2013年11月〜2014年1月
せんだいメディアテーク6階、「対話の可能性」展会場にて、
マゼラン、ターンアラウンド、火星の庭が合同で
古本の展示販売をおこないます。
「対話の可能性」は、
美術、映画、パフォーマンス、ファッション、セクシャリティー、哲学、
などジャンルを横断したさまざまな企画が
メディアテークの2階、6階、7階で、1月12日までおこなわれます。
http://www.smt.jp/dialogues/
まずは、メディアテーク館長の鷲田清一さんの言葉を。
(上記のリンクのページから『序』をクリックで表示されます。)
来週末には、鷲田清一氏と
ファッションブランド、アンリアレイジの森永邦彦さんのトーク
「からだ×ふく×せくしゅありてぃ」もひらかれます。
=== メディアテークサイトより引用 ===
森永邦彦×鷲田清一
「からだ×ふく×せくしゅありてぃ」
私たちの身体と服飾の関係を
今日的な目線から再考します。
気鋭のファッションブランドANREALAGE
(アンリアレイジ)を率いる森永邦彦と、
哲学者でメディアテーク館長の鷲田清一が、
各々の活動や事例を紹介しながら、
自己表現としての、または性の主張としての、
あるいは社会への提起としての
ファッションについて語り合います。
日時:11月17日(日)14:00〜16:00
会場:6階ギャラリー4200 「考えるテーブル」にて
参加:無料、先着順
(席数50ほど、他は立見になります。)
=== 引用ここまで ===
そして今展示の大きな目玉が、
ダムタイプ率いる故・古橋悌ニさんの作品上映です。
「LOVERS 永遠の恋人たち」は上映のための特設会場が作られ、
鑑賞というより体験といった方いいほど。
「LOVERS」関連資料、「S/N」の上映もあります。
また、「考えるテーブル」が6階に登場。
10回に渡ってさまざまなテーマで自由なディスカッションが開かれます。
さて。どうして古本市がこの会場で?と思われるかもしれません。
もともとメディアテークの学芸員Sさんよりマゼランさんへご提案いた
だいたことが発端。イベントの主旨をお聞きして、ぜひ古本を置かせて
いただきたいと思ったのでした。
古本市会場に掲示したステートメントで、
マゼラン店主の高熊さんが鮮やかに解説してくれています。
====== 高熊洋平さんの言葉を引用 ======
本は、対談ものに限らずどんなジャンルであれ、著者が何ものかに向
き合い、応答した成果にほかなりません。つまり、なべて「対話」のド
キュメントをなしています。本の数だけ「対話の可能性」も色々です。
テーマやアイデア、あるいはスタイル。本を追ううち、何かひとつでも
目に留まり、それが次なる「対話」の引き金になってくれることを願い
ます。
このことは、今回古本が並んでいることとも無関係ではありません。
時代を越えて売り買いされるたび、そのつど「対話」も、人知れず本に
乗って受け継がれているはずだからです。会場で販売される意味もそこ
にあると考えています。
ところが、じつは読書が「対話」にそぐうとは必ずしも限りません。
あまりに夢中になれば孤立してしまうし、絵本や小説の味わいはただ
浸ることしかできません。言葉にするなり、空々しくなってしまいま
す。無論、感想だけならお喋りのしようもありますが。
本は「対話」を促しこそすれ、他方で障碍になる恐れも秘めています。
「対話」を成立させたりそうでなかったり、その「可能性」の条件を、
まさに本が担っているのです。今回は、この「対話」の成立「可能性」
にも着目し、いっそう「対話」から逸れたり、成立を揺さぶるような
本も視野に入れました。
「対話」のすぐそばには、同じ本に根ざしながら、別の「可能性」が
常に潜んでいます。ただ、それが言葉にならない気づきだったり、意識
下の作用だったりするものだから、「対話」には及びようがないだけな
のです。それでもときには、例えば味わいなら、言葉の裏地をなして
「対話」に厚みをもたらしもします。こうした、俎上には挙がらず、
でも伏流し続けるものたちを掬えるのも、じっくり読み耽られる本なら
ではないかと思います。
(会場掲示のステートメントより)
====== 引用 ここまで ======
高熊さんから読書という行為への長年の信頼と熱を感じます。
可能性には不可能性が内在している。
読書とは不可能と可能の、またはどちらにも届きようがない
未然のなかにある無数の体験と言えるのかも。
なので「対話」に関わる古本をという依頼に対して、
どんな本がいいかと考えていった先に、
ジャンルや形式ではなくなりました。
並んだ古本は、単行本、図録、雑誌、文庫から絵本、漫画まで多様な本。
そうなるのは必然なのだと高熊さんの言葉を読んで納得がいきました。
いらっしゃる皆様にとって「対話」の一冊(複数冊でも!)を
見つけていただけたら幸いです。
普段の店舗では考えられない、贅沢な空間に本が置かれています。
冊数は1000冊以上。
備えられたソファに座ってゆっくり読書を愉しんでもいいですし、
窓側にはカフェテーブルが用意されてそちらでも。
ここは週末のみカフェになります。
入場は無料。
来年1月12日までおこなっていますので、お近くにいらしたときは、
あのガラス張りのエレベーターに乗って6階へと上がってください。
どうぞお待ちしています。
「対話の可能性」関連展示
【マゼラン、火星の庭 ターンアラウンドによる古本の展示販売】
会期:2013.11.7-2014.1.12
休館:2013.11.28/2013.12.29-2014.1.4
時間:10:00-19:00(12月中-20:00)
会場:smt6階 ギャラリー4200
会期中はちょくちょく補充しに会場に行きますので、
お気軽にお声かけください。
ご来場をお待ちしております。
【2013.12.28の庭番便り】
せんだいメディアテークで行われている
『対話の可能性』。
美術、映画、パフォーマンス、ファッション、
セクシャリティー、哲学、などジャンルを横断して、
展示、上映、対談といった多彩な企画が、
2ヶ月に渡りメディアテーク館内各所で行われる企画です。
全体のご紹介は、
せんだいメディアテークwebサイト内・『対話の可能性』特設ページ
にて、是非ご覧ください。↓
http://www.smt.jp/dialogues/
さて、その一環で、
6階のひとつのスペースを【対話の可能性 図書室】として
書籍のコーナーが作られ、
マゼラン、ターンアラウンド、火星の庭の3店が
書籍の出品を担当させていただいています。
書籍はすべてお買い求めいただけます。
↓クリックで拡大します
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おかげ様で大変好評いただいており、
ありがとうございます。
11月から1月の約2ヶ月という期間での企画ですが、
終了も近づいて参りました。
せんだいメディアテークは、
12月29日から1月4日まで閉館となりますので、
今年は、今日12月28日が最後。
年明けて1月5日から再開しまして、
1月12日が最終日となります。
・観覧時間は、10時から19時までです。
(12月中のみ20時まで。)
本は、頻繁に補充を行っております。
期間中、総入替は特に行いませんが、売れて減り、追加補充して
結果的にだいぶ入れ替わっております。
最後までお楽しみいただければ幸いです。
【2014.1.11の庭番便り】
昨年11月から開催して好評いただいております、
「対話の可能性」図書室が明日までとなりました。
(会場=せんだいメディアテーク 6F)
たくさんの方々にご来場いただき、ありがとうございました。
最後まで古本の補充をしていますので、
どうぞゆったりした空間のなか、古本市をお楽しみください。
今回は、
「対話の可能性」をテーマにした上映、展示企画の一つとして
古本市に出店させていただきました。
このような機会はめったにあることではないと思います。
企画者のメディアテークの学芸員さん、
毎日お店番をしてくださったスタッフの皆様、
古本市のとりまとめをしてくれたマゼラン・高熊さんに
あらためて感謝申し上げます!
古本がいろいろな空間に出かけて行く可能性を持っていることも
気づけたイベントでした。
これからも常識にとらわれないで、
古本がある場の可能性を探っていきたいと思います。
「対話の可能性」図書室 せんだいメディアテーク6階
2014年1月12日(日)まで。
(開館時間= 10:00〜19:00 )
【2014.1.13の庭番便り】
昨年11月から2ヶ月以上にわたって開催された「対話の可能性」が
昨日で終了いたしました。(会場=せんだいメディアテーク)
その一環『対話の可能性 図書室』では、
マゼラン、ターンアラウンド、火星の庭の3店が書籍を出品し
古本市のコーナーを作らせていただきました。
たくさんの方々にご来場いただき、ご好評いただきました。
思いのほか、思想、文学、民俗、美術のしっかりした本が売れたこと、
うれしいです。
ご来場、ご利用下さった皆様、ありがとうございました。
そして、企画者のメディアテークの学芸員さん、
毎日お店番をしてくださったスタッフの皆さん、
古本市のとりまとめをしてくれたマゼラン・高熊さんに
あらためて感謝申し上げます。
【関連リンク】
★せんだいメディアテーク http://www.smt.jp/
★『対話の可能性』特設サイト http://www.smt.jp/dialogues/
★書本&cafe magellan http://magellan.shop-pro.jp/
★ターンアラウンド http://turn-around.jp/
book cafe 火星の庭
〒980-0014 仙台市青葉区本町1-14-30 ラポール錦町1F
tel 022-716-5335 fax 022-716-5336
URL http://kaseinoniwa.com
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