【開催前の告知】
『安保関連法案に反対する被災三県大学教員有志の会』の
先生方の主催による『安保cafe』、
火星の庭を会場として行っており、毎回好評いただいています。
1月14日(木)に行う、第4回のお知らせです。
☆クリックで拡大します☆
今回の講師 石川真作先生(東北学院大学准教授)
【石川先生から】
フランスで起こった同時テロの背景には、
長年にわたるヨーロッパの移民問題があります。
一方、現政権の掲げる成長戦略では
外国人労働者受け入れ環境の整備が挙げられており、
日本が移民社会となる可能性も現実味を帯びてきています。
また自衛隊の海外活動が増えれば
テロ組織の標的になる可能性も出てくるでしょう。
そうした状況と私たちはどう向き合うべきか、
考えてみたいと思います。
安保カフェ 第4回
「なぜ移民問題は他人ごとではないのか」
1月14日(木)19:00〜21:00
場所:book cafe 火星の庭
*ご予約いただけると助かります。
E-mail kasei★cafe.email.ne.jp (★を@に変えて)
【終了後のご報告】
一昨日1月14日に火星の庭を会場として、『安保カフェ(第4回)』
(主催=安保関連法案に反対する被災三県大学教員有志の会)
を行いました。昨年11月から隔週木曜日の閉店後に開いています。
外は極寒でしたが、中は大盛況でした。
第4回のテーマは「なぜ移民問題は他人ごとではないのか」
今回の話し手=石川真作先生(東北学院大学准教授)
難民問題は日本人にとって実感が湧きにくく、
しかもグローバルな視点が要求されるので、
これまでの安保カフェのテーマにくらべてより答えを
出すことの難しさを感じました。
一方、現政権がすすめている外国人労働者受け入れや
集団的自衛権の行使容認にともなう変化などから
すでに他人事ではない状況にあることも感じました。
難民が増え続ける世界情勢、
その人達が暮らす社会と私達の社会との違いを知り、
想像力を精一杯働かせてどこに解決策があるのか考え、
対話した中身の濃い2時間でした。
安保カフェの魅力は、大学の先生たちのナビゲートのもと、
年代(この日は大学生から60代まで)、職業、性別が違う人達が
顔を合わせて一つのテーマを話し合うことだと思います。
そこには有名無名、上下関係や優劣はありません。
大学の先生もテーマにつながる研究者であっても専門家ではなく、
それゆえにレクチャーでは思考の道筋が開示されるので
ものごとを考えるときの方法が体験できます。
ときには先生同士で議論が始まったりすると、
冷静かつ的確なやりとりを見ながら、あぁこうして思考力が磨かれていくのだと
ドキドキしながら聞いていたり。(私は大学に行かなかったので
とくに新鮮です。)
堅苦しくない先生達のフェアな態度にも
一般の参加者の共感を呼ぶのだと思います。
自分の考えを肩肘張らずに言えること、
難しいことを考えることは苦行ではなく、
単純に楽しいことだという空気があります。
深く考えること、他人と考えを交換ことは、
食べ物を味わったり歩いたりすることと同じく、
思考力を備えた人間には歓びなのだと安保カフェを
やっていて感じます。
安保カフェについてもう一つ。
ここに集う人達が同じ地域に住んでいるというのも大きいです。
回を重ねるごとに、お互いを知り新しい関係が生まれている。
これが一回限りだったらそうはならないでしょう。
店主という立場上参加者と話す機会も多いので、気がつくと
あの人とこの人を繋げるといいなと紹介していたり。
こういうことが個人店である火星の庭でやっている意味なのかなと思います。
身近なところにある、いることを大事にしていきたいです。
何より安保カフェができるのは、地元の先生方の尽力があってこそ。
1月の回は正直、真冬だし参加者が減るんじゃないかと思っていましたが、
超満員。初めての参加者も多かったです。
まだ参加したことがないけれど興味があるという方、
お気軽にのぞいてみてください。聞くだけでもOK。
発言を強要されたりしませんので(笑)。
ご参加のみなさん、
石川先生はじめ被災三県大学教員有志の会の先生方、
ありがとうございました。
★クリックで次の回(第5回)のお知らせを表示します★
【リンク】
安保関連法案に反対する被災三県大学教員有志の会
http://antisrbtohoku.wix.com/manifesto
book cafe 火星の庭
〒980-0014 仙台市青葉区本町1-14-30 ラポール錦町1F
tel 022-716-5335
E-mail kasei@cafe.email.ne.jp
URL http://kaseinoniwa.com
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