東日本大震災の発生から約3年半となる2014年秋。
来年3月に仙台でひらかれる国連防災世界会議に向けた動きの一環で
『ふりかえる はなす すすめる プロジェクト』のプログラムの一つ
「いまとこれからについて考える」と題し、
火星の庭を会場として、2作品のリーディング上演を
2014年11月20日、21日の2日間に渡っておこないました。
上演の各回の後にはトークもおこないました。
2作品合わせて8ステージ、
どの回も大変好評いただき、全ての上演を終了いたしました。
記録として、下記に
開催前の告知と、初日終了後のご報告、
全体終了後のご報告を掲載しています。
【2014.11.14の庭番便り】から
『ふりかえる はなす すすめる プロジェクト』
☆プロジェクト全体の情報は↑こちら
☆その中で、火星の庭が会場となる『プログラムE』の情報は
↓こちら!
☆公式サイトはこちら→ http://gekito.jp/fhs/#sectionE
2015年3月に仙台で開催される国連防災世界会議に向け、
舞台芸術の視点から市民とアーティストが共に取り組む2ヶ月間。
そのプログラムの一つ
「いまとこれからについて考える」リーディング&トークが
11/20〜11/21火星の庭にて開催されます。
阪神淡路大震災よりもうじき20年、
東日本大震災からもうじき4年が過ぎようとしています。
そのような中、私たちは「これから」をどのように歩んで行くのか。
DIVEとARCTが共同で制作した、
大阪を拠点に活動する作家、演出家と
東北を拠点に活動する俳優陣による
リーディングパフォーマンスを通じて、
「距離」と「時間」に焦点を置きながら、
お互いの現状とこれからについての対話を行います。
「火星の庭を会場に選んだのは、震災のとき
民間のプチ避難所として機能していたから」と主催者より。
公演後はお客様、出演者、会場側とフランクに語る時間もあります。
おいしいお茶をご用意してお待ちしております。
入場料は500円(ドリンク代)です。
参加申し込み・問い合わせ先
せんだい演劇工房10- Box
電話022−782-7510
e-mail contact@gekito.jp
公式フライヤー PDFでご覧いただけます → http://gekito.jp/bousai.pdf
【こちらの記事もどうぞお読みください】
「舞台芸術家らの表現活動を
防災・復興に生かそうという劇都「仙台」からの発信」
第三回国連防災会議
http://www.bosai-sendai.jp/article/?c=100263
【2014.11.21の庭番便り】から
「いまとこれからについて考える」リーディング&トーク開催
来年3月に仙台でひらかれる国連防災世界会議に向けて、
この秋は舞台芸術から防災へのアプローチを試みる様々な企画が
おこなわれています。
そのプログラムの一つ「いまとこれからについて考える」では、
二つの演劇作品が上演されました。
二作品とも
阪神淡路大震災の後に関西の脚本家によって創られた作品を
関西から演出家を迎え、役を演じるのは仙台の俳優という顔合わせで
おこなわれました。
このプログラムの会場は、仙台市役所本庁舎一階ロビーと、火星の庭。
会場選びには、
東日本大震災に避難所となったところ、または今後なりうるところと
いうことで、火星の庭は、公ではないですが結果的に2011年3月11日
から3週間20数人が出入りする一時的な避難所になっていたことから
選ばれたそうです。
当店は狭い古本屋ですから、わずかなことしかできてないし、
これからもできないと思いますが、
演劇の方々の「表現になにができるのか」という真摯な態度は、
緊急時にまっさきに不要になるようなものを売って商売をしている身にも、
切実に感じるところがあり今回の実現になりました。
本日11/21(金)も公演があります。
14:00〜/「浅川町5丁目1番5号」
18:30〜/「宇宙人が攻めてくる話」「浅川町5丁目1番5号」
*開場は開演の15分前
*1作品30分
*入場料500円(ドリンク付き)
*申込み/せんだい演劇工房 10BOX 022-782-7510
http://gekito.jp/fhs/form.html
*会場/book cafe 火星の庭
一つ目の作品は、
「浅川町5丁目1番5号」
演出:樋口ミユ(PLANT M)/作:芳?洋子(糾〜あざない〜)
二人の姉弟が、亡くなった親戚一家と再会し対話するストーリー。
会話の一つ一つに今そこで話されているようなリアリティがありました。
脚本を書かれた芳崎さんの実体験をもとに創られたのだそうです。
悲しみというよりだれかを強く深く想い続けることの大きさが
見えるようでした。
二つ目は、
「宇宙人が攻めてくる話」
演出:福谷圭祐(匿名劇壇)/作:土橋淳志(A級MissingLink)
遠くに住む兄が帰省してきた。実家での家族の反応はさまざま。
世間ではUFOが襲来し宇宙人が攻めてくると騒々しい。
だれもが身に覚えのある屈託と
宇宙人という突飛な存在が照射し合って、
コミカルでありながら不思議な味わいを持った作品でした。
公演終了後は、
お客様、演出家、出演者、スタッフ、会場店主が一緒に語り合う時間が
もうけられました。
関西からいらしている演出家に、
お客様から阪神淡路大震災のときのこと、その後そして今、のことなど
質問が飛び交いました。
作品の感想を言うとおのずと震災の話になっていきます。
皆さん、予定時刻を過ぎてもまだまだ話し足りない感じでした。
3年半を過ぎた今、日常で震災の話をすることが少なくなってきていても、
心の中にはいつもあって蓋をあけるとたくさんでてくるのです。
今回上演した作品が、
阪神淡路大震災の後の約20年という時間を歩んできたんだと思うと、
演劇というものの特別な力を感じ、もう一度観たくなりました。
今日の午後と夜の回がありますので、
もしお時間がある方はご覧になりませんか。
1ドリンク代(¥500)にてご観覧いただけます。
ご来場お待ちしております。
【2014.11.22の庭番便り】から
東日本大震災から約3年半、
来年3月に仙台でひらかれる国連防災世界会議に向けた動きの一環で
『ふりかえる はなす すすめる プロジェクト』のプログラムの一つ
「いまとこれからについて考える」と題し、
火星の庭を会場として、2作品のリーディング上演を
11月20日、21日の2日間に渡っておこないました。
上演の2作品は、
「浅川町5丁目1番5号」
演出:樋口ミユ(PLANT M)/作:芳?洋子(糾〜あざない〜)
「宇宙人が攻めてくる話」
演出:福谷圭祐(匿名劇壇)/作:土橋淳志(A級MissingLink)
2作品合わせて8ステージ、
どの回も大変好評いただき、全ての上演を終了いたしました。
各ステージの後に行われたトークの様子。
全部ここに書き留めておきたいような
様々なお話が語られました。
ご来場いただいたみなさん、
演出の樋口さん、福谷さん、作者の芳?さん、土橋さん、
出演のみなさん、
プログラムマネージャーの小濱さんはじめ、主催団体ARCTのみなさん、
全ての関係者のみなさん、
本当にありがとうございました!
book cafe 火星の庭
〒980-0014 仙台市青葉区本町1-14-30 ラポール錦町1F
tel 022-716-5335 fax 022-716-5336
URL http://kaseinoniwa.com
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