【開催前の告知】

  瀬尾夏美さんの著書
 『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』の出版に合わせて、
  瀬尾さん、櫻井拓さん(編集者)、小池俊起さん(デザイナー)、
  3人のトークを火星の庭で行ないます。

  


  (瀬尾さんのFBより転載)
  震災後、陸前高田に拠点を置きながら作品をつくってきた
  絵と言葉のアーティスト・瀬尾夏美が初めての単著を出しました。
  世界で初めて、この本についてお話しする特別なトークイベント。
  今回は、
  この本の企画チーム瀬尾夏美(著)、櫻井拓(編集)、小池俊起(デザイン)の三人が
  すこし久しぶりに集結し、出来立ての本について、
  その企画の始まりや試行錯誤のあれこれ、
  瀬尾が出会ってきた大切な言葉や風景についてお話しします。


  『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』出版記念トーク

  月日:2019年2月9日(土)
  時間:19:00-21:00
  会場:book cafe 火星の庭 仙台市青葉区本町1-14-30

  参加費:1000円(ワンドリンク、会場限定のおまけ付き)
  登壇者:瀬尾夏美、櫻井拓(編集者)、小池俊起(デザイナー)
  定員30名、予約優先
  申し込み先:awaiyukukoro@gmail.com
  共催:火星の庭、あわいゆくころ企画室


  

  先日、瀬尾夏美さんとトークの打ち合わせをしました。
  言葉を紡ぐこと、それを本にするまでに起きたこと、感じたことを生で聴く
  貴重な機会になりそうです。

  【プロフィール】
  瀬尾夏美(せお・なつみ)
  1988 年、東京都足立区生まれ。宮城県仙台市在住。
  東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程修了。
  土地の人びとの言葉と風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。
  2011年、東日本大震災のボランティア活動を契機に、
      映像作家の小森はるかとの共同制作を開始。
  2012年から3年間、岩手県陸前高田市で暮らしながら、
      対話の場づくりや作品制作を行なう。
  2015年宮城県仙台市で、土地との協働を通した記録活動をする
      一般社団法人NOOK(のおく)を立ち上げる。
  現在も陸前高田での作品制作を軸にしながら、
  「語れなさ」をテーマに各地を旅し、物語を書いている。
  ダンサーや映像作家との共同制作や、
  記録や福祉に関わる公共施設やNPOなどとの協働による展覧会やワークショップ
  の企画も行なっている。
  主な展覧会に「クリテリオム91」(水戸芸術館、茨城、2015年)、
  ヨコハマトリエンナーレ2017(横浜美術館・横浜赤レンガ倉庫、神奈川、2017年)など。
  ツイッター:@seonatsumi


  

    フライヤー CLICKで拡大します




  

  『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』
  著者:瀬尾夏美
  編集:櫻井拓 デザイン:小池俊起
  帯文:鷲田清一 畠山直哉
  2019年2月1日 晶文社 発行
  四六版/上製/360頁(カラー16頁)
  価格:2000円+税
  https://www.shobunsha.co.jp/?p=5006

  【以下、出版元・晶文社より紹介文】
  仙台を拠点に活動する絵と言葉のアーティスト、瀬尾夏美の 単著が刊行されます。
  震災後、陸前高田で作品をつくってきた著者が、
  被災からあたらしいまちの始まりまでの約7年間をあわいの日々と 捉えて、
  当時生まれた感情や思想、風景、出会った言葉など を拾い直しながら編んだ著者初の単著です。
  これまでに自身がツイッター上に綴ってきた言葉〈歩行録〉 と、
  それらを 2018 年のいま再び読み返し、歩き直しながら 書いたエッセイ〈あと語り〉、
  そしてこの出来事を遠い未来に誰かが語る、
  その時間を想像しながら描いた絵物語「みぎわの箱庭」「飛来の眼には」で構成されます。



  【終了後のご報告】

  先日、
  瀬尾夏美さんの著書『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』の
  出版記念トークを火星の庭にて開催しました。(2019年2月9日開催)

  

  登壇者は、
  著者・瀬尾夏美さん、編集の櫻井拓さん、デザインの小池俊起さん
  の3人です。

  

  まず瀬尾さんから震災から7年間のご自身の活動と作品が紹介されました。
  震災当時は東京の美大生だった瀬尾さんは、友人とレンタカーを借りて東北へ
  ボランティアをするためにやってきます。その後陸前高田に移住してアルバイトをしながら
  3年間住み、現在は仙台に拠点を移して活動しています。その考え方、手法にはこれまでの
  アーティストの枠にはまらない新しい在り方を感じます。未来から来た人みたいです。

  

  後半は、3人のゲストの対話によって、この本がどのようにして作られたのかが語られ、
  お話は尽きることがなく2時間半に及びました。
  瀬尾さんはメモはあまり見ずにその場の言葉で話をします。
  饒舌ではないのですが、何を言うか予測がつかないおもしろさがあります。

  

  トークの進行をした櫻井さんは宮城のご出身。
  作家と観客の橋渡しの的確さは編集者ならではでした。
  瀬尾さんが直感で話す言葉を櫻井さんがパッと核心を捉えて翻訳してくれるのが見事でした。

  

  デザイナーの小池さんは
  もともとツイッターで発信されていた瀬尾さんの膨大なテキスト(2万ツイート)を
  書籍化(約900ツイート)する際の具体的な話をしてくれました。
  装丁については美術家である瀬尾さんとの真剣なやり取りが垣間見えて、
  共同作業で本ができていったことを感じました。



  

  『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』は、
  2011年から2018年までのツイッター上で発信された瀬尾さんの言葉「歩行録」と、
  一年ごとに振り返る「あと語り」、
  絵とドローイングから構成されています。

  上記のイベント終了後も、ひきつづき
  火星の庭で販売していますので、どうぞよろしくお願いします。
  (本体2000円+税)


  

  瀬尾さんが購入特典を用意してくれました。
  本のなかでも触れられている陸前高田の「五本松」の巨石が描かれたシールです。
  角度を変えるとピカピカの色が変わって楽しいです。
  わたしはさっそくスマホケースに貼りました。
  サインご希望の方は数日時間をいただきますがお知らせくだされば受付可能です。

  また、当店の本はどれも店頭販売の他、通販も可能です。
  送料を別途いただいており、送料金額は合計サイズにより変わります。
  『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』に関しては、
  1冊お送りの場合、送料185円です。
  kasei★cafe.email.ne.jp (★を@に変えて)まで
  お届け先のご住所・ご氏名明記のうえお申込みください。




  book cafe 火星の庭

  〒980-0014 仙台市青葉区本町1-14-30 ラポール錦町1F
  E-mail kasei@cafe.email.ne.jp
  URL  http://kaseinoniwa.com