2007.1.11〜2.4
 大好評いただき終了しました!
 記録として下記に、
 展示前の告知と展示中のご報告を掲載しています。



 
 「越冬」
 
2006年10月に発行にされたバッグアーティスト中林ういの最新作品集「SCENE」(文化出版局)の中の作品をセレクトして展示します。
 ういさんのバッグはスクエアの平面的なデザインで、その中にさまざまなシーンを刺繍やアップリケ、ステンシルなどの技法で描いたものです。何気ない風景なのですが、彼女独特の絵柄と、ていねいな手仕事で仕上げてあります。  
 
「Hot Coco」 
 
「Yellow-eyed Penguin」 
 
東京ではギャラリーや青山ブックセンター、京都では恵文社で展示されました。バッグといっても平面的で、壁面に展示して、絵のように鑑賞できる作品です。作品はすべて幅 22×25cmの本体に持ち手がついているバッグで、木のフレームに入れて展示の予定です。

「りんごのお告げ」

「バドミントン」

中林うい (なかばやし うい)
1975年東京生れ。
三姉妹の末っ子で、あいうえお順に名前がついているので「うい」となる。武蔵野美術大学卒業。1999年に手作りバッグのブランド「ui」をスタートさせて以来、ほのぼのとした日常のひとこまをモチーフとしたバッグを作り続けている。刺繍やアップリケ、型染めなどで仕上げたバッグは、季節ごとの展示会で人気を集める。バッグの本のほか、紙工作の本、エッセイ集を出版。雑誌などでも小物やイラストの制作、エッセイの執筆など幅広く活動中。
 
著書:「HAPPY SUNDAY」「Journey」「Paper×Paper」
                 (ともに文化出版局)
   「いろいろ月記」(PHP研究所)



2007.01.11の<庭番便り>
『中林ういさんのバッグ作品展はじまりました』  




今日から「中林ういバッグ作品展」がはじまりました。昨日、ういさんと文化出版局のういさんの本を担当されている小山内さんが搬入とセッティングにいらっしゃいました。壁に並んだバッグ18点、どれも細かいところまですべて手仕事で作られていて、見ていて溜め息がでます。実際の作品は、本よりも色が落ち着いていて、微かにグラデーションがあったり、想像以上の手間ひまがかかった作品であるとわかりました。いつもは買い物やお出かけでザックザックと使うトートバッグが行儀よく木のフレームに入っているのは、日常を大切にするういさんの気持ちが伝わってきて、心がほわんとします。
        
今日はオープン前からお客様が「待ってました!」という感じでぞくぞくご来店。仙台にも根強いファンがいますよ、ういさん、小山内さん。東京以外では、京都で展示しただけというこの機会をぜひお見逃しなく。      
画像は昨日の展示風景。初日の様子は、次回ご報告します。



2007.01.12の<庭番便り>
『中林ういバッグ作品展2日目 』



今日は初日ほどのにぎわいはなかったですが、たくさんの人が展示を見に来てくれました。寒いなかありがとうございました。感想ノートを置いていますが、たっぷりと書かれる方が多く驚いています。このノートは展示終了後ういさんにお渡ししますので。「見てきれいだとか、上手、とかだけじゃなくて、こころが動かされるんですよね。」とは、ういさんファンの友人の言葉。「こころが動く」ってアートの役割そのものじゃないかなー。3時間くらいいたお客様「ずっと見ていても飽きないんです。不思議ですね。」と。
      
 

初日にサインしていただいた本がすでに残りわずかになりました。次回入荷するものはサインはついていません。サイン入りがほしい方は、お急ぎを。サインなくてもいいや、という人はたっぷり注文しましたので、ゆっくりいらして下さい。
      
外は寒いですが、ういさんのおかげで暖かい空気が流れている火星の庭です。どうぞ温まりに来て下さい。お待ちしております。



2007.01.16の<庭番便り>
『中林ういさんの本が再入荷しました 』
  (その後売り切れとなったものもございますので
    ご了承下さい。)

すぐに売り切れてしまった「paper×paper」も入りました。こちらは紙工作の本で、カードに栞、封筒、絵はがきやぽち袋などが消しゴムはんこやプリントごっこを使った作り方つきで載っています。ういさんに聞いたところ、各項目のタイトルも消しゴムはんこで一つ一つ作ったそうです。さらに作り方に載っている図案も手描き!という手の凝りようには、毎度ながら頭が下がります。「なかなかそんな作家さんはいないわよ」とは担当編集者の小山内さんの言葉。ぜひ手にとってご覧下さいませ。

今回の展示のタイトルにもなった「scene」は、いままでのういさんが作ったバッグの集大成。作り方は載っていませんが、その分、作品が整然と並んでいて、画集のような美しい本です。これを見ると、ういさんのバッグが作品性と物語性に溢れたアートであることがわかります。ファンとしては「トートバッグ?女の子雑貨ね」と先入観を持たれることを危惧しちゃうんだけど、余計なお世話かもしれない。もっともご本人は、「雑貨」「手芸」「アート」のどれに括られても気にしてないのだろう、と思います。「作りたいものを作っているだけ」、そんな柔らかい姿勢が多くの人に届くのだと思います。しかも半端でない集中力と根気をもって。見習うところの多いういさんとの出会いでした。
         
他にも第一作品集「HAPPY SUNDAY」と「JOURNEY」も入荷しています。




book cafe 火星の庭

〒980-0014 仙台市青葉区本町1-14-30 ラポール錦町1F
tel 022-716-5335 fax 022-716-5336
OPEN/11:00〜19:00 定休日/毎週火曜・水曜
E-mail kasei@cafe.email.ne.jp  URL  http://kaseinoniwa.com