目指すは駅前朝市へ。アメ横ビル
の地下にある居酒屋のランチ「まぐろ中落ち御膳」(700円)を食べる
のだ。思えばここの話をしたときから、仙台でのわめぞイベントは走り
出した。わめぞで一番腰が重いと言われる瀬戸さんに「中落ち御膳」の
話をしたときの眼光。あんな眼されたら、恐そうな親方に限定の「中落
ち御膳」を6人分取っておいてほしいと頼むのも全然へっちゃらですよ、
ほほほー。食後はそれぞれ仙台、塩竈、松島観光へお出かけ。私は良い
子にお店でお仕事。
 
 閉店時間が近づくと、わめぞメンバーがぞくぞくと集まってきた。藤
井書店・ラッパー・リボー君が運転するワゴンが着いて、全員集合。ガ
シガシ車から本と什器を降ろし、ヒモをほどきラックを組み立てる。冗
談を言いながらも手は一時も休まず、またたく間に古本市ができていく。

チョロチョロと動いている小動物は、ウチの娘。自営業を見て育ったせ
いか、すでに働く体質になっている…。20冊しばりの本を運ぶかよ、6
歳が。正味一時間で完成。M社のAさんや「空にパラフィン」さんもご
到着。ピッポさんは遅れるとの連絡。お腹も空いたし、喉も渇いたとこ
ろで国分町へ。20人近くでぞろぞろ移動。先頭は娘…。なんであんた、
国分町への道わかってんの?
 K店は昨年末に向井さんと来たときに巨大な牛タン串焼きを食べて、
「あ〜、わめぞのみんなに食わせたい!」と言っていたので貸し切り予
約をした。みんな何を食べてもオイシー!!と絶叫。いつもより何倍も
おいしく感じる。
 ピッポさんに「庭番便りはいつも冷静だけれど、前野さんはアップダ
ウンはないの?」という意味のことを聞かれ、私がどれだけメールやネ
ット発信が苦手か、この庭番便りも実は長〜く作文した後読み返して、
ケンにも推敲してもらって、愚痴・迷い等々の部分は削ってアップして
いることを伝えると意外そうだった。そうなのです。ここは日記と違っ
てお店のページなので、私的になってはいけないと思ってはいるのです。
削って載せない愚痴や迷いも、一度文章化した事で結構解消されたりも
する。その後、俳句の話。俳句は私的でも公的でもない言葉でつくる。
私にとって精神のバランスをとる大切な役目をしている。

 友人のMちゃんの好意に甘えて別宅を宿として貸していただき、わめ
ぞの人達を案内する。古いが立派な家で、1階は男性陣、2階は女性陣、
計10名が同じ屋根の下に。予定の時刻より大幅に遅刻して到着すると
「クミちゃんだから、こうなると思った」とMちゃんに言われ、返す言
葉がありません。Mちゃんは保育園を経営するやさしい保母さん。尊敬
しています。わめぞのみんなもどんなところかと想像をたくましくして
いたようですが、Mちゃんのやさしい笑顔を見て大喜びの様子だった。

               ◆

・6/20(土)「わめぞ古本縁日 in 仙台」初日

 なんとか曇り。夜更かし朝寝坊の娘をやっと起こし保育園へ送って、
駅前朝市で今夜のパーティーの食材を仕入れて店へ行くと、すっかり古
本縁日はできあがっていた。窓の外に並んだ古本と雑貨の棚。武藤さん
作の万国旗のような看板が楽し気にゆれている。

 11時前にお客様がぽつぽつ来はじめて、ずっと途切れない感じ。昼
頃に荻原魚雷さん、東京堂書店の畠中さん、晶文社のTさん、古本イベ
ントでよくお会いするKさん、リブロ名古屋の青木さん、海月書林の市
川さんも!なんだかすごいメンバーが歩道でわいわい歓談したり、盆踊
りしたり!?ハルミンさんがアンティークの丸椅子にポッと座っている
のが絵になる。それだけでお客様が寄ってきそう。ハルミンさん原作の
映画「私は猫ストーカー」の封切りがもうすぐ!仙台で観たいよー。
 火星の庭の常連さんもたくさんいらしてくださって、わーーありがと
うございますぅと挨拶してまわる。女性のほとんどがハチマクラさんの
棚に吸い寄せられていく。古本好きの男性の方々からは往来座さんの品
揃えに感心する声が多い。あ!いがらしみきおさんが。はじめまして、
来週のトークよろしくお願いします!!リクエストで向井さん、ハルミ
ンさん、王子、瀬戸さんに火星の庭セイロンカリーの出前をしたり、
「下町ぴっぽん娘」が流れるなか、ほんと縁日みたいに楽しい空気がな
がれていた。
 
 夕方、自転車で共同開催のマゼランに行ってみる。旅猫雑貨店の和雑
貨が色とりどりに飾られ、こちらもムードたっぷり。マゼラン店主洋平
君に聞くと、にぎわっているようでよかった、よかった。

 岡島さんと立ち話。リボー兄にイエイまたね、と言って酒屋へ。日本
酒とワインを買い込んで、宴会モードへ。
 縁日を続けたまま、パーティーへ突入。正確な人数は不明。40名くら
いか。火星の庭に入りきれず、歩道まで人があふれる。
  
   (↑なにがなんだかわからない写真しか残ってません!)
 香川で讃岐うどんの修行のため3年間住んでいたyumboのドラムの
山路さんに頼んで、この日手打ちうどん30人分を持ってきてくれた。
友人のHさんはインド人直伝のカレーとサモサを20人分。加えて朝市
で仕入れたかつおとホヤ、笹かまがメニュー。更に今回は来れないか
らと、東京のふぉっくす舎・NEGIさんからワイン4本が届いた!NEGI
さんの偉大さに感動。ビール40缶、日本酒2升、焼酎1升、ワイン6本が
するする空いていく。すごい夜だ。
 遅れて武田さん、stockの吉岡くん到着。(後で聞いたが「ちょっと
離れたところから人がたまっているのが見えて、歩道で寝ている人もい
るし、やばい雰囲気だな火星の庭じゃないよな、って思っていたら火星
の庭だったんで、引き返して帰ろうかと思った(笑)」だって。)
 酔いがまわってから自己紹介。まずB! B! S武田代表がわめぞへ感謝
の言葉を延べる。順々にまわって、わめぞになるとみんな名前を言わな
い(笑)。リボー君はラップ自己紹介、だんだん下ネタになっていって
可笑しい。私には大ヒットだったが、わめぞ慣れしていない仙台勢は
ぽかんとしている。それを察してか、最後向井さんがビシッと決めた。
ほーー、さすが。でもわめぞ全員がビシッと決めたらそれはそれでつま
らない。ありえないが(笑)。
 一人帰り、ふたり帰りして、まったり夜が更けていく。魚雷さんが2
回寝てまた復活(笑)。stock吉岡くんがフランス帰りの時差ボケから
深夜に絶好調。リボー君とラップの応酬。しまいに服まで取り替えてノ
リノリ。吉岡、あんただって相当危ないよ…。リボー君コンビニでビー
ル10本くらい買ってきてすべての栓を開ける。これもひとつの愛の表現。
午前3時。解散。家へ帰ると向井さんから「道に迷った!」と電話が…。
 あと数時間で古本縁日2日目が始まる。

               ◆

・6/21(日)「わめぞ古本縁日 in 仙台」2日目(最終日)

 雨だ。先に店へ行ったケンから古本縁日の半分を店内でやる、という
連絡が入る。最終日だし、どーんと使って!と思う。お客様は少ないけ
ど、その分ゆっくり見ていく人が多い。遠くからやってきて、少しでも
荷物が軽くなるといいなと思いつつ雨足は速くなるばかり。なのにわめ
ぞの皆さんは落ち込んだ様子もなく、楽しそうにしている。でもほんと
はびっくりしたと思うのだ東京と仙台の違いに。
 チラシを何千枚も配り、ネットやメールで毎日呼びかけて、お会計の
度にお誘いして、それでも仙台で人を呼ぶのはほんとうにむずかしい。
今、人は何に一番興味があるんだろう。何だったらほしいと思うのだろ
う。私はそれをどのくらい知っているのだろうか、方法が間違っている
のかと何度か考えた。私の力不足はもちろんだが、もし本を求めている
人がこの街に私が考えるほどいないなら、はて、努力でなんとかなるも
のなのか、それもまた考えた。
 昔から火星の庭に来ていただいているある機関の人が古本縁日を見に
きて、ある場所で古本市をやらないかと提案をしてくれた。否定してば
かりでは何も生まれない。7月になったら打ち合わせしましょう、と返
事をする。
 17時、銭湯や文学館、ブラザー軒に行っていた人が戻ってきて、わめ
ぞのみんなが集合し、古本縁日が終了。最後まで笑いが絶えなかった。
搬出もポンポン手際よく進む。ばらばらに見えるわめぞが鮮やかなチー
ムプレーで片付けていく。岡島さんの〆の挨拶。そして記念撮影。
   
濃かった3日間がみんなの表情に刻まれている。ありがとう、わめぞ。
はるばる来てくれて、見事仙台の人達を楽しませてくれました。
そしてご来場いただいた皆様に感謝です。ありがとうございました。

 終わった後もサプライズは続きました。わめぞの皆様がアップした日
記を読み、呆然としました。どんな思いで仙台まで来てくれたのか、ぜ
んぜんわめぞをわかっていなかった。もう一度やれたらいいな。これで
終わりにしたくない、と今思っています。
 どうぞこの次をお楽しみに。そのときはまた皆さん遊びに来てくださ
いね。


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 〜 わめぞメンバー 仙台での日々 リンク集です 〜
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★古書現世店番日記
 「明日、仙台に行きます」
 「仙台初日」
 「仙台2日目、古本縁日初日!」
 「仙台3日目、古本縁日最終日!」

★往来座通信=店主・瀬戸
 「未ずんだ」
 
★m.r.factory(武藤良子)
 「先走りじゃない仙台1日目」
 「先走りじゃない仙台2日目」
 「先走りじゃない仙台3日目」
 「先走りじゃない仙台4日目」

★Pippo(文系ファンタジックシンガー)ブログ「lady pippon」
 「牛タンとの真剣勝負〜仙台上陸の夜〜 6/19」
 「釣りとふぁんたじい in 仙台 篇♪ 6/20ー1」
 「わめぞの古本縁日 in 仙台篇 6/20−2」
 「わめぞの古本縁日 in 仙台篇 〜あたたかな夜〜 6/20−2 後半」
 「せつなき朝〜ヤマメ恋し…広瀬川慕情〜  6/21−1」
 「わめぞの古本縁日 in 仙台篇 〜二日目〜 6/21−2」
 仙台行に関するPippoさん執筆の記事は、
 『早稲田古本村通信 208号』にも

★旅猫雑貨店 路地裏縁側日記
 (最後にみんなで撮った集合写真ほか写真たっぷりです。)
 http://tabineko.seesaa.net/

★往来座通信=店員・なつき(魚月)
 「金曜、一日目」
 
★退屈男と本と街(退屈男)
 「古本縁日」

★「空にパラフィン」
 「帰京・車内にて」

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               ◆

 わめぞの次のイベントは今度の土日です!
7/4(土)、5(日)の2日間、南池袋・古書往来座にて、
『第15回 古書往来座外市 〜軒下の古本・雑貨縁日〜』
           詳細はこちら!
みなさま、どうぞよろしくー!
晴れますようにー!!
往来座さんの『照る照るロボ・晴ーリー(ハーリー)』が現在、我が家
に滞在中なので(事情はまたあらためて!)、間に合うように送らない
と!

               ◆

 さてこの「庭番便り」での『Book! Book! Sendai 2009』イベント
ご報告シリーズ、この後は、
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6/25(木) 「仙台本の博覧会 センダイボンパク」
6/25(木) 太宰治生誕100周年記念 一人語り「きりぎりす」
6/26(金) 「私のブックカフェをつくろう」ブック・カフェ講座
6/26(金) いがらしみきお×塩山芳明トークイベント
6/27(土) 一箱古本市 in サンモール一番町
---------------------------------------------------
と続いて行きます!


Book! Book! Sendai 2009、全イベント終了--- 2009.6.28  

 〜6月の仙台は本の月〜 をキャッチフレーズに、
  本を語る、学ぶ、作る、遊ぶ、演じるなどのイベントを行いました。
   街のあちこちで本と出会っていただけたでしょうか。

 大盛況でした昨日=6月27日の
  「一箱古本市 in サンモール一番町」をもちまして、
      全てのイベントが終了いたしました!

 お世話になった全ての皆様、ありがとうございました!
 ご来場下さった皆様、ありがとうございました!
 Book! Book! Sendai メンバーのみんな、おつかれさま!やったね!

 各イベントの詳しいご報告は、今書いてます!順次、この『庭番便り』
 でアップしていきます!

              ◆

 「全てのイベントが終了」と書きましたが、「展示企画」に関しては
 まだやってます!『武藤良子原画展/みんな夢の中』、火星の庭にて
 開催中です。終了間近、どうぞお見逃しなく。

              ◆

 Book! Book! Sendai メンバーでいつも記録写真を撮って下さってい
 る佐藤正実さんの『
風の時編集部ブログ』にて、各イベントのご報告
 が、多数の写真とともに既にアップされています。ご覧ください!


「センダイボンパク」「きりぎりす」盛況のうち終了! 2009.6.25  

 「センダイボンパク」「きりぎりす」本日、開催しました。
延べ120名の方にご来場いただきました!ありがとうございます。

  

 会場はどちらも、仙台市市民活動サポートセンターの地下1階にある
『市民活動シアター』です。
 「センダイボンパク」は二部構成。第一部の「仙臺文化」渡邊慎也さ
ん、早坂信子さんの「仙台出版むかし語り」はお二人の書物愛があふれ
る内容で、江戸〜明治〜大正〜昭和を本というタイムマシーンに乗って
自在に飛んでいるような心地でした。私の挨拶がダメダメだったことだ
けがマイナスでしたが…。「私、挨拶下手なのよ〜」って言っても「ま
たーよく言うよ」とだれも信じないので、やらせていただいたところボ
ロボロ、ショボショボ。「いつもあんなに滑舌いいのに!」と。ご来場
の皆様にはお聞き苦しいことですみませんでした。しかし、メモを持っ
ているのに読めなくなるっていうのは、自分でも不思議だった。
 第二部「いま仙台で本をつくる」では、仙台で出版にたずさわる8名
の方々のお話をお聞きしました。みなさん、作られているものは違って
も、本へのこだわり、仙台を想う気持ちが真に迫ってきました。もっと
もっと聞きたかったです。第二部の司会はライター/編集者の大泉浩一
さん。名司会でした。
 夜の部の「きりぎりす」は白鳥英一さんの迫真の演技、澁谷浩次さん
のピアノの即興演奏ともに、完璧な世界をつくりあげていました。

 なにかを作り出すこと、伝えることのエネルギーのすごさをあらため
て感じることができたふたつの企画。私も「つくりだす」気持ちを忘れ
ないでいようと思いました。
 「センダイボンパク」「きりぎりす」出演者の皆さん、センターのス
タッフの皆さん、ボランティアの皆さん、ありがとうございました!
平日にもかかわらず、ご来場下さった皆様、本当にありがとうございま
した!そして、メンバーのみんな、おつかれさま〜!

              ◆

 明日は、「ブックカフェ講座」と「いがらしみきお×塩山芳明トーク」
です。会場は今日と同じ『市民活動シアター』。

 
 

 ブックカフェ講座では、「貸本喫茶ちょうちょぼっこ」の福島杏子さ
んと私の2人がナビをします。さきほど「きりぎりす」終演後、会場に
12個の3人用長テーブルをセッティングしてきました。2時間で参加者
の皆様と何かをつくりだせたらいいな、と思います。
 夜の部いがらし×塩山トークではシアターが笑いで揺れることを約束
します。花火大会でいうナイアガラです。
 さぁ、Book! Book! Sendai 主催イベントあと2日。天気も味方なよ
うですし、仙台の本の月、楽しみましょう。
              ◆
「古本縁日」の、庭番での報告は、もう少し待ってね(脳内で熟成中)


古本縁日ありがとう!そして、Book! Book! Sendai最終ラウンド!! 2009.6.23  

 古本縁日、2日間ご盛況いただきました。1日目はぎりぎりくもり、
2日目は小雨→中雨とせつない天気でしたが、
(ここまで書いて怒濤の日々に突入)

 すみません。古書現世さんや往来座さんのブログや早稲田古本村通信
を読んで大笑いしたり、うるっときている場合でなく、自分もちゃんと
報告しろ!と思いつつ、なんなのーー、ひえ〜〜〜っと、次のことが迫
りまくっています。
 古本縁日、搬入もあわせて3日間とは思えないほど濃い時間でした。
こんな日々はめったにないと思うので、じっくり報告したいのです。
なのでもう少し、待っててくらはい。
               ◆
  わめぞメンバーをはじめ、東京からいらっしゃった皆さんが
    既に仙台での日々をアップしてくださっていまして…
   ★古書現世(向井透史・早稲田)初日二日目三日目
   ★古書往来座(南池袋)
   ★チンチロリン商店(文系ファンタジックSinger ピッポ)
   ★旅猫雑貨店(雑司が谷・和雑貨と本)
   ★m.r.factory(武藤良子)
   ★文壇高円寺(荻原魚雷)
     私も早く!と思うのですが…

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 昨日、6/22は渡邊慎也さんと「センダイボンパク」の第一部=
『〜仙台出版むかし語り〜』の打ち合わせ。
    
 渡邊さんから、展示用の本34冊をお預かりする。江戸後期の養賢堂
教科書にはじまって、寺子屋教科書、出版検閲の頃の「東北文藝」な
ど、どれも貴重なものばかり。「日本に一冊しかない本もありますか
ら」と言われ、緊張する。だれか私に(本に)ボディガードをつけて
!!と思う。
               ◆
 入れ替わりに大泉さんがやってきて、今度は「センダイボンパク」の
第二部=『〜いま仙台で本をつくる〜』の打ち合わせ。
 第二部のコーディネーターは大泉さんにお願いしたが企画は私がした。
「そもそもどんなねらいがあるの?」「なんでやろうと思ったの?」
「何を聞きたいの?」と核心をつく突っ込みをスパルタ式に受ける。
エエ〜〜〜ン。いじめないでー。というのは通じない相手であるし、も
ちろん大事なことなので、ひとしきり語ると「よし。前野久美子の言い
たいことはわかった」と言ってもらってほっとする。
               ◆
 閉店後、「きりぎりす」のリハで白鳥さん、澁谷さんやってくる。
白鳥さん一人で全編の台詞を覚えないといけない。つまづくとこちらも
どきっとする。昨夜の夢が「きりぎりす」本番の舞台に私がいて台詞を
忘れて血の気が引く、というものだった。私が出るわけじゃないのに。
緊張がうつったのだ。
               ◆
 本日6/23。午前中は「今日、引っ越すので」という待ったなしの買
取りへ。建築、旅、仙台郷土関係の渋いものがたくさん。ありがたい。
               ◆
午後はあさってからのBook! Book! Sendaiの会場セッティングと
「きりぎりす」のリハーサルを行っていました!
    
               ◆
 途中、お店に戻って「ブックカフェ講座」のシナリオ&進行表を作っ
て、講座にご出演いただく貸本喫茶ちょうちょぼっこの福島さんに送る。
ぎりぎりになってしまって申し訳ないと思っていたのだが、こちらの意
図をわかっていただけたようで、おもしろくできそうです。
 実はこの企画だけは私の提案ではない。『Book! Book! Sendai
2009』の企画を立てている時、あれこれ提案していたら、「前野さん、
人を出すことばかり考えてないで自分も出なさいよ」といっせいに言わ
れたのだ。「あぁ、申込みあるだろうか」と思っていたら、なんとけっ
こう予約が入っているそうです。楽しんでいただきつつ、「何か」を持
って帰ってもらえるようがんばります。
               ◆
 再度サポセンへ。19時に「きりぎりす」のゲネプロを観に行く。白鳥
さんは和服を着て作家に扮している。太宰が「きりぎりす」を書き上げ、
はじめて読んでいると言う設定。座り、立ち上がり、ときに寝転びなが
ら、台詞をつぶやく。白鳥さん台詞がすべて入っている。舞台の左袖に
グランドピアノ。澁谷さんが絶妙にからむ。
 火星の庭のリハのときとはまるで違う雰囲気で、はじめて観る芝居の
ようだった。文庫で読んでいた「きりぎりす」に生命が宿ったような、
生きている物語になっていた。となりで見ていた人は泣いていた。
 人は無垢なまま生きられるのか?純粋であろうとすることはどんなこ
とか、追求し続けた太宰の声が聞こえてきた。得難い、すばらしい芝居
です。まだ少し席に余裕があります。一回だけの公演、どうぞお見逃し
なく。ほんとに。
 22時過ぎに店に戻って、展示資料のリストづくり。渡邊さんはパソコ
ンをしないので、いただいたリストを打ち直す。仙台の江戸から戦後の
出版物をキーボード打ちながら勉強しています。いや勉強、させていた
だいています。
               ◆
さあ!この後は、
---------------------------------------------------
6/25(木) 「仙台本の博覧会 センダイボンパク」
6/25(木) 太宰治生誕100周年記念 一人語り「きりぎりす」
6/26(金) 「私のブックカフェをつくろう」ブック・カフェ講座
6/26(金) いがらしみきお×塩山芳明トークイベント
6/27(土) 一箱古本市 in サンモール一番町
---------------------------------------------------
を行います!
 ここで随時生中継、といきたいところですが、ここ数日は難しそう。
どうぞその足で、目で確かめてください。お待ちしています!


「古本縁日」明日から! 2009.6.18  

 今日は「古本縁日」の搬入日。古本と雑貨を積んた大型ワゴン車が12
時過ぎに到着。立石書店・岡島さん、古書往来座・瀬戸さん登場。前日
から仙台入りしていた武藤さんも一緒に歩いて駅前へ。新幹線で来た古
書現世・向井さん、浅生ハルミンさんが合流して、最初のイベント(?)
朝市の海鮮屋へ。限定10食の中落ち御膳を頼み込んで予約しておいたの
だ。瀬戸さんのために。黙々と食べる瀬戸さんを見てうれしくなる。
 食後は、塩竈、松島、青葉城…と、それぞれ行きたいところへ。本日、
晴天。どうぞ仙台を満喫してください。私は火星の庭でいろいろな準備。
               ◆
 B! B! S代表・武田さんより一箱古本市の最大の懸案が、無事、クリア
されたと報告をもらい、心底ほっとする。嫌な役をめげずに、忍耐強く
やり遂げた武田さん、すごいよ。
               ◆
 午後4時ごろ旅猫雑貨店・金子さんがやってくる。もうすでに仙台の
あちこちを歩いたよう。ほとんど生中継で、旅猫さんのブログにアップ
されています!「武藤さんのブログを見て、歩いて青葉城まで行ったら、
遠かったー」と。武藤さんのように歩く人は稀です。
 そろそろ搬入の時間です。「ラック楽」「ラーメン」「ホンドラミニ」
など意味不明な名前の什器が火星の庭の外に並んでいきます。製作者は
瀬戸さん。これを仙台で見られるなんて…。感激。
 明日は海月書林・市川さん、荻原魚雷さんもいらっしゃる予定。東京
堂書店の畠中さん、晶文社のTさん、未来社Aさんも駆けつけてくれます。


 閉店後の火星の庭、明日の準備中!

 明日、あさって晴れのようです!あれ?日曜日の天気があやしくなっ
てきた? 6/21(日)は夏至。一年で一番元気に太陽が降りそそぐ日。
そんななか楽しく、にぎやかに古本縁日開催です。
雨がふってもやっています。ご来場、お待ちしています!


武藤良子原画展「みんな夢の中」始まりました! 2009.6.18  


◆武藤良子(むとう・りょうこ):
   「わめぞ」メンバー。1971年東京生まれ。
    イラストレーター。装丁、挿画を中心に活躍中。

6月18日(木)〜7月6日(月) 
  11:00〜20:00
  ※火・水は定休日   日・祝は19:00閉店
     
 ご来場お待ちしております!


「東京。話して、飲んだ5日間」(2) 2009.6.17  

(前回からの続きです)
 鬼子母神のけやき並木の参道を少し入ると、雰囲気のいい古い建物に
喫茶店が。ここが「キアズマ珈琲」。手塚治虫が住んでいた並木ハウス
の別館だそう。引き戸が開け放たれていて、スペインかギリシャのカフ
ェのよう。すーーっと中へ入る。珈琲、ケーキもおいしく、ひさびさに
理想的な喫茶時間をすごした。………
                  ★全文を表示★
                 (全文は長いです。)


句会、武藤良子原画展、Book! Book! Shiogama 2009.6.16  

 何があってもやります。火星の庭の月例俳句会。

 匙子さん(ジュンちゃん)、明け方まで俳句をひねっていて、徹夜で
出勤。一睡もしないまま俳句会へ参加だって。そしてビールをがっちり
飲んでいます。さすが期待を裏切らない女です。初参加の小春さんも加
わって12名でわいわいと22時まで。俳句をつくって句会をしている間
は、いつもと違う頭の使い方をしていて、かなりリフレッシュできるの
で、貴重な時間。もっと俳句に浸かりたいのですが、なかなかなかなか。
 
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 武藤良子さんの原画展「みんな夢の中」がはじまります。8点の絵が
届きました。そしてもう一点を今、描いているところだそうです。仙台
を題材に描いた絵は、展示初日に武藤さんが新幹線でかついで持ってく
る予定です。届いた絵を見ていると、大胆にして繊細、ストイックであ
りながらチャーミング。色がきれい、線が気持ちいい。静かなのに話し
かけてくる。見ているといろんなことを感じます。9点目の絵をどきど
きしながら待っています。たくさんの方に見てほしいです。

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 Book! Book! Sendaiをやっていて最高にうれしいことがありまし
た。ふれあいエスプ塩竈の館長さんと企画担当のAさんが来店されて、
「前野さん、見て」と見せられたのが、月刊のニュースレター。表紙に
Book! Book! Shiogamaとある。「私たちも一緒にやろうと思って」
と、参加企画の「妖精物語」のほかに本の企画がたくさん載っている。
あぁ、うれしい、こういう展開って。塩竈は、エスプさんはじめ町の人
がほんとうに元気。港町の開放的な明るさと、歴史の深さからくるのか
な。
 おとなりの県や小さな町や村で「Book! Book! 〜〜」を使って、どん
どん増えたらおもしろいな。どんどん、どんどん。
 『Book! Book! Morioka』、『Book! Book! Fukushima』、
『Book! Book! Yamagata』、『Book! Book! Akita』、『Book!
Book! Aomori』と東北全県にあったら素敵。弘前、花巻、会津なども
本が似合いそうです。

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 「わめぞの古本縁日」の初日6/20(土)に、いがらしみきおさんが
火星の庭へご来店してくれることに。武藤さんピッポさんと待ち合せ
しているのだとか!(笑)。
 6/26(土)の市民活動シアターでの「いがらしみきお×塩山芳明」ト
ーク
、チケット絶賛発売中です。
 わめぞは魅力的な方々ばかりですが、肝心の古本と雑貨だってもちろ
んすばらしい。プロの古本屋と雑貨、アンティーク屋+真性の本好き集
団ですから、仙台ではなかなか見ないいい本が、おもしろいものが、安
く買える夢の市場です。東京からワゴン車2台でやってくる。こんなこと、
わめぞはじまって以来はじめて。見逃す手はないですよ〜。

             ☆

「わめぞの古本縁日」
 6/20(土)6/21(日)2日間。火星の庭とマゼランで。雨天決行。

             ☆

「いがらしみきお×塩山芳明」トークイベント
   ★前売券、火星の庭マゼランstockにて
            好評発売中です。(前売券2000円)
   ★こちらのページからはメール予約も受付中!
         (下の方にメールフォームあります)


「小さなブックデザイン展」は明日まで。/「きりぎりす」稽古中 2009.6.13  

  『Book! Book! Sendai 2009』のオープニング企画として火星の
庭で行ってきました『小さなブックデザイン展』いよいよ明日が最終日
となりました。

仙台在住のブックデザイナー、製本工房 葉(よう)の岡田とも子さんの
素敵なコレクションと、岡田さん自身の手製本、総数42冊、手にとって
ご覧いただけます。会期中は多くの方にご来場いただいています。
かたちのある「もの」としての本の美しさをどうぞご堪能くださいませ。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

同じく『Book! Book! Sendai 2009』の主催企画のひとつ、
一人語り「きりぎりす」(6/25・市民活動シアターにて)
出演の白鳥英一さんとピアノの澁谷浩次さんが
本日も閉店後の火星の庭にて稽古中です。

どうぞご期待ください!
★前売券、火星の庭マゼランstockにて
          好評発売中です。(前売券2000円)
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「古本屋起業講座」「折り本をつくる」製本講座、ワメトークの全貌。 2009.6.13  

6/12(金)は Book! Book! Sendai 2009の主催企画第一弾、
『古本屋起業講座』『「折り本をつくる」製本講座』がひらかれました。
せんだいメディアテーク2階の会議室は、ガラス張りの丸見えの構造。
三角形の囲みテーブルに講師も参加者も、座談会風でいい。



               ◆

 まず最初に「古本屋起業講座」。

 「古本屋起業講座」は11名の参加者が熱心にメモをとったり、活発に
質問したり、盛り上がりました。講師の昭文堂書店・斎藤鄭(あつし)
さんは開口一番「古本屋はだれでもなれます」。新刊書店と古本屋の違
い、古本と古書と古典籍の区別など、古本屋の内側の輪郭をかっきりと
見せてくれます。その後、具体的に手続きや、必要な準備を話していく。
途中、古書組合が古本業界に果たしている役割の大きさを、何度もくり
返す。ほんとにそうだ。私のような経験もない、知識もない、金もない
人間が今日までやってこれたのは、古本屋同士のおつき合いのおかげな
のだ。えーーー!?って思うこともあるけど、それも含めて勉強させて
もらえる貴重な場所。
 後半は、古本業の要の買取りを中心とする仕入れの話。店売りと、ネ
ットの違いを語りつつ、最近の変化などを話していたあたりから、「古
本屋はだれでもなれる。けど、続けるのは難しい」という確信に近づい
ていったあたりで、質問タイム。「絵本の古本屋をやりたいが可能か」
「古書ではなく、サブカルや雑誌、文庫でやっていきたいが成り立つか
どうか」とか、けっこう現実味のある質問が多くて、正直びっくり。
一つ一つに誠実に答えていく斎藤さん。険しい道ではあるけれど、仕入
れから値付けまで自分で決定していく醍醐味、お客様との出会いなど、
古本屋ならではのおもしろさを語りつつ、終了となりました。
 あーー、おもしろかった。参加者はちょっと少なかったけど、その分
濃い内容になったと思います。私もけっこう質問しました(笑)。どさ
くさまぎれに、大先輩に普段なら聞けないようなことも聞いてしまった。
 このなかからほんとうに古本屋が生まれそう、という気がした古本屋
講座でした。

               ◆

 夜の部は、「折り本をつくる」製本講座。

 参加者は定員を上回る19名。講師の岡田とも子さんが準備万端に整え
てくれて、本文紙を折るところからはじまりました。ふたつに折った本文
紙をのり付けした途端、折り本っぽくなる不思議。好きな色の表紙と紐を
選ぶときにわいわいと賑やかに。参加者は全員女性なのです。1時間半後
にすべて終了。岡田さんが持ってきてくれた折り本のコレクションを見な
がら、豆折り本もいいね、とか話が弾みました。
 岡田さんに会った方はみなさん、知的でシックな雰囲気にひかれます。
少女の頃からずっと本がお好きで、今はブックデザイナーとしてアトリエ
を構え、作品づくりをマイペースになさっている姿に、理想的な生き方を
見る方は多いと思います。
 今回の「Book! Book! Sendai2009」では、『「折り本をつくる」
製本講座』
『小さなブックデザイン展』、二つの企画をさせていただい
て、岡田さんが仙台にいらっしゃる好運をあらためて強く感じたのでした。
控えめな岡田さんは自分からは決してPRをしない方なのですが、これから
もっともっとご活躍されることと思います。岡田さんへ製本や装丁のご相
談などあれば、ご連絡いただければお話を取り次ぎたいと思いますので、
火星の庭までどうぞ。

               ◆

ご来場のみなさん、講師の斎藤さん、岡田さん、
   ありがとうございました!

6月中、企画はまだまだ続きます。どうぞお楽しみに!
 ★『Book! Book! Sendai 2009』~6月の仙台は本の月~
      スケジュール一覧はこちら!


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

〜ワメトーク「takeoff Book ! Book ! Sendai」
              の全容が明らかに。〜

 去る6月7日に、東京・目白の上り屋敷という木造の2階で、
シークレットワメトーク「takeoff Book ! Book ! Sendai 」と題し
て、トークが開かれました。
「Book! Book! Sendai2009」と、
Book! Book! Sendai×わめぞのコラボ企画=「古本縁日」(6/20、21)
のプロモーションのために、わめぞの皆様が用意してくれた場です。
なんてありがたいことでしょう。
 参加者は古書現世・向井さんが声をかけて、わめぞの方々や不忍ブッ
クストリートのスタッフや常連さんで占められ、古本指数のお客様が約
40名。進行が向井さん、南陀楼綾繁さん、ジュンク堂書店仙台ロフト店
佐藤純子さん、私、というメンバー。客席の方には岡崎武志さんや
生ハルミン
さん、荻原魚雷さんが並び、位置逆にしてお話聞きたいです
よー、と内心思いつつ壇上にあがりました。

 このときの様子が、書肆紅屋さんのブログで公開されました。素晴ら
しい編集です。ここ10年ぐらいで起きた古本のある流れが理解できるよ
うになっています。すごい激変の時だったんですね。自分もそこにいな
がら、なかなかわからないものです。目の前のことでいつもいっぱいい
っぱいだったけど、いろいろな出会いや影響のもとやってきたんだな、
と思った。今まで通りノリや成り行きも大事にしつつ、もっと見極めて
自覚してやっていくことが必要な気がした。それより何より向井さんの
感性の鋭さ、先見の明、南陀楼さんの果たしてきた役割の大きさを改め
て痛感したのでした。
 紅屋さん、長文をまとめてくださってありがとうございました。

空想書店 書肆紅屋 ブログの記事、
『takeoff Book ! Book ! Sendai 』
             は、こちら。

(下の方にあります「スライドショー」のボタンで、写真も出ます。)


『古本屋起業講座』『「折り本をつくる」製本講座』本日です! 2009.6.12  

『Book! Book! Sendai 2009』の、多数ある企画のうち、
 『古本屋起業講座』と『「折り本をつくる」製本講座』が
   いよいよ本日となりました!

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『古本屋起業講座』     『「折り本をつくる」製本講座』
   

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どちらも会場はせんだいメディアテーク。久美子を含め、Book! Book!
Sendai のメンバーがスタッフで会場に行っていますので、火星の庭の
方は、私、健一が一人体制で営業中、本日のこのコーナーも健一がお送
りしておりまする。
久美子がのちほど講座のご報告をここで書くと思いますが、今きっと会
場は盛り上がっていることでしょう。
この後も、『Book! Book! Sendai 2009』では6月中に多数の企画を
行いますが、こんな具合に、イベント日でも火星の庭は休まず営業して
おります(定休日=火・水 は別として)ので、ご利用いただければ幸いで
ござりまする。
Book! Book! の各企画、この後もどうぞおたのしみにーー!!!

『Book! Book! Sendai 2009』
   〜6月の仙台は本の月〜
     各企画の情報はこちらから〜!



「東京。話して、飲んだ5日間」「ただいま」 2009.6.11  

 東京へBook! Book! Sendaiの宣伝をしに行きます、と言ったら
わめぞ向井さんが「ではトークをしましょう」、南陀楼綾繁さんから
は「(教えている和光大学の)授業で話さない?」と言ってくださって、
いつものように深く考えず出かけてきました。
                  ★全文を表示★
                   (全文は、結構長いです)
                 
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「ただいま」

 東京紀行を書くぞ、と思いながら、帰った途端に待ったナシのことが
らが続き、その話もしたいし、追いつけない…。同時進行でいきます。

 東京から帰った翌日(6/9火)は、Book! Book! Sendaiのミーティ
ング。今週末からはじまるBook! Book! Sendai 2009の主催企画に
ついての最後の確認など。
『「折り本をつくる」製本講座』はキャンセル待ちが10人近くになり、
会場の定員枠ぎりぎりまで受け入れることにする。
『古本屋起業講座』も予約がのび悩んでいましたが、増えてきています。
こちらはまだ数人大丈夫です。よろしく!
仙台の出足の遅さは伝統なのでしょうか。ノリノリラテン系が数パーセ
ントほしい。
 
 ジュンちゃんと再会。今朝、夜行バスで帰って来て、そのままジュン
ク堂へ出勤したそうです!そして、夜も元気に火星の庭でのミーティン
グへ登場。ビール飲んでるし!ジュンちゃんの武勇伝をみんなに話すと
「あー、一緒に行かなくてよかった」byタケダ、「最強のコンビだね」
byナミキ、と喜ばれる。

 6/25〜6/27は3日間で、5つのイベントを行うわけで、それも座談会、
演劇公演、講座、トーク、古本市とどれもスタイルの違うイベント。会
場のセッティングだけも5パターン。覚えられないよ。「まぁ、出たとこ
勝負で行きましょう」と言って、怒られる。
7月以降のBook! Book! Sendaiの話も少し出た。東京で人前で話し
た余韻があって、めずらしく真面目なこと言ったら、「この一年で一番
いいこと言ったね」とみんな絶賛する。今まで何だったのよ、と思う。
その後、気が緩んで軽はずみな発言をしたら、ブーイングの嵐。プラマ
イ・ゼロ。

              ◆

 翌6/10(水)も、主催企画のひとつ、6/25(木)に行う「センダイボ
ンパク」
第一部=「仙台出版むかし語り」の出演者、『仙臺文化』の渡
邊慎也さんと、元宮城県図書館の早坂信子さんと打ち合わせ。

 両氏とも知識と視野は超一級。ひたむきに研究を続けられている。あ
あ〜〜私のバカがバレる。と冷や冷やしながらお話をお聞きする。そん
な私を察してか、早坂さんが江戸時代からの仙台と日本史の流れを解説
するところから始まった。お二人のトークを一人で独占する贅沢よ。ほ
んとにこのまま100人の前でお聞かせしたい、本にしたいくらいだ。約
束します。6/25の「仙台出版むかし語り」、おもしろいです。

              ◆

 16時半にお二人をお見送りした後、18時前にプレスアートの取材。写
真も取ると言うので「肌の湿疹がひどいので後日にしてほしい」と言うと
「デジカメなのでいくらでも補修できますから」と言われる。「じゃ二重
のぱっちり眼にして、皺も取ってください」と言ったら「それは…、ちょ
っと」と断られる。そうかー、別人になっちゃうもんね。
 雑誌「S-style」6/25発売号の記事になります。

              ◆

19時からはBook! Book! Sendai 2009のボランティアミーティング。

 大学生3名をふくむ7名が集合。いつも火星の庭のイベントを手伝ってく
れる(しかも料金払って)Hさんもいるので、心強い。
 初対面の人達も、B!B!S代表・武田さんの丁寧でカリスマ性のあるレク
チャーのおかげで、一気に気持ちが集結。さすがパフォーマーじゃのう。
(私は「終わったら打ち上げしよう」と言うだけ。)
 ボランティアの皆さま、どうぞよろしく願いします。

              ◆

 岡崎武志さんより一箱古本市、参加のメールが!みなさま、アーケード
の路上で岡崎さんから本が買えますよ。そして岡崎武志賞もお願いする予
定。どうぞお楽しみに!

              ◆


 気がつくとあと1週間で武藤良子さんの原画展がはじまります。
『武藤良子原画展〜みんな夢の中〜』6/18(木)〜7/6(月)


 武藤さんの人柄も素敵ですが、絵もほんとに心を奪われます。ぜひ観
にきてください。展示は武藤さん本人がする予定で、新幹線で原画を運
んでくるそうです。

              ◆

 その2日後には「わめぞの古本縁日」がいよいよやってきます。古本と
雑貨、アンティークがどばーんと火星の庭とマゼランにならびます。
古書現世の向井さんはじめ、わめぞ様ご一行も仙台入りして、直接みな
さまにお目にかかります。魚雷さん、ハルミンさんも来ます!往来座
瀬戸さんが「今回は現世の向井さんに勝つ気満々です」と勝利宣言。

 ↓ 火星の庭、マゼランの出品者が決定しました。


火星の庭
 6/20 11:00〜20:00  6/21 11:00〜17:00
古書現世(向井透史・早稲田)
古書往来座(南池袋)
m.r.factory(武藤良子)
リコシェ
ハルミン古書センター(浅生ハルミン)
蟲文庫(倉敷)
古書文箱(高円寺・古楽房店員)
チンチロリン商店(文系ファンタジックSinger ピッポ)
古書有古堂(ブログ「正式の証明」)
貝の小鳥(目白)
ハチマクラ(高円寺、雑貨・文具)
文壇高円寺(荻原魚雷)


マゼラン
 6/20 10:00〜19:00  6/21 11:00〜17:00
立石書店(早稲田)
旅猫雑貨店(雑司が谷・和雑貨と本)
藤井書店(吉祥寺)
退屈文庫(ブログ「退屈男と本と街」)
パラフィン堂(ブログ「空にパラフィン」)
ブックギャラリーポポタム(目白)
魚月(雑司が谷)
海月書林

みなさま、どうぞお楽しみに!!

              ◆

 肌の湿疹がなおらない。歳、かな〜。これから「センダイボンパク」
の第二部「いま、仙台で本をつくる」のレジメづくり。空が明るくなる
前に仕上げたいものです。肌、なおるはずないか。


『参加企画めぐり』『東京巡業へ』 2009.6.3  

 この定休日は、Book! Book! Sendai 2009のパンフとポスターを持
って、参加企画でご協力いただいているところへ行ってきました。カメ
ラ忘れちゃって画像がないのが残念ですが、一部ご紹介します。

 まず、一番町一丁目(古本屋がならぶ通りのエリア!)美術カフェ・
ピクニカさん。「世界でひとつの本をつくってみました展」を開催中。
1階のカフェの白い壁に作家による手製本やオブジェがたくさんならん
で楽しい空間になっていました。2階のギャラリー・エノマでも仙台、
東北の若手作家を中心に作品展をおこなっていて要注目です。

 北目町の通りを中央郵便局の方へ行くと、ノワイヨさんがあります。
店内に入るといつもハーブとおいしいものの匂いにぽわっとなります。
こちらでは6/10から「アトリエ ノワイヨの紙もの展」がひらかれま
す。オリジナルのノートや封筒が印刷屋さんから届くのを待っている
ところでした。リトルプレス「ソレイユ リュンヌ」も創刊。ノワイヨ
に紙もの部門が登場なんて、すごくうれしい。
 
 次はぐぐーーっと仙台駅の方へ自転車を走らせて、駅前朝市の入り
口へ。「こどものほんのみせ ポラン」さん。絵本の宝箱のようなお
店。昨年30周年を迎えたということです。すごいですね。読み聞かせ
や絵本作家をお呼びしたり、ずっと貴重な活動をされています。6/25
は澤口たまみさんの講演会「むしはともだち、自然といのちを紡ぐ」
がひらかれます。

 すぐ近所の仙台銀座へ。この路地はいいなぁ。飲み屋さんの2階に
カフェ ひつじ屋」さんがあります。太田さんのつくるケーキは絶品
です。参加企画は店内に併設されている「STATIONERY STATION」
分室さん。月光荘の製品をはじめ、選りすぐりの文房具がならんでいま
す。カフェのなかの文房具屋さん、絵本のなかにいるような気分を味わ
えます。

 南町通りから青葉通りを渡り、肴町公園から晩翠通りをめざしましょ
う。晩翠通りのちょっと手前に「坐カフェ」があります。奥ゆきのある
店内の壁一面に、きれいな写真が飾ってありました。すべてアイルラン
ドの写真。本もたくさんならんでいます。「アイリッシュ・ストーリー
ズ」では展示のほかに、本国からイリアン・パイプスの名手、マイキー・
スミス氏をむかえコンサートもひらかれます。お見逃しなく。

 風にのって西へ。橋をわたり広瀬川をこえて宮城県美術館へ。「洲
之内コレクション展」に間に合った!洲之内徹さんが生涯手放さなか
った作品の数々。「どう、この絵の良さがあなたにわかる?」って聞
かれているようだなぁ。声や言葉の届かない奥底まで降りていって、
ようやく見えるような景色なのかと思った。総務のSさんにご挨拶し
て、快くパンフとポスターをあずかっていただきました。創作室に行
って齋正弘さん(火星の庭の鉄のオブジェも齋さんの作)に見せると
「すごい、すごいよ」と言ってくれました。
(洲之内コレクション展は6/7までです)

 定禅寺通りへ。せんだいメディアテーク1F、ナディッフ・ビスでは
「7days cards ミニフェア」がはじまりました。レジのわきに特設
コーナーが展開。なんとカード作家の藤原弥生さんがメディアテーク
の地下1階で刷った活版印刷によるカードを限定制作したものなのです。
活字のぽこっとへこんだ感触がたまりません。この魅力は見ていただく
しかない、のでぜひ実物をご覧ください。

 あ〜のどが渇いた。と、ちょうどいい場所にcafe haven't we met
があります。ハヴントには前から本がたくさんありますが、6月は「ひ
とり本と音楽」をテーマに棚を作っていただきました。音楽も読書に合
うものをということで、ゆったりしたギターの曲が流れていました。ラ
ッテマッキャートを飲みつつ、棚の文庫本をひらいてしばしカフェ読書。
ふぅ〜〜疲れがとれました。

 半日でしたが、けっこうまわれますね。みなさんもお休みの日にパン
フレット片手にBook! Book! Sendai 散歩してみてはいかがでしょうか。
 
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 明日から東京へ行ってまいります。
6/5(金)は和光大学で河上進さん(南陀楼綾繁さん)の授業に、
 佐藤純子さんとゲスト出演します。
6/7(日)はわめぞのトークへお招きを受けて、お話しする予定です。
そのほかは、Book! Book! Sendaiの広報活動をしてきます。
火星の庭は通常通り営業しています。
「小さなブックデザイン展」が好評開催中です。ご来場をお待ちして
います。岡田さんは火星の庭の近所にお住まい、運良く会えるかも。


B! B! Sスタート!/「わめふり」絶賛配布中/「仙台さんぽ」好評発売中 2009.6.1  

 今日から6月。
     「Book! Book! Sendai 2009」
       〜6月の仙台は本の街〜

         スタートいたしました!
 パンフレットがすごいいきおいでなくなっていきます。みなさま、
入手できたでしょうか。火星の庭、マゼラン、stockのほか、メディア
テークには多めに置いていますので、まだの方はどうぞ!

イベント第一弾は「小さなブックデザイン展」
ブックデザイナー岡田さんセレクトの本42冊。初日の今日は、お天気
もよく、新聞をご覧になった方がたくさん観にいらっしゃいました。

 このひと月、仙台は本の街。みなさま、どうぞさまざまな本の出会
いを楽しんでくださいませ。
 今朝の読売新聞、昨日の河北新報朝刊、数日前の日経新聞で、
Book! Book! Sendai 2009の開催記事が掲載されました。
6/6(土)の河北新報夕刊(青葉区の一部)に、B! B! S夕刊専用のチ
ラシを折り込む予定。インターネットを利用しない方々にもアピールし
た方がいい、という案が出て、夕刊折り込みをやってみることに。やれ
ることはなんでもやってみるつもり。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 昨日一昨日の「外市」は、ときどき雨が降りつつも無事、開催された
ようでよかった。わめぞのみなさま、会場の往来座さん、お世話になり
ました。ゲスト参加しましたBook! Book! Sendai、けっこう健闘し
たということで、ほっとしました。
 そして例のもの、とうとう完成。わめぞ・武藤良子さんが難産の末、
みごとつくりあげたその子の名は「わめふり」。
 
 わめぞの情報がつまったフリーペーパーなのです。火星の庭と市内各
所で好評配布中。お客様に手渡すと、「こけしがいいですね」と好反応。
おもて面にはわめぞマップや古本市情報のほか、旅猫雑貨店の金子さん
の「坂道暮らし」が、コピーで黒っぽくなってるけど、味があっていい
です。高円寺の古本屋店員で、白シャツ王子の異名を持つうすださんも
寄稿しています。 
 今号の特集は「仙台」。裏面はジュンク堂仙台ロフト店の顔、人気急
上昇中の佐藤純子さんによる脱力系マンガによるジュンコ堂じゃなかっ
たジュンク堂、B! B! Sの紹介。伊坂さん似過ぎ。荻原魚雷さんによる
仙台古本屋巡り、武藤さんの一泊二日仙台古本旅エッセイなど読みごた
えたっぷりです。私も「わめぞ・仙台二都物語」を書かせていただきま
した。仙台って、昔から作家が多かったのだ。その理由も挙げてみまし
たが、ぱーーっと晴れることが少ないこと(内向きの気質をつくる)、
夏が過ごしやすい(酷暑と本は相性が悪い)ことも原因でないかと後か
ら思いました。20代の頃、ドイツ暮らしから帰ってきて、仙台に住もう
と思ったのは、空気が北ヨーロッパに似ていることもあったな、と思い
出したり、自分と仙台を考えるいい機会になりました。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 そして、仙台でも大物が誕生。
 
 100年前の仙台を歩く「仙台地図さんぽ」 2190円+税  
  A4変型判 104ページ   2009.5.25発行
  
 「仙台の原風景を観る」をテーマに、フリーペーパー「風の時」や、
古い絵はがき・ポスターの復刻など、過去の仙台をよみがえらせてきた
風の時」が、市制120周年の今年、プレスアートと共同で「せんだい
120アニバーサリー委員会」を結成してつくったのが「仙台地図さんぽ」。
 ページをひらくと左側が大正元年の「仙台市全図」、右側に現在の地
図が配してあります。古い町名や通り名が新鮮です。自宅そばの通勤道
が昔は「監獄横丁」という名だなんて…カッコイイ。100年前、火星の
庭の向かいにあった「ラビンソン・ジョンソン」っていったい何?市街
地のあちこちに葡萄園や梨園があったとは。おもしろくて読み出すとと
まらない。仙台のガイドブックとしてもいいし、歴史読みものとしても
楽しめそう。
 「風の時」の佐藤正実さんもBook! Book! Sendaiのメンバー。制作
中の正実さんは鬼気迫っていて、そばで見ていてビビるほどでした。
いえ、惚れそうでした(笑)。すでに各方面から絶賛されていると言う
ことで、正実さん、おめでとうございます。後世に残る名著だと思いま
す。みなさまぜひ、ご覧ください。
火星の庭、ほか市内書店で大好評発売中!


 
 
 


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