2009年2月13日、『メモリアル・ナナオ・ナイト』行いました。
記録として、下記に
イベント前の告知と終了後のご報告を掲載しています。
『メモリアル・ナナオ・ナイト』
昨年の12/23日に亡くなったナナオサカキさんを偲びたいと思います。
2/13(金)火星の庭で閉店後に、生前のナナオさんの映像(98年3月仙台
での「ナナオサカキ・ポエトリーリーディング」ほか)を上映します。
ご一緒に観たい方、どうぞいらしてください。
yumboの澁谷さんが、ピアノ演奏もしてくれる事になりました!
2009年2月13日(金)20:00〜22:00くらい (入場無料、予約不要)
飲食のサービスはありません。ただ映像を流しているだけで、それぞ
れの方がナナオさんを追悼する時間を過ごしていただければと思います。
ナナオさんを知っている人も知らない人もお気軽にどうぞ。
ナナオさんの大きな存在を感じながら、楽しく過ごせたらと思います。
ナナオさんについて知りたい方は、こちら。
http://amanakuni.net/nanao/index.html
この朗読がほんとうに素晴らしい。
http://amanakuni.net/nanao/sound/yukinoumi.mp3
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こんばんは。火星の庭です。
ナナオ・サカキさんという大正生まれの詩人のことはご存知ですか?
メディアや文壇とは接触しないで生きていたため、知る人ぞ知る詩人で
す。(生前は3冊の詩集が発行されたのみ)
世界を放浪し生涯住所を転々とし、
スーケルが大きい、普遍的な詩を多くつくり、海外十数カ国で翻訳され
ています。ビートニク作家との交流もあって、アレン・ギンズバーグや
ゲーリー・スナイダーとも深い親交がありました。
縁があって1998年に仙台ではじめての朗読会をひらき、計3回ナナオさ
んのリーディングを主催しました。(火星の庭を開店する前に2回、火
星の庭で1回、2001年12月に。)
詩人という枠を超えて、存在自体が人に力を与える稀有な人です。
そして昨年の12/23日にナナオさんは85歳で亡くなりました。
2/13(金)火星の庭で閉店後に、偲ぶ会をひらきます。
生前のナナオさんの映像(98年3月仙台での「ナナオサカキ・ポエトリ
ーリーディング」ほか)を上映します。ご一緒に観たい方、どうぞいら
してください。
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という呼びかけのもと、30名以上の人が集まりました。友人がナナオ
さんの詩をイメージした手描きの絵を持ってきてくれ、会場に飾ってく
れました。今日は飲食のサービスはなし、司会も仕切りもなく、店内を
暗くしてスタート。スクリーンに写ったナナオさんとそれぞれが対面す
る。
上映したのは1998年と2001年のリーディング。独特のリズムのある朗
読が店内に響き渡りました。ナナオさんを知らない20代からよく知る50
代まで、ナナオさんらしい自由な空間になっていた。
2本目の上映の前にyumboの澁谷さんにピアノ演奏をしてもらった。
yumbo結成初ライブは1998年のナナオさんのリーディングの前座だった。
つぎつぎと即興演奏が繰り広げられる。その音はナナオさんへの問い
であり、返答のようで、私達はいつでもナナオさんと会話できるという
ことを教えてくれているようだった。
画面のなかでナナオさんが「僕は今度、歩いてユーラシア大陸を横断
したいと思ってます。3年あればできるでしょう。」と言っていた。誰
もがナナオさんのようには生きられない。
ナナオさんとは違う、ということを連発する澁谷さんに、「共通点は
なんですか?」とたずねると、「人間」と答えた。
そうすごく違う同じ人間。
日付が変わるころ終了。みんないい顔になっていた。ナナオさんから
のプレゼントのような夜だった。
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