《日時》6月26日(金) 16:00〜18:00
 《会場》市民活動シアター(「仙台市市民活動サポートセンター」地下)
 《内容》
  「貸本喫茶ちょうちょぼっこ」と
  「book cafe火星の庭」のつくり方を紹介。

   各地の「本とカフェ」のあるお店をスライドで見ながら、
      参加者が「わたしのブックカフェ」を構想します。

   「こんなブックカフェがあったらいいな」
   「こんなブックカフェをやりたいな」
      というアイディアを形にしてみましょう。

   ナビゲーターは、
     大阪「貸本喫茶ちょうちょぼっこ」福島杏子、
     仙台「book cafe 火星の庭」店主の前野久美子。

 《前売券》 2,000円



【 以下、終了後の『庭番便り』から 】

 

  6/26(金) 「私のブックカフェをつくろう」ブックカフェ講座

  
  2時間でブックカフェを構想する講座。
 案内役は大阪の貸本喫茶ちょうちょぼっこ・福島杏子さんと、
      仙台、book cafe 火星の庭・前野(私)の二人。
  
 参加者32名。県外の方もいらっしゃった。ほとんどが女性だが男性も
 数人参加。
  福島さんによるちょうちょぼっこの紹介からスタート。友人達4人の
 共同経営で、普段仕事をしながら週末だけオープンしていることなど話
 していく。オープン直後に発行した冊子「本箱」(本好き女性の目線で
 編集した関西の古本屋ガイド)の実物を回覧する。和綴じで1000部っ
 てすごすぎるよ。ファイルには今までおこなったイベントのDMも入っ
 ていて、数々の魅力的な企画を行っている。
  次に火星の庭の紹介。知っている方も多いので店のスタイルの要点
 だけを控えめにお話して、ほかのブックカフェの紹介にうつる。
  まず、大阪の Calo bookshop & cafe 。新刊書、古本、ミニコミ、
 ギャラリー、カフェがあいまるこれぞブックカフェ的なお店。本、カフ
 ェ、ギャラリーのどの分野もきっちりされていて、それぞれの欲求を充
 分満たしてくれる一店で三店分あるお店なのだ。続いて、千駄木にある
 ブックス&カフェ・ブーサンゴ。ヨーロッパのブックカフェのような素
 敵なお店。不忍ブックストリートの中心部にあり、一箱古本市に行った
 ときは必ず寄っている。ちょうど南陀楼綾繁さんが客席にいらしたので、
 前へ来ていただいてブーサンゴの紹介をしてもらった。次は経堂にある
 ロバロバカフェ。ブックカフェとうたってはないけれど、奥のミニコミ
 スペースは大充実。店内の壁をつかった展示企画もひんぱんで、フリー
 ペーパーを発行し、古本市も開催。お店は小さくとも人への間口はとて
 も広いお店。カロさんもロバロバさんもお一人でお店をやっている。こ
 れからお店をやろうという人には、参考になるでしょう。最後に番外編
 として古本酒場コクテイルをご紹介。仙台にはないタイプのお店を知っ
 てもらって、やる人それぞれでお店のタイプが変わること、何よりお店
 づくりは自由である、ことが伝わったらいいなぁ。
 caloさん、ブーサンゴさん、ロバロバさん、コクテイルさん、画像提供
 ・ご協力ありがとうございました!
  実際、お店づくりはハードルが高い。いろんな制限、条件が頭をもた
 げてくる。でもはじめる前は「どんなお店にしたいか」非現実的なとこ
 ろまで発想することがすごく大事な気がする。まだ現実の実務をしてい
 ないときにたっぷり夢想していたその理想が、途中くじけそうになる時
 に支えるのではないか。軌道に乗ったらあれをやりたい、うまくいった
 らああしよう、と思っていても軌道に乗った後に冒険するのはかえって
 むずかしい気がする。無制限な理想から引き算して現実化しくことを提
 案してみた。
       
  発展編として、福島さんが先月行ったイギリス古本の街、ヘイオンワ
 イのことを。福島さんにこの講座に出演依頼したときに、ちょうどイギ
 リスへ行く直前で、じゃヘイオンワイの写真とってきます。それはいい
 ね。と楽しみにしていた。
  古いお城が古本屋になっていたり、詩や絵本の専門店が石造りの洋館
 だったり、素敵すぎ。ロンドンから電車で3時間、そこからバスで1時間
 かかる田舎というから驚く。カフェや宿泊施設もたくさんあって、夢の
 街ですね。ここで、日本にも本の町ができそうですよ、と長野県高遠町
 の話をすこし。8月には「高遠ブックフェスティバル」も開かれるそう。
 
  質問タイムでは、厨房の施設費用、万引き防止について、開店資金な
 どかなり具体的な内容がでた。ちょうちょぼっこさんには4人でやって
 いて役割分担はどうしているか、など。この辺りのくわしいことは、何
 やらメンバーの大泉さんが詳細にメモをとっていて、後日まとめるとの
 ことなのでそちらでご覧いただけると思います。
  後半は、事前に配っていたワークシートに記入してもらい、それを集
 めてみんなで見た。シートの片側は質問事項に記入するかたち。もう一
 方は、店内のレイアウトを四角の枠に書込むのと、メニュー欄。みなさ
 んユニーク。店内に囲炉裏や暖炉のある人もいた。店名まで考えた人も
 いた。時間があったらコピーしたかったけど、次のイベントも迫ってい
 て断念、残念。2時間でおさまり、なかなか盛り上がりました。パート
 ナーが福島さんで楽しく、スムーズに進行できてありがたかったです。
  
  参加いただいた皆様、ありがとうございました。感想などお聞かせい
 ただければうれしいです。
  福島さん、遠いところまで来ていただいてありがとうございました。
 また楽しいことやりましょう。

   (今回も写真はBook! Book! Sendaiメンバー・佐藤正実さん)



 ★Book! Book! Sendai/杜の都を本の都にする会・これまでの活動

 ★Book! Book! Sendai/杜の都を本の都にする会 webサイト へ



 「杜の都を本の都にする会」
 〒980-0811 仙台市青葉区一番町4-1-3
          市民活動サポートセンター NO.52
 tel. 080-6039-8581  fax. 022-716-5336(火星の庭)
 e-mail. info@bookbooksendai.com
 web. http://www.bookbooksendai.com



 book cafe 火星の庭
 〒980-0014 仙台市青葉区本町1-14-30 ラポール錦町1F
 tel 022-716-5335  fax 022-716-5336
 E-mail  kasei@cafe.email.ne.jp
 URL  http://kaseinoniwa.com