【開催前の告知】

  「安保cafe」第11回のお知らせです。

  

  「安保cafe」第11回は、
  5月12日(木)開催で、
  今回はギャラリー・ターンアラウンドが会場です!

  ターンアラウンドは
  仙台の現代美術の拠点として多くの人に支持され、
  美術に留まらず、社会的なアクションもされています。

  安保カフェが始まった時から、
  先生たちと仙台のあちこちで安保カフェがひらかれるといいね、
  と話していました。

  今回レクチャーいただく黒坂先生は、
  長年ハンセン病患者の聞き取りを続けてこられ、
  原発事故後は避難困難区域の避難者の聞き取りもされています。
  当事者と向き合ってこられた黒坂先生のお話、
  どうぞお聞き逃しのないよう皆様のご参加をお待ちしております!


  「安保cafe」第11回
  『原発事故避難者の声を聞く』
  話題提供:黒坂愛衣(東北学院大学准教授)

  〜黒坂先生より〜
  東京電力福島第一原発の事故により長期避難をよぎなくされている人々
  ―福島市およびその近辺に避難している飯舘村長泥行政区の人たちと、
  福島県三春町内に作られた仮設住宅で暮らす富岡町の人たち―
  からの聞き取りを、この1年ほど続けてきました。
  避難者の体験をみなさんと共有し、
  このかんの政府の“帰還政策”の問題点について確認します。
  これまでの安保カフェで出たキーワードのひとつに
  「積極的平和」(戦争の原因となる構造的暴力がない状態)がありました。
  わたしたちの足元にある問題に目を向ける時間をもちたいと思います。

  日時:2016年5月12日(木)19:00-21:00
  場所:ギャラリーターンアラウンド
    (青葉区大手町6-22 久光ビル1階)

  ギャラリーターンアラウンド webサイトはこちら
              ↓
     http://turn-around.jp(地図も掲載されています)

  参加無料
   各自飲みものなどをご注文ください

  お問い合わせ:
  安保関連法に反対する被災三県大学教員有志の会
     (antisrbtohokuoffice@gmail.com)


  今回の話し手、
  黒坂愛衣先生が先日、朝日新聞朝刊にて紹介されました。
  記事はこちら↓

  



  【終了後のご報告】

 「安保cafe」第11回のご報告と12回のお知らせです!

  5月20日に安保cafeの第11回が行われました。

  安保cafe・第11回
  「原発事故避難者の声を聞く」
  話題提供:黒坂愛衣(東北学院大学准教授)

  
  安保cafeとしては初めての会場となるギャラリーターンアラウンドにて
  開催され、30人を超える参加者が集まりました。

  前半は、
  福島県の飯舘村・長泥行政区などでの聞き取りを続けてきた
  黒坂先生からお話をいただきました。
  プロジェクターで写真も映し出され、当事者の生の声を伝える
  黒坂先生のお話に会場は真剣に聴き入っていました。

  
  当事者の間でも状況や要望が異なる難しい状況が続いていることがわかり、
  「ニュースや国の答弁を信用できない。何が本当なのでしょう」
  という質問が出されました。
  それに対して、やはり参加者から語られた、「意見は多様なもの。
  誰が正しいかはわからない。自分の意見は自分で考えるしかない」
  という言葉が印象的でした。
  農家の方や、専門の方も発言され、
  時間が足りなくなるほど活発に意見が交わされていました。
  あらためて多くの方に強い関心のあるテーマなのだと感じました。

  
  会場・ターンアラウンドは、
  展覧会等を行うギャラリースペースと
  テーブルのあるカフェスペースから成りますが、
  今回は、ギャラリースペースでの開催でした。
  ギャラリーの真っ白な空間は、本に囲まれた空間とは違う
  内から出る言葉を誘うような魅力があると思いました。


  次回、第12回は、
  5月26日(木)開催、
  会場はひきつづきターンアラウンドです。

  第12回安保カフェ
  ・日時:2016年5月26日(木)19:00-21:00
  ・場所:ギャラリー・ターンアラウンド(青葉区大手町6-22 久光ビル1階)
  ・入場無料
  ・ドリンク等ご注文ください
   テーマ「『監視社会』を考える」
  ・話題提供:半田正樹(東北学院大学教授)

  

   半田先生から

  安保法制は違憲であり、廃止すべきものです。
  しかし、安保法制と一体化する形で、
  特定秘密保護法が施行(2014年)されたり、
  通信傍受法(「盗聴法」)(施行2000年)改正の動きがあることにも
  目を向ける必要があります。
  さらに、共謀罪導入の画策もあります
  (安保法制についての話し合いをもつだけで犯罪となるかもしれません)。
  いわば国家・政府が、権力の膨張を限りなく進める一方で、
  個人や市民の活動の枠が狭められる状況が現われているわけです。
  そこで、
  例えば通信傍受法が、「通信の秘密」(憲法第21条)を侵害する性格をもち、
  したがってプライバシー保護と矛盾するという点に焦点をあてて、
  問題提起をすることにします。
  わたしたちは、
  街のいたるところに設置された「防犯」に名を借りた監視カメラにキャッチされ、
  マイナンバー制度によって「個体として識別」されるようになりました。
  こうした現実とその意味を
  情報技術の発達という視点も取り入れながら読み解こうと思います。

  


      ★「安保cafe」とは★
       【安保関連法に反対する被災三県大学教員有志の会】の
       先生方が主催する取り組みのひとつで、
       昨年2015年11月から始まり、
       これまで、火星の庭、ターンアラウンドなどを会場として
       計11回を行っています。

  「安保cafe」これまでの各回の様子は
   ↓こちらにて!
  http://www.kaseinoniwa.com/cafe/apcafekoremade.html
  お問い合わせ:
  安保関連法に反対する被災三県大学教員有志の会
  antisrbtohokuoffice@gmail.com

  【リンク】
  『安保関連法案に反対する被災三県大学教員有志の会』
   http://antisrbtohoku.wix.com/manifesto

   ギャラリー ターンアラウンド webサイトはこちら
              ↓
     http://turn-around.jp(地図も掲載されています)



 book cafe 火星の庭

 〒980-0014 仙台市青葉区本町1-14-30 ラポール錦町1F
 tel 022-716-5335
 E-mail kasei@cafe.email.ne.jp
 URL  http://kaseinoniwa.com