ドラゴンスプライサーwebサイト
TOP > MAKING > パープルドラゴン プルプレウス
『ドラゴンスプライサー 竜を接ぐ者』では、
人物は実写で、
ドラゴンなど架空生物たちがコマ撮りで登場します。
このページでは、
【パープルドラゴン プルプレウス】の
造型メイキングをお伝えいたします
デザイン・造型・コマ撮り、そしてこのレポート作成も、
前野健一がお送りしておりまーす
↓骨組みの作成にとりかかったところ。
↓関節部分にはPOP用品の一種「せぼねくん」を使用。
「せぼねくん」を分解して、
6ミリ直径の木材と組み合わせて、
ホットボンドで接着していきます。
せぼねくんと木材で全身の骨組みを作成
指は、よじった糸ハンダを使用
この段階で、コマ撮りをして動作の試しをおこないました。
紙粘土で肉付けをしていきます。
この段階の時にイベントがありまして
会場にて大勢のご来場者の前で
生でコマ撮りを実演するというコーナーも行いました。
実演にはこの(製作途中段階の)ドラゴンを使いました。
イベントの詳細につきましてはこちらの記事↓にて〜〜〜
http://blogs.yahoo.co.jp/mn88ken1/54653053.html
記事内にその時のコマ撮り動画もあります。
紙粘土で肉付けした後、
可動部分の『せぼねくん』をストッキングで覆います。
非可動部分は紙粘土で盛りつけ、
可動部分はストッキング地の上に「マットジェルメディウム」を塗布して
凹凸をつけていきます。
マットジェルメディウムは、最初ドロドロの液状で、
乾くと柔らかいゴム状に固まります。
こういうの。↓
なので、断面はこのようになってます。
・曲がる部分は、
せぼねくんの上をストッキング(赤い部分)で覆って
その上にマットジェルメディウム(青い部分)で凹凸を作成。
・曲がらない部分は、
木材の上に、紙粘土。(緑の部分)
↓顔の凹凸は、より細かく作るため、『ラドール』(石塑粘土)を使用。
あと、
腕の上下動に連動して
鎖骨が動くように工夫をしたんですね。
鎖骨の動きは、骨組みだけの段階の時だと、
『あっ!いい感じ!』と思ったんですが、
皮や肉を盛って来たら鎖骨の動きはほとんどわからないように
なってしまいまして…
まー、人生、そんな事の積み重ねだが…
アクリル絵の具で着色〜。
翼と歯が未完成のこの段階で、
コマ撮りして動作を試しました↓
翼を作っていきます。
翼膜は複数枚重ねたストッキングで、
アクリル絵の具を混ぜたマットジェルメディウムを塗布。
歯を作っているところ。
つまようじに
モデリングペーストを塗って、硬化後に紙ヤスリで尖らせて
先端部分を切って使いました。
(また、歯の他にも、指先、身体の突起物、翼の尖っている部分など、
鋭角的な各所にも、モデリングペーストを使用。)
歯を接着〜
結構噛み合せを気にして
取ったり付けたりして…
翼と歯も完成!やった〜!
↓コマ撮りしました。
グリーンバックで撮って、背景に空の写真を合成。
本編のコマ撮りはこれから〜。
先は長いですが、どうぞお楽しみに〜〜!!!
また、2014年3月におこなわれた展覧会
『MONSTER EXHIBITION 2014』(会場/渋谷ヒカリエ)に
参加させていただき、
この【パープルドラゴン プルプレウス】が展示されました。
そのご報告はこちらをクリック〜〜★
『ドラゴンスプライサー 竜を接ぐ者』
webサイト ・ Topページへ
|
|